E Zero Downtime Migration物理移行レスポンス・ファイル・パラメータのリファレンス

次の各トピックでは、物理移行で使用されるZero Downtime Migrationレスポンス・ファイル・パラメータについて説明します。

E.1 BACKUP_PATH

BACKUP_PATHは、移行バックアップ・タイプに対してソースおよびターゲットでアクセス可能な有効なパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

BACKUP_PATH = {STORAGEPATH | EXTBACKUP}

デフォルト値

デフォルト値はありません。

値の範囲

STORAGEPATH - NFSのバックアップの場所

EXTBACKUP - 外部のバックアップの場所

その他の移行バックアップ・タイプの場合は、このパラメータ値を空白のままにします

E.2 DATA_TRANSFER_MEDIUM

DATA_TRANSFER_MEDIUMでソース・データベースのバックアップに使用するメディアを指定するか、直接データ転送方法を指定できます。

プロパティ 説明

構文

DATA_TRANSFER_MEDIUM = {OSS | EXTBACKUP | ZDLRA | NFS | DIRECT}

デフォルト値

OSS

値の範囲

  • OSS - MIGRATION_METHOD=ONLINE_PHYSICALの場合、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)仮想マシンまたはベア・メタル、Exadata Cloud Service (EXACS)およびExadata Cloud at Customer (EXACC)でサポートされている、スタンバイ初期化にOSSを使用するOracle Data Guard

    MIGRATION_METHOD=OFFLINE_PHYSICALの場合、OSSを指定すると、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)仮想マシンまたはベア・メタル、Exadata Cloud Service (EXACS)およびExadata Cloud at Customer (EXACC)でサポートされ、ソースとターゲットの間のSQL*Net接続を必要としない、OSSを介したバックアップおよびリストアを使用する移行が実行されます

  • EXTBACKUP - Exadata Cloud at Customer (EXACC)でサポートされている、外部の場所に既存のバックアップがあるOracle Data Guard
  • ZDLRA - Exadata Cloud at Customer (EXACC)でサポートされている、スタンバイ初期化にZDLRAを使用するOracle Data Guard
  • NFS - MIGRATION_METHOD=ONLINE_PHYSICALの場合、Exadata Cloud at Customer (EXACC)でサポートされている、NFSなどのバックアップ場所を使用するOracle Data Guard

    MIGRATION_METHOD=OFFLINE_PHYSICALの場合、NFSを指定すると、Exadata Cloud at Customer (EXACC)でサポートされ、ソースとターゲットの間のSQL*Net接続を必要としない、NFSを介したバックアップおよびリストアを使用する移行が実行されます

  • DIRECT - ソースからターゲットにデータを直接転送するための、RMANのアクティブなデータベースの複製またはサービスからのリストア。この転送方法では、ZDM_RMAN_DIRECT_METHODおよびZDM_SRC_DB_RESTORE_SERVICE_NAMEパラメータも使用されます。

    物理移行での直接データ転送の使用の詳細は、直接データ転送のサポートおよび物理移行パラメータの設定を参照してください

E.3 DATAPATCH_WITH_ONE_INSTANCE_RUNNING

DATAPATCH_WITH_ONE_INSTANCE_RUNNINGは、datapatchユーティリティの実行時に、ターゲット・データベース・サーバーで実行されているインスタンスを除き、すべてのインスタンスを停止するかどうかを指定します。datapatchが完了すると、停止したインスタンスがすべて起動されます。

プロパティ 説明

構文

DATAPATCH_WITH_ONE_INSTANCE_RUNNING ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - datapatchユーティリティの実行時に、ターゲット・データベース・サーバーで実行されているインスタンスを除き、すべてのインスタンスを停止します。

FALSE - datapatchユーティリティの実行時に、ターゲット・データベース・サーバーで実行されているインスタンスを除き、すべてのインスタンスを停止しません。

E.4 HOST

HOSTは、Oracle Cloud Object Storageにアクセスするためのクラウド・ストレージのRESTエンドポイントURLを指定します。

プロパティ 説明

構文

HOST = rest_endpoint_url

デフォルト値

デフォルト値はありません。

値の範囲

Oracle Cloud Infrastructureストレージの場合、一般的な値の形式は次のとおりです

https://swiftobjectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/v1/ObjectStorageNamespace

Oracle Cloud Infrastructure Classicストレージの場合、一般的な値の形式は次のとおりです

https://acme.storage.oraclecloud.com/v1/Storage-tenancy name

使用上のノート

Oracle Cloud Object Storageにアクセスするには、HOSTパラメータとOPC_CONTAINERパラメータの両方を設定する必要があります。

E.5 MAX_DATAPATCH_DURATION_MINS

MAX_DATAPATCH_DURATION_MINSは、datapatchユーティリティの完了に失敗した場合に操作が停止するまでのタイムアウト値を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

MAX_DATAPATCH_DURATION_MINS = minutes

デフォルト値

デフォルト値はありません。デフォルトでは、Zero Downtime Migrationはdatapatchが完了するまで待機します。

E.6 MIGRATION_METHOD

MIGRATION_METHODは、移行でOracle Data Guard (オンライン)とバックアップおよびリストア(オフライン)のどちらを使用するかを指定します。

プロパティ 説明

構文

MIGRATION_METHOD = {ONLINE_PHYSICAL | OFFLINE_PHYSICAL}

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ONLINE_PHYSICALは、Data Guardスイッチオーバー移行方法を使用します

OFFLINE_PHYSICALは、バックアップおよびリストアのデータベース移行方法を使用します

E.7 NONCDBTOPDB_CONVERSION

NONCDBTOPDB_CONVERSIONは、ソース・データベースを非CDBからPDBに変換するか、または変換をスキップするかを示します。

プロパティ 説明

構文

NONCDBTOPDB_CONVERSION = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUEは変換を実行します

FALSEは変換を実行しません

E.8 NONCDBTOPDB_SWITCHOVER

Data Guardスイッチオーバーを使用した物理移行の場合、NONCDBTOPDB_SWITCHOVERは、非CDBからPDBへの変換を有効にした移行ジョブ中にスイッチオーバー操作が実行されるかどうかを示します。

プロパティ 説明

構文

NONCDBTOPDB_SWITCHOVER = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

TRUE

値の範囲

TRUEはスイッチオーバーを実行します

FALSEはスイッチオーバーを実行しません

E.9 OPC_CONTAINER

OPC_CONTAINERは、Object Storageバケット(Oracle Cloud Infrastructure Classicではコンテナと呼ばれる)を指定し、Oracle Cloud Object Storageにアクセスするように設定されます。

