3.1.2 サーバーのクラスタでのGG for DAAの実行

使用するクラスタ・マネージャ・ソフトウェアを構成し、次の条件が満たされるようにします。
  • Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)を実行しているアクティブ・ノードが1つのみ存在すること。コンピュート・ノードの停止をクラスタ・マネージャが検出し、別のノードをアクティブ化できることを想定しています。
  • 共有ファイル・システムにGG for DAAをインストールし、高可用性(HA)構成に関与するすべてのノードで、同じ場所にその共有ファイル・システムがマウントされるようにします。Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)のインストールの詳細は、「Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analyticsのインストール」を参照してください。状態ファイルのほとんど(次のポイントで説明されている、入力および出力の証跡ファイル、構成ファイルおよびチェックポイント・ファイルなど)が、Oracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)インストールのサブディレクトリに格納されます。GG for DAAのインストール・ディレクトリが、すべての管理対象ノードで同一になるようにします。これは、管理者が、エントリ・ポイント・スクリプトの正確なコンテンツを利用して、そのワークフローの一部としてGG for DAAを起動し新しいアクティブ・ノードを生成するために役立ちます。エントリ・ポイント・スクリプトのコンテンツの例としては、Oracle GoldenGateマネージャ・プロセスを起動するコマンドがあります。
  • Oracle GoldenGateアーティファクトはすべてのノードからアクセス可能な1つ以上の共有ファイル・システムまたはボリュームに格納されます。これらのファイルの詳細は、「Microservices Architectureのディレクトリおよび変数」を参照してください:
    • 入力および出力の証跡ファイル: 通常、これらのファイルはgg_install_dir/dirdatディレクトリに格納されています。gg_install_dirはOracle GoldenGateのインストール・ディレクトリ(WindowsではC:/ggs、UNIXでは/home/user/ggsなど)です。これらのファイルは構成可能です。
    • 構成ファイル: 構成ファイルは、gg_install_dir/dirprmディレクトリに格納されています。
    • チェックポイント・ファイル: これらのファイルは、gg_install_dir/dirchkディレクトリなどの内部サブディレクトリに格納されています。
    • ファイル・ライター・ハンドラ、ADWまたはRedshift統合など、ファイル・ライター機能を使用する場合、ファイル・ライターの出力ファイルと状態ファイルは共有ボリューム上に存在している必要があります。
ハンドラのクラスタ高可用性の構成の詳細は、「クラスタの高可用性の構成」を参照してください。