イベント・クオリファイアによる税務処理基準の評価例

税務処理基準クオリファイアを使用すると、特定の税務処理基準をイベントまたは地理に制限または適用しやすくなります。イベント区分クオリファイアは、税務処理基準の評価順序に直接影響します。

シナリオ

次の表では、5つの税務処理基準、A、B、C、DおよびEについて、イベント・クオリファイアとルール順序がある場合とない場合、および評価順序の結果を考慮しています。

税務処理基準

通常イベント適格

税金イベント適格

ルール順序

評価順序

A

はい

いいえ

100

2

B

はい

いいえ

50

1

C

いいえ

いいえ

10

5

D

いいえ

はい

20

3

E

いいえ

はい

30

4

ルールBは、通常イベント・ルール・クオリファイアがある最も優先度が高いルールであるため、最初に評価されます。ルールAは、通常イベント・ルール・クオリファイアがある他の唯一の税務処理基準であるため、2番目の評価順序になります。ルールDは、税金イベント・ルール・クオリファイアがある最も優先度が高いルールであるため3番目の評価順序になり、ルールEは税金イベント・ルール・クオリファイアがある他の唯一の税務処理基準であるため、その次の順番になります。最後に、イベント・ルール・クオリファイアがないルールCが評価されます。

通常イベントまたは税金イベントのルール・クオリファイアを使用すると、税金決定プロセスが税務処理基準を処理する方法が変わります。通常イベントでも税金イベントベースでも、イベント区分で適格とされた税務処理基準が最初に評価され、税金イベント・クオリファイアで適格とされた税務処理基準、またはイベント区分以外で適格とされた優先度が高い税務処理基準よりも優先されます。

ルールAとルールCの2つのルールがあり、それぞれの優先度が100と10であるとします。ルールは、トランザクション明細詳細と照合される条件セットに関連付けられています。ルールAには、条件を満足する通常イベント区分クオリファイアがあり、ルールCにはイベント区分クオリファイアがありません。ルールAの優先度がルールCより低い場合でも、ルールの優先順序に関係なく、ルールAが最初に処理および使用されます。