プロパティ 説明

構文

OPC_CONTAINER = bucket

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Oracle Cloud Object Storageにアクセスするには、HOSTパラメータとOPC_CONTAINERパラメータの両方を設定する必要があります。

バケットは、Oracle Cloud Infrastructure Classicストレージではコンテナとも呼ばれます。

E.10 FLASHBACK_ON

FLASHBACK_ONにより、移行後フェーズの間にターゲット・データベースでフラッシュバックを有効または無効にすることを指定します。

プロパティ 説明

構文

FLASHBACK_ON = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

デフォルト値はありません。

値の範囲
  • TRUE = FLASHBACK_ONを有効にします
  • FALSE = FLASHBACK_ONを無効にします。
必須

いいえ

再開時に変更可能

はい

FLASHBACK_ONパラメータの値を設定しない場合は、移行後に、ソース・データベースのフラッシュバック・ステータスがターゲット・データベースでも維持されます。

E.11 PLATFORM_TYPE

PLATFORM_TYPEは、ターゲット・データベース・プラットフォームを指定します。

プロパティ 説明

構文

PLATFORM_TYPE = {VMDB | EXACS | EXACC | NON_CLOUD}

デフォルト値

VMDB

値の範囲

VMDB - ターゲット・プラットフォームがOracle Cloud Infrastructure (OCI)仮想マシンまたはベア・メタルであることを示します

EXACS - ターゲット・プラットフォームがExadata Cloud Serviceであることを示します

EXACC - ターゲット・プラットフォームがExadata Cloud at Customerであることを示します

NON_CLOUD - ターゲットがオンプレミス環境であることを示します

E.12 SHUTDOWN_SRC

SHUTDOWN_SRCは、移行の完了後にソース・データベースを停止するかどうかを指定します。

プロパティ 説明

構文

SHUTDOWN_SRC ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - 移行の完了後にソース・データベースを停止します。

FALSE - 移行の完了後にソース・データベースを停止しません。

E.13 SKIP_FALLBACK

SKIP_FALLBACKは、REDOログをプライマリ(ターゲット)データベースからスタンバイ(ソース)データベースに任意に、あるいはターゲット・データベース・サーバーとソース・データベース・サーバー間に接続がないために送信するかどうかを指定します。

プロパティ 説明

構文

SKIP_FALLBACK = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - REDOログをプライマリ(ターゲット)データベースからスタンバイ(ソース)データベースに送信しません。

FALSE - REDOログをプライマリ(ターゲット)データベースからスタンバイ(ソース)データベースに送信します。

E.14 SKIP_SRC_SERVICE_RETENTION

SKIP_SRC_SERVICE_RETENTIONは、ソース・データベース・サービスを保持してターゲット・データベースで実行するかどうかを指定します。このパラメータは、MIGRATION_METHOD=OFFLINE_PHYSICALにのみ有効です。

プロパティ 説明

構文

SKIP_SRC_SERVICE_RETENTION ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - ソース・データベース・サービスを保持しません。

FALSE - ソース・データベース・サービスを保持します。

E.15 SRC_BASTION_HOST_IP

SRC_BASTION_HOST_IPは、要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合に、要塞ホストのIPアドレスを指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_BASTION_HOST_IP = IP_address

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルには要塞ホストIPアドレス・パラメータSRC_BASTION_HOST_IPおよびソース・データベース・ホストIPアドレス・パラメータSRC_HOST_IPの値が必要です。

デフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを要塞ホスト接続に設定します。

SRC_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_USER - 要塞ホストのソース・ユーザーは、ソースzdmauthプラグインに指定したユーザーがソース要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはソースzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ソースzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.16 SRC_BASTION_IDENTITY_FILE

SRC_BASTION_IDENTITY_FILEは、指定されたユーザーとして要塞ホストにアクセスするアイデンティティ・ファイルを指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_BASTION_IDENTITY_FILE = identity_file

デフォルト値

指定しない場合、値は、ソースzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

使用上のノート

要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルには要塞ホストIPアドレス・パラメータSRC_BASTION_HOST_IPおよびソース・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータSRC_HOST_IPの値が必要です。

デフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを要塞ホスト接続に設定します。

SRC_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_USER - 要塞ホストのソース・ユーザーは、ソースzdmauthプラグインに指定したユーザーがソース要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはソースzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ソースzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.17 SRC_BASTION_PORT

SRC_BASTION_PORTは、要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合に、要塞ホストのポート番号を指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_BASTION_PORT = port_number

デフォルト値

22

使用上のノート

要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルには要塞ホストIPアドレス・パラメータSRC_BASTION_HOST_IPおよびソース・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータSRC_HOST_IPの値が必要です。

デフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを要塞ホスト接続に設定します。

SRC_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_USER - 要塞ホストのソース・ユーザーは、ソースzdmauthプラグインに指定したユーザーがソース要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはソースzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ソースzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.18 SRC_BASTION_USER

SRC_BASTION_USERは、要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合に、要塞ユーザーを指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_BASTION_USER = bastion_user

デフォルト値

パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはソースzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

使用上のノート

要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルには要塞ホストIPアドレス・パラメータSRC_BASTION_HOST_IPおよびソース・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータSRC_HOST_IPの値が必要です。

デフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを要塞ホスト接続に設定します。

SRC_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_USER - 要塞ホストのソース・ユーザーは、ソースzdmauthプラグインに指定したユーザーがソース要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはソースzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ソースzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.19 SRC_CONFIG_LOCATION

SRC_CONFIG_LOCATIONは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト(Zero Downtime Migrationサービスが実行されているホスト)上のSSH構成ファイルの場所を指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_CONFIG_LOCATION = SSH_config_file_path

デフォルト値

User_home/.ssh/config

使用上のノート

SRC_CONFIG_LOCATIONを、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上のSSH構成ファイルの場所のフルパス(/home/crsuser/.ssh/configなど)に設定します。

E.20 SRC_DB_LISTENER_PORT

SRC_DB_LISTENER_PORTは、ソース・データベースのリスナー・ポートを示します。ソース・データベースが1521以外の非デフォルトSCANリスナー・ポートで構成されたスタンドアロン・データベース(Grid Infrastructure以外)である場合、このプロパティを設定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_DB_LISTENER_PORT = listener_port_number

デフォルト値

1521

E.21 SRC_HOST_IP

SRC_HOST_IPは、要塞ホストからソース・データベース・ホストに接続するために使用するIPを指定します。このIPはZDMホストからアクセスできません。要塞ホストからアクセス可能であることが想定されています。

プロパティ 説明

構文

SRC_HOST_IP = IP_address

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

要塞ホストを使用してソース・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルには要塞ホストIPアドレス・パラメータSRC_BASTION_HOST_IPおよびソース・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータSRC_HOST_IPの値が必要です。

デフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを要塞ホスト接続に設定します。

SRC_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_USER - 要塞ホストのソース・ユーザーは、ソースzdmauthプラグインに指定したユーザーがソース要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはソースzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

SRC_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ソースzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.22 SRC_HTTP_PROXY_PORT

SRC_HTTP_PROXY_PORTは、SSH接続でプロキシを使用して接続する必要がある場合に、ソース・データベース・サーバーのHTTPSプロキシ・ポート番号を指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_HTTP_PROXY_PORT = https_proxy_port_number

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.23 SRC_HTTP_PROXY_URL

SRC_HTTP_PROXY_URLは、SSH接続でプロキシを使用して接続する必要がある場合に、ソース・データベース・サーバーのHTTPSプロキシURLを指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_HTTP_PROXY_URL = https_proxy_url

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.24 SRC_OSS_PROXY_HOST

SRC_OSS_PROXY_HOSTは、Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合に、ソース・データベース・サーバーのObject Storage Serviceプロキシ・ホストを指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_OSS_PROXY_HOST = oss_proxy_host

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合は、SRC_OSS_PROXY_HOSTパラメータとSRC_OSS_PROXY_PORTパラメータの両方を設定します。

E.25 SRC_OSS_PROXY_PORT

SRC_OSS_PROXY_PORTは、Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合に、ソース・データベース・サーバーのObject Storage Serviceプロキシ・ポート番号を指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_OSS_PROXY_PORT = oss_proxy_port_number

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合は、SRC_OSS_PROXY_HOSTパラメータとSRC_OSS_PROXY_PORTパラメータの両方を設定します。

E.26 SRC_RMAN_CHANNELS

SRC_RMAN_CHANNELSは、RMANバックアップを実行するためにソース・データベース・サーバーで割り当てられるRMANチャネルの数を指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_RMAN_CHANNELS = number_of_channels

デフォルト値

10

E.27 SRC_SSH_RETRY_TIMEOUT

SRC_SSH_RETRY_TIMEOUTは、最初の接続失敗後にZero Downtime MigrationがSSH接続の試行を停止するまでのタイムアウト値を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_SSH_RETRY_TIMEOUT = number_of_minutes

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.28 SRC_TIMEZONE

SRC_TIMEZONEは、ソース・データベース・サーバーのタイムゾーンを指定します。これは、Grid Infrastructureが構成されていない単一インスタンス・ソース・データベースに必要です。

プロパティ 説明

構文

SRC_TIMEZONE = source_db_time_zone

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.29 SRC_ZDLRA_WALLET_LOC

SRC_ZDLRA_WALLET_LOCは、ソース・データベース・サーバー上のZero Data Loss Recovery Applianceウォレットのパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

SRC_ZDLRA_WALLET_LOC = source_zdlra_wallet_location

場所の所定の形式は、/u02/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_3/dbs/zdlraです

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Data Loss Recovery Applianceを移行バックアップ媒体として使用する場合は、次のパラメータを設定する必要があります。

SRC_ZDLRA_WALLET_LOC

TGT_ZDLRA_WALLET_LOC

ZDLRA_CRED_ALIAS

E.30 TGT_BASTION_HOST_IP

TGT_BASTION_HOST_IPは、要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合に、要塞ホストのIPアドレスを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_BASTION_HOST_IP = bastion_ip_address

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルで、要塞ホストIPアドレス・パラメータTGT_BASTION_HOST_IPおよびターゲット・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータTGT_HOST_IPの値を構成する必要があります。

残りの要塞接続パラメータにデフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを設定して要塞ホスト接続を構成します。

TGT_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_USER - 要塞ホストのターゲット・ユーザーは、ターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーがターゲット要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ターゲットzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.31 TGT_BASTION_IDENTITY_FILE

TGT_BASTION_IDENTITY_FILEは、指定されたユーザーとして要塞ホストにアクセスするアイデンティティ・ファイルを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_BASTION_IDENTITY_FILE = identity_file

デフォルト値

指定しない場合、値は、ターゲットzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

使用上のノート

要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルで、要塞ホストIPアドレス・パラメータTGT_BASTION_HOST_IPおよびターゲット・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータTGT_HOST_IPの値を構成する必要があります。

残りの要塞接続パラメータにデフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを設定して要塞ホスト接続を構成します。

TGT_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_USER - 要塞ホストのターゲット・ユーザーは、ターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーがターゲット要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ターゲットzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.32 TGT_BASTION_PORT

TGT_BASTION_PORTは、要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合に、要塞ホストのポート番号を指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_BASTION_PORT = port_number

デフォルト値

22

使用上のノート

要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルで、要塞ホストIPアドレス・パラメータTGT_BASTION_HOST_IPおよびターゲット・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータTGT_HOST_IPの値を構成する必要があります。

残りの要塞接続パラメータにデフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを設定して要塞ホスト接続を構成します。

TGT_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_USER - 要塞ホストのターゲット・ユーザーは、ターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーがターゲット要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ターゲットzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.33 TGT_BASTION_USER

TGT_BASTION_USERは、要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合に、要塞ユーザーを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_BASTION_USER = bastion_user

デフォルト値

パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

使用上のノート

要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルで、要塞ホストIPアドレス・パラメータTGT_BASTION_HOST_IPおよびターゲット・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータTGT_HOST_IPの値を構成する必要があります。

残りの要塞接続パラメータにデフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを設定して要塞ホスト接続を構成します。

TGT_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_USER - 要塞ホストのターゲット・ユーザーは、ターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーがターゲット要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ターゲットzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.34 TGT_CONFIG_LOCATION

TGT_CONFIG_LOCATIONは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト(Zero Downtime Migrationサービスが実行されているホスト)上のSSH構成ファイルの場所を指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_CONFIG_LOCATION = SSH_config_file_path

デフォルト値

User_home/.ssh/config

使用上のノート

TGT_CONFIG_LOCATIONを、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上のSSH構成ファイルの場所のフルパス(/home/crsuser/.ssh/configなど)に設定します。

E.35 TGT_DATAACFS

TGT_DATAACFSは、ターゲット・データベース上のデータ・ファイルのACFSボリューム(data)の場所を指定します。Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合にのみ使用します。

プロパティ 説明

構文

TGT_DATAACFS = data_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Downtime Migrationでは、指定したターゲット・データベースからASMおよびACFSのdataredoおよびrecoの各ストレージ・ボリュームの場所が検出されるので、これらのターゲット・データベース・ストレージ・プロパティはオプションになります。

Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合は、次のパラメータを設定できます。たとえば、TGT_DATADG=+DATAC3です

ASMでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATADG

TGT_REDODG

TGT_RECODG

ACFSでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATAACFS

TGT_REDOACFS

TGT_RECOACFS

E.36 TGT_DATADG

TGT_DATADGは、ターゲット・データベース上のデータ・ファイルのASMディスク・グループ(data)の場所を指定します。Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合にのみ使用します。

プロパティ 説明

構文

TGT_DATADG = data_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Downtime Migrationでは、指定したターゲット・データベースからASMおよびACFSのdataredoおよびrecoの各ストレージ・ボリュームの場所が検出されるので、これらのターゲット・データベース・ストレージ・プロパティはオプションになります。

Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合は、次のパラメータを設定できます。たとえば、TGT_DATADG=+DATAC3です

ASMでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATADG

TGT_REDODG

TGT_RECODG

ACFSでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATAACFS

TGT_REDOACFS

TGT_RECOACFS

E.37 TGT_DB_UNIQUE_NAME

TGT_DB_UNIQUE_NAMEは、Zero Downtime Migrationでターゲット・データベースを識別するために使用されます。

プロパティ 説明

構文

TGT_DB_UNIQUE_NAME = value of target database DB_UNIQUE_NAME

デフォルト値

使用上のノート

TGT_DB_UNIQUE_NAMEをターゲット・データベースのDB_UNIQUE_NAME値に設定します。

ターゲット・データベースがOracle Cloud Infrastructure、Oracle Exadata Database Service on Dedicated InfrastructureまたはOracle Exadata Database Service on Cloud@Customerの場合、Oracle Data Guardがターゲットをソース・データベースとは異なるデータベースとして識別できるように、ターゲット・データベースのDB_UNIQUE_NAMEパラメータ値は一意である必要があります。

E.38 TGT_HOST_IP

TGT_HOST_IPは、要塞ホストからターゲット・データベース・ホストへの接続に使用するIPを指定します。このIPはZDMホストからアクセスできません。要塞ホストからアクセス可能であることが想定されています。

プロパティ 説明

構文

TGT_HOST_IP = IP_address

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

要塞ホストを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する場合、Zero Downtime Migrationレスポンス・ファイルで、要塞ホストIPアドレス・パラメータTGT_BASTION_HOST_IPおよびターゲット・データベース・サーバーIPアドレス・パラメータTGT_HOST_IPの値を構成する必要があります。

残りの要塞接続パラメータにデフォルト値を使用しない場合は、次のパラメータを設定して要塞ホスト接続を構成します。

TGT_BASTION_PORT - 指定しない場合、ポート番号は22にデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_USER - 要塞ホストのターゲット・ユーザーは、ターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーがターゲット要塞ホストのユーザーと異なる場合にのみ必要です。パラメータを指定しない場合、要塞ユーザーはターゲットzdmauthプラグインに指定したユーザーにデフォルト設定されます。

TGT_BASTION_IDENTITY_FILE - 指定しない場合、値は、ターゲットzdmauthプラグインのidentity_file引数に指定した値にデフォルト設定されます。

E.39 TGT_HTTP_PROXY_PORT

TGT_HTTP_PROXY_PORTは、SSH接続でターゲット・データベース・サーバーへの接続にプロキシを使用する必要がある場合にHTTPSプロキシ・ポートを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_HTTP_PROXY_PORT = https_proxy_port_number

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

SSH接続でHTTPSプロキシを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する必要がある場合は、TGT_HTTP_PROXY_URLパラメータとTGT_HTTP_PROXY_PORTパラメータの両方を設定します。

E.40 TGT_HTTP_PROXY_URL

TGT_HTTP_PROXY_URLは、SSH接続でターゲット・データベース・サーバーへの接続にプロキシを使用する必要がある場合にHTTPSプロキシURLを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_HTTP_PROXY_URL = https_proxy_url

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

SSH接続でHTTPSプロキシを使用してターゲット・データベース・サーバーに接続する必要がある場合は、TGT_HTTP_PROXY_URLパラメータとTGT_HTTP_PROXY_PORTパラメータの両方を設定します。

E.41 TGT_OSS_PROXY_HOST

TGT_OSS_PROXY_HOSTは、Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合に、ターゲット・データベース・サーバーのObject Storage Serviceプロキシ・ホストを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_OSS_PROXY_HOST = oss_proxy_host

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合は、TGT_OSS_PROXY_HOSTパラメータとTGT_OSS_PROXY_PORTパラメータの両方を設定します。

E.42 TGT_OSS_PROXY_PORT

TGT_OSS_PROXY_PORTは、Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合に、ターゲット・データベース・サーバーのObject Storage Serviceプロキシ・ポート番号を指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_OSS_PROXY_PORT = oss_proxy_port_number

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Object Storeへの接続にプロキシが必要な場合は、TGT_OSS_PROXY_HOSTパラメータとTGT_OSS_PROXY_PORTパラメータの両方を設定します。

E.43 TGT_RECOACFS

TGT_RECOACFSは、ターゲット・データベース上の高速リカバリ領域のACFSボリューム(reco)の場所を指定します。Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合にのみ使用します。

プロパティ 説明

構文

TGT_RECOACFS = reco_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Downtime Migrationでは、指定したターゲット・データベースからASMおよびACFSのdataredoおよびrecoの各ストレージ・ボリュームの場所が検出されるので、これらのターゲット・データベース・ストレージ・プロパティはオプションになります。

Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合は、次のパラメータを設定できます。たとえば、TGT_DATADG=+DATAC3です

ASMでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATADG

TGT_REDODG

TGT_RECODG

ACFSでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATAACFS

TGT_REDOACFS

TGT_RECOACFS

E.44 TGT_RECODG

TGT_RECODGは、ターゲット・データベース上の高速リカバリ領域のASMディスク・グループ(reco)の場所を指定します。Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合にのみ使用します。

プロパティ 説明

構文

TGT_RECODG = reco_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Downtime Migrationでは、指定したターゲット・データベースからASMおよびACFSのdataredoおよびrecoの各ストレージ・ボリュームの場所が検出されるので、これらのターゲット・データベース・ストレージ・プロパティはオプションになります。

Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合は、次のパラメータを設定できます。たとえば、TGT_DATADG=+DATAC3です

ASMでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATADG

TGT_REDODG

TGT_RECODG

ACFSでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATAACFS

TGT_REDOACFS

TGT_RECOACFS

E.45 TGT_REDOACFS

TGT_REDOACFSは、ターゲット・データベース上のREDOログ・ファイルのACFSボリューム(redo)の場所を指定します。Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合にのみ使用します。

プロパティ 説明

構文

TGT_REDOACFS = redo_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Downtime Migrationでは、指定したターゲット・データベースからASMおよびACFSのdataredoおよびrecoの各ストレージ・ボリュームの場所が検出されるので、これらのターゲット・データベース・ストレージ・プロパティはオプションになります。

Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合は、次のパラメータを設定できます。たとえば、TGT_DATADG=+DATAC3です

ASMでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATADG

TGT_REDODG

TGT_RECODG

ACFSでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATAACFS

TGT_REDOACFS

TGT_RECOACFS

E.46 TGT_REDODG

TGT_REDODGは、ターゲット・データベース上のREDOログ・ファイルのASMディスク・グループ(redo)の場所を指定します。Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合にのみ使用します。

プロパティ 説明

構文

TGT_REDODG = redo_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Downtime Migrationでは、指定したターゲット・データベースからASMおよびACFSのdataredoおよびrecoの各ストレージ・ボリュームの場所が検出されるので、これらのターゲット・データベース・ストレージ・プロパティはオプションになります。

Zero Downtime Migrationによって自動的に検出された値をオーバーライドする必要がある場合は、次のパラメータを設定できます。たとえば、TGT_DATADG=+DATAC3です

ASMでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATADG

TGT_REDODG

TGT_RECODG

ACFSでは、次のパラメータを使用します

TGT_DATAACFS

TGT_REDOACFS

TGT_RECOACFS

E.47 TGT_RETAIN_DB_UNIQUE_NAME

TGT_RETAIN_DB_UNIQUE_NAMEでは、REDOログをOracle Cloudからオンプレミス・スタンバイに送信し、しばらくの間環境を監視して、後でフォールバックを削除するかどうかを指定します。

TGT_RETAIN_DB_UNIQUE_NAME=TRUEを指定した場合、ワークフロー・フェーズZDM_RETAIN_DBUNIQUENAME_TGTが最終フェーズとして存在するようになります。フォールバックを削除する必要がある場合は、前のフェーズで移行ジョブを一時停止し、ジョブを再開する必要があります。

プロパティ 説明

構文

TGT_RETAIN_DB_UNIQUE_NAME = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - この機能を有効にします

FALSE - この機能を無効にします

E.48 TGT_RMAN_CHANNELS

TGT_RMAN_CHANNELSは、RMANリストアを実行するためにターゲット・データベース・サーバーで割り当てられるRMANチャネルの数を指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_RMAN_CHANNELS = number_of_channels

デフォルト値

10

E.49 TGT_SKIP_DATAPATCH

TGT_SKIP_DATAPATCHは、Zero Downtime Migrationで、移行後のタスクの一環としてターゲット・データベースでdatapatchユーティリティを実行するかどうかを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_SKIP_DATAPATCH = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - Zero Downtime Migrationによるdatapatchの実行を許可しません

FALSE -Zero Downtime Migrationによるdatapatchの実行を許可します

使用上のノート

ターゲット・データベース環境がソース・データベースよりも高いパッチ・レベルである場合(ソース・データベースがJan 2020 PSU/BPであり、ターゲット・データベースがApril 2020 PSU/BPである場合など)は、TGT_SKIP_DATAPATCHパラメータをFALSEに設定し、移行後のタスクの一環としてターゲット・データベースでのZero Downtime Migrationによるdatapatchユーティリティの実行を許可します。

それ以外の場合は、パラメータをTRUEに設定し、ターゲット・データベース環境がソース・データベースよりも高いパッチ・レベルにある場合は、移行後にdatapatchユーティリティを手動で実行する必要があります。

E.50 TGT_SSH_RETRY_TIMEOUT

TGT_SSH_RETRY_TIMEOUTは、SSH接続の失敗後に再試行が試行される分数を指定します。タイムアウト値が経過すると、再試行は停止します。

プロパティ 説明

構文

TGT_SSH_RETRY_TIMEOUT = number_of_minutes

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.51 TGT_SSH_TUNNEL_PORT

TGT_SSH_TUNNEL_PORTは、SQL*Net接続用のターゲット・データベース・サーバーへのSSHトンネルが設定されているソース・データベース・サーバーの転送ポートを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_SSH_TUNNEL_PORT = ssh_tunnel_port_number

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.52 TGT_ZDLRA_WALLET_LOC

TGT_ZDLRA_WALLET_LOCは、ターゲット・データベース・サーバー上のZero Data Loss Recovery Applianceウォレットのパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

TGT_ZDLRA_WALLET_LOC = target_zdlra_wallet_location

場所の所定の形式は、/u02/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_3/dbs/zdlraです

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Data Loss Recovery Applianceを移行バックアップ媒体として使用する場合は、次のパラメータを設定する必要があります。

SRC_ZDLRA_WALLET_LOC

TGT_ZDLRA_WALLET_LOC

ZDLRA_CRED_ALIAS

E.53 TGT_STBY_NODE

TGT_STBY_NODEにより、ターゲット・スタンバイのIPアドレスを指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

TGT_STBY_NODE=target standby ip address

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.54 TGT_STBY_DB_UNIQUE_NAME

TGT_STBY_DB_UNIQUE_NAMEにより、ターゲット・スタンバイ・データベースの値を指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

TGT_STBY_DB_UNIQUE_NAME=value of target standby database DB_UNIQUE_NAME

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.55 TGT_STBY_AUTH

TGT_STBY_AUTHにより、ターゲット・スタンバイ・データベースに接続するための認証プラグイン名を指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

TGT_STBY_AUTH=plugin_name

デフォルト値

デフォルト値はありません。

値の範囲

zdmauth

E.56 TGT_STBY_SUDO_USER

TGT_STBY_SUDO_USERにより、ターゲット・スタンバイ・データベース・サーバーにログインするためのユーザー名を指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

TGT_STBY_SUDO_USER=user:target_standby_database_server_login_user_name

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.57 TGT_STBY_IDENTITY_FILE

TGT_STBY_IDENTITY_FILEにより、アイデンティティ・ファイルの場所を指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

TGT_STBY_IDENTITY_FILE=identity_file:ZDM_installed_user_private_key_file_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.58 TGT_STBY_SUDO_PATH

TGT_STBY_SUDO_PATHにより、ターゲット・スタンバイ・データベースでのsudoの場所を指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

TGT_STBY_SUDO_PATH=sudo_location:sudo_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.59 TGT_STBY_ZDLRA_WALLET_LOC

TGT_STBY_ZDLRA_WALLET_LOCにより、ターゲット・スタンバイ・データベースでのZero Data Loss Recovery Applianceウォレットの場所を指定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

この場所の所定の形式:

TGT_STBY_ZDLRA_WALLET_LOC=/u02/app/oracle/product/12.1.0/dbhome_3/dbs/zdlra

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.60 ZDM_TGT_STBY_CASCADING

DR物理オンライン移行の間にターゲット・スタンバイ・データベースを同期された状態に保つ方法を指定します。ターゲット・データベースからのREDOログ送信を許可するにはZDM_TGT_STBY_CASCADINGTRUE (デフォルト値)に設定し、ソース・データベース(プライマリ)からのREDOログ送信を許可するにはFALSEに設定します。

ノート:

このパラメータは、DR物理オンライン移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

ZDM_TGT_STBY_CASCADING={TRUE | FALSE}

デフォルト値

TRUE

必須

いいえ。DR物理オンライン移行の場合のみ必要です。

E.61 ZDM_UPGRADE_TARGET_HOME

アップグレード済バージョンへの移行後にターゲット・データベースをアップグレードする場合は、ZDM_UPGRADE_TARGET_HOMEの場所を指定します。

ノート:

TGT_SKIP_DATAPATCHがFALSEであることを確認してください。

ORACLE_HOMEのバージョンがアップグレード済バージョンであることを確認してください。

ノート:

このパラメータは、DR物理移行の場合のみ有効です。
プロパティ 説明

構文

ZDM_UPGRADE_TARGET_HOME=<home_path>

デフォルト値

<>

値の範囲

該当なし

E.62 ZDM_PRE_UPGRADE_TARGET_HOME

非CDBソース・データベースをアップグレードして、アップグレード済バージョンのCDBターゲット・データベースに接続する場合は、ZDM_PRE_UPGRADE_TARGET_HOMEの場所を指定します。ZDM_PRE_UPGRADE_TARGET_HOMEには、ターゲット・インスタンス内のORACLE_HOMEパスを指定できます。ZDM_PRE_UPGRADE_TARGET_HOMEホームのバージョンは、非CDBソース・データベースと同じである必要があります。

ノート:

NONCDBTOPDB_CONVERSIONの値がTRUEである必要があります。TGT_SKIP_DATAPATCHFALSEである必要があります。
プロパティ 説明

構文

ZDM_PRE_UPGRADE_TARGET_HOME=<home_path>

デフォルト値

<>

値の範囲

該当なし

E.63 ZDLRA_CRED_ALIAS

ZDLRA_CRED_ALIASは、Zero Data Loss Recovery Applianceウォレット資格証明の別名を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDLRA_CRED_ALIAS = zdlra_wallet_alias

別名の所定の形式は、zdlra scan:listener port/zdlra9:dedicatedです

デフォルト値

デフォルト値はありません。

使用上のノート

Zero Data Loss Recovery Applianceを移行バックアップ媒体として使用する場合は、次のパラメータを設定する必要があります。

SRC_ZDLRA_WALLET_LOC

TGT_ZDLRA_WALLET_LOC

ZDLRA_CRED_ALIAS

E.64 ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL

ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVALは、ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC移行ジョブ・フェーズの進行状況をモニターおよびレポートする時間間隔を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL = minutes

デフォルト値

10

使用上のノート

次に示す移行ジョブ・フェーズのモニタリング間隔パラメータは、設定された時間間隔(分)でバックアップおよびリストア操作の進行状況をモニターおよびレポートします。次に示す各パラメータでは、モニタリング間隔が適用される移行ジョブ・フェーズに_MONITORING_INTERVALという接頭辞が付いていることに注意してください。

  • ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

モニタリング間隔パラメータを無効にするには、0 (ゼロ)に設定します。

間隔ベースのパラメータの場合で、結果がジョブ・ログに含まれていない場合は、特定のフェーズ・ログでモニタリング情報を確認してください。

E.65 ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL

ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVALは、ZDM_BACKUP_FULL_SRC移行ジョブ・フェーズの進行状況をモニターおよびレポートする時間間隔を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL = minutes

デフォルト値

10

使用上のノート

次に示す移行ジョブ・フェーズのモニタリング間隔パラメータは、設定された時間間隔(分)でバックアップおよびリストア操作の進行状況をモニターおよびレポートします。次に示す各パラメータでは、モニタリング間隔が適用される移行ジョブ・フェーズに_MONITORING_INTERVALという接頭辞が付いていることに注意してください。

  • ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

モニタリング間隔パラメータを無効にするには、0 (ゼロ)に設定します。

間隔ベースのパラメータの場合で、結果がジョブ・ログに含まれていない場合は、特定のフェーズ・ログでモニタリング情報を確認してください。

E.66 ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL

ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVALは、ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC移行ジョブ・フェーズの進行状況をモニターおよびレポートする時間間隔を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL = minutes

デフォルト値

10

使用上のノート

次に示す移行ジョブ・フェーズのモニタリング間隔パラメータは、設定された時間間隔(分)でバックアップおよびリストア操作の進行状況をモニターおよびレポートします。次に示す各パラメータでは、モニタリング間隔が適用される移行ジョブ・フェーズに_MONITORING_INTERVALという接頭辞が付いていることに注意してください。

  • ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

モニタリング間隔パラメータを無効にするには、0 (ゼロ)に設定します。

間隔ベースのパラメータの場合で、結果がジョブ・ログに含まれていない場合は、特定のフェーズ・ログでモニタリング情報を確認してください。

E.67 ZDM_BACKUP_RETENTION_WINDOW

ZDM_BACKUP_RETENTION_WINDOWは、Zero Downtime Migrationによって作成されたバックアップが不要になるまでの日数を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_BACKUP_RETENTION_WINDOW = days

デフォルト値

60

E.68 ZDM_BACKUP_TAG

ZDM_BACKUP_TAGは、データベースの移行の実行またはバックアップの作成に使用できるRMANバックアップ・タグを指定します。

ユースケース:

ZDM_USE_EXISTING_BACKUP=TRUEを設定して、ZDM_BACKUP_TAGに指定されたRMANバックアップを全体バックアップとして使用し、移行ジョブの全体バックアップ・フェーズをスキップします。指定されたタグに関連付けられているバックアップが有効でない場合、エラーがスローされます。

ZDM_BACKUP_TAGに指定されたタグでバックアップを作成する場合は、ZDM_USE_EXISTING_BACKUP=FALSEを設定します

プロパティ 説明

構文

ZDM_BACKUP_TAG=RMAN backup tag

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

有効なRMANバックアップ・タグを指定して作成するか、既存のバックアップを移行で使用します。

E.69 ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL

ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVALは、ZDM_CLONE_TGT移行ジョブ・フェーズの進行状況をモニターおよびレポートする時間間隔を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL = minutes

デフォルト値

10

使用上のノート

次に示す移行ジョブ・フェーズのモニタリング間隔パラメータは、設定された時間間隔(分)でバックアップおよびリストア操作の進行状況をモニターおよびレポートします。次に示す各パラメータでは、モニタリング間隔が適用される移行ジョブ・フェーズに_MONITORING_INTERVALという接頭辞が付いていることに注意してください。

  • ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

モニタリング間隔パラメータを無効にするには、0 (ゼロ)に設定します。

間隔ベースのパラメータの場合で、結果がジョブ・ログに含まれていない場合は、特定のフェーズ・ログでモニタリング情報を確認してください。

E.70 ZDM_CURL_LOCATION

ZDM_CURL_LOCATIONは、ソース上のCURLバイナリのカスタムの場所を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_CURL_LOCATION = curl_location

デフォルト値

/usr/bin/curl

E.71 ZDM_LOG_OSS_PAR_URL

ZDM_LOG_OSS_PAR_URLは、Object Storage Serviceにログをアップロードするときに使用する事前認証済URLを指定します。ログには、現在の移行ジョブ・フェーズおよびフェーズの実行ステータスが記録されます。

プロパティ 説明

構文

ZDM_LOG_OSS_PAR_URL = url

デフォルト値

デフォルト値はありません。デフォルトでは、このパラメータは無効になっています。

E.72 ZDM_OPC_RETRY_COUNT

ZDM_OPC_RETRY_COUNTは、最初のObject Store接続の失敗後に試行される再試行回数を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_OPC_RETRY_COUNT = number

デフォルト値

0 (ゼロ)

デフォルトの動作では、再試行は行われません。

E.73 ZDM_OPC_RETRY_WAIT_TIME

ZDM_OPC_RETRY_WAIT_TIMEは、Object Store接続に失敗してから接続を再試行するまでに待機する秒数を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_OPC_RETRY_WAIT_TIME = seconds

デフォルト値

529 (秒)

E.74 ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVALは、ZDM_OSS_RECOVER_TGT移行ジョブ・フェーズの進行状況をモニターおよびレポートする時間間隔を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL = minutes

デフォルト値

10

使用上のノート

次に示す移行ジョブ・フェーズのモニタリング間隔パラメータは、設定された時間間隔(分)でバックアップおよびリストア操作の進行状況をモニターおよびレポートします。次に示す各パラメータでは、モニタリング間隔が適用される移行ジョブ・フェーズに_MONITORING_INTERVALという接頭辞が付いていることに注意してください。

  • ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

モニタリング間隔パラメータを無効にするには、0 (ゼロ)に設定します。

間隔ベースのパラメータの場合で、結果がジョブ・ログに含まれていない場合は、特定のフェーズ・ログでモニタリング情報を確認してください。

E.75 ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL

ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVALは、ZDM_OSS_RESTORE_TGT移行ジョブ・フェーズの進行状況をモニターおよびレポートする時間間隔を分単位で指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL = minutes

デフォルト値

10

使用上のノート

次に示す移行ジョブ・フェーズのモニタリング間隔パラメータは、設定された時間間隔(分)でバックアップおよびリストア操作の進行状況をモニターおよびレポートします。次に示す各パラメータでは、モニタリング間隔が適用される移行ジョブ・フェーズに_MONITORING_INTERVALという接頭辞が付いていることに注意してください。

  • ZDM_BACKUP_FULL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_INCREMENTAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_BACKUP_DIFFERENTIAL_SRC_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_CLONE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RESTORE_TGT_MONITORING_INTERVAL
  • ZDM_OSS_RECOVER_TGT_MONITORING_INTERVAL

モニタリング間隔パラメータを無効にするには、0 (ゼロ)に設定します。

間隔ベースのパラメータの場合で、結果がジョブ・ログに含まれていない場合は、特定のフェーズ・ログでモニタリング情報を確認してください。

E.76 ZDM_RMAN_COMPRESSION_ALGORITHM

ZDM_RMAN_COMPRESSION_ALGORITHMでは、バックアップに使用するRMAN圧縮アルゴリズムを指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_RMAN_COMPRESSION_ALGORITHM ={BASIC | LOW | MEDIUM | HIGH | NONE}

デフォルト値

MEDIUM

値の範囲

BASIC - 基本圧縮アルゴリズムです。

LOW - バックアップ・スループットへの影響を最小限に抑えます。CPUリソースが制限要因となっている環境に適しています。

MEDIUM - ほとんどの環境に推奨されます。圧縮率と速度の組合せが優れています

HIGH - ネットワーク速度が制限要因となっている、速度が遅いネットワークでのバックアップに最適です

NONE - 圧縮されていないバックアップをリクエストできます。

E.77 ZDM_RMAN_DIRECT_METHOD

ZDM_RMAN_DIRECT_METHODは、DATA_TRANSFER_MEDIUM=DIRECTデータ転送方法が指定されているときに使用するRMANメソッド(サービスからのリストアまたはアクティブな複製)を指定します。

直接データ転送(DATA_TRANSFER_MEDIUM=DIRECT)を使用して物理移行を構成する場合は、ZDM_SRC_DB_RESTORE_SERVICE_NAMEパラメータも設定する必要があります。

物理移行での直接データ転送の使用の詳細は、直接データ転送のサポートを参照してください

プロパティ 説明

構文

ZDM_RMAN_DIRECT_METHOD = {RESTORE_FROM_SERVICE | ACTIVE_DUPLICATE}

デフォルト値

RESTORE_FROM_SERVICE

値の範囲

  • RESTORE_FROM_SERVICE - サービスからのRMANリストアを使用してスタンバイ・ターゲットをインスタンス化します。サービスからのリストアは、Oracle Database 12.1以降でサポートされています。
  • ACTIVE_DUPLICATE - RMANのアクティブな複製を使用してスタンバイ・ターゲットをインスタンス化します。アクティブな複製は、Oracle Database 11gR2以降でサポートされています。

E.78 ZDM_RMAN_ENCRYPT_BACKUP

ZDM_RMAN_ENCRYPT_BACKUPでは、NON_CLOUDのバックアップ暗号化を無効にするかどうかを指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_RMAN_ENCRYPT_BACKUP ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

TRUE

値の範囲

TRUE - 暗号化を有効にします。

FALSE - 暗号化を無効にします。

ノート:

暗号化がクラウドでは必須であるため、このパラメータはNON_CLOUDターゲットにのみ適用されます。このパラメータを無効にできるのは、クラウド以外の移行に対してのみです。バックアップ暗号化は、クラウドでは必須です
.

E.79 ZDM_RMAN_SECTION_SIZE

ZDM_RMAN_SECTION_SIZEでは、バックアップまたは直接移行リストア操作のサイズを指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_RMAN_SECTION_SIZE ={<integer>{K|M|G|T}}

例: ZDM_RMAN_SECTION_SIZE=4G

デフォルト値

64G

ノート:

セクション・サイズを使用してスキップするには、0を指定します。

再開時に変更可能

はい。値は新しいバックアップに使用されます。
必須

いいえ

E.80 ZDM_SHARD_ID

ZDM_SHARD_IDを使用して、移行ジョブが実行中か、または適切な目的のポッドで再開中であることを確認します。

Zero Downtime Migrationが複数の同時移行を処理するようにスケール・アウトされているシナリオでは、ZDMサーバーごとに独自のメタデータ・ストアがあるため、複数のZDMサーバー間で同じ移行ジョブID値が繰り返される可能性があります。

ジョブIDの競合によって誤ったZDMサーバーで誤ったジョブが再開されないようにするために、各ジョブのZDM_SHARD_IDは、移行ジョブの送信先のZDMホスト名を含むように構成されます。この値は、RSPの作成時にE2Eによってシードされます。

ZDMは、ZDM_SHARD_IDの値と他のRSPトークンを使用して、ジョブ・メタデータがソース・データベース・プロパティとターゲット・データベース・プロパティのRSPファイル値と一致することを確認し、正しいジョブIDとZDMサーバーが再開されるようにします。

レスポンス・ファイルのZDM_SHARD_IDの値が設定されており、現在のホスト名と一致していない場合は、次の例外がスローされます。

PRGZ-#### : Specified shard ID zdm_host_name_a does not match with current ZDM host zdm_host_name_b.

ここで、den01glはレスポンス・ファイルから読み取られた値で、den01gltは現在のポッドのホスト名です

プロパティ 説明

構文

ZDM_SHARD_ID = zdm_host_name

デフォルト値

デフォルト値はありません

デフォルトでは、ZDMはジョブを開始または再開する前にホスト名を考慮しません。

値の範囲

ZDM_SHARD_IDは、現在のジョブが実行または再開されるポッドのホスト名を受け入れます。ホスト名または完全修飾ドメイン名を受け入れます。

ZDM_SHARD_IDの検証では、大/小文字は区別されません

E.81 ZDM_SKIP_DG_CONFIG_CLEANUP

ZDM_SKIP_DG_CONFIG_CLEANUPは、オンライン物理移行の使用時に、Zero Downtime Migrationで移行の最後にソース・データベースとターゲット・データベースからOracle Data Guard構成をクリーン・アップする必要があるかどうかを示します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_SKIP_DG_CONFIG_CLEANUP ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

デフォルトでは、ZDMは移行用に構成されたData Guardパラメータの構成を解除します。

値の範囲

TRUE - Oracle Data Guard構成をクリーン・アップしません。

FALSE - Oracle Data Guard構成をクリーン・アップします。

E.82 ZDM_SKIP_TDE_WALLET_MIGRATION

ZDM_SKIP_TDE_WALLET_MIGRATIONにより、Zero Downtime Migrationでソース・データベースとターゲット・データベースからのTDEウォレットのエクスポートおよびインポートをスキップするかどうかを示します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_SKIP_TDE_WALLET_MIGRATIONP ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

デフォルトでは、ZDMにより、ソースからTDEウォレットがエクスポートされ、そのウォレットがコピーされてターゲット・データベースにステージングされます。

値の範囲

TRUE - ソースからのTDEウォレットのエクスポート、そのウォレットのコピー、およびターゲット・データベースでのステージングを実行しません。

FALSE - ソースからTDEウォレットをエクスポートし、そのウォレットをコピーしてターゲット・データベースでステージングします。

E.83 ZDM_SRC_DB_RESTORE_SERVICE_NAME

ZDM_SRC_DB_RESTORE_SERVICE_NAMEは、直接データ転送(DATA_TRANSFER_MEDIUM=DIRECT)を使用してオンライン物理移行(MIGRATION_METHOD=ONLINE_PHYSICAL)に使用されるソース・データベースのサービスの完全修飾名を指定します。

直接データ転送(DATA_TRANSFER_MEDIUM=DIRECT)を使用して物理移行を構成する場合は、ZDM_RMAN_DIRECT_METHODパラメータも設定する必要があります。

物理移行での直接データ転送の使用の詳細は、直接データ転送のサポートを参照してください

プロパティ 説明

構文

ZDM_SRC_DB_RESTORE_SERVICE_NAME = source_database_service

デフォルト値

デフォルト値はありません。

指定しない場合は、デフォルトのデータベース・サービスが使用されます。

E.84 ZDM_SRC_TNS_ADMIN

ZDM_SRC_TNS_ADMINは、Oracle Grid Infrastructureがない場合に、ソース・データベース・サーバー上のTNS_ADMINのカスタムの場所を指定します。Grid Infrastructureが存在する場合は、データベース・リソースのCRSリソース属性環境でTNS_ADMINプロパティを設定する必要があります。

プロパティ 説明

構文

ZDM_SRC_TNS_ADMIN = tns_admin_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

E.85 ZDM_STANDBY_DB_CONNECT_STRING

ZDM_USE_EXISTING_STANDBYが有効になっている場合にスタンバイ・データベースの接続文字列を指定します。

ZDM_USE_EXISTING_STANDBYが有効になっている場合に設定するオプションのパラメータ:

ZDM_STANDBY_DB_CONNECT_STRING

既存のスタンバイの使用によるターゲット・データベースのインスタンス化を参照してください。

次のように、接続文字列をEZconnect形式、または長形式の接続記述子形式で指定します。

EZConnect Format:ZDM_STANDBY_DB_CONNECT_STRING=standby-host.example.com:1521/standbydb

構文(長いサービス名): ZDM_STANDBY_DB_CONNECT_STRING=(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=standby-host.example.com)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=standbydb)))

プロパティ 説明

構文

ZDM_STANDBY_DB_CONNECT_STRING = connect_string

デフォルト値

なし

値の範囲

ソース・プライマリ・データベースの既存のスタンバイの接続文字列を入力します

E.86 ZDM_USE_DG_BROKER

Zero Downtime MigrationでOracle Data Guard Broker構成を使用してデータベース・ロールのスイッチオーバーを管理できるようにするかどうかを指定します。

Oracle Data Guard Brokerのロール・スイッチオーバーの使用を参照してください。

ブローカ構成はOracle Database 11.2.0.4ではサポートされていません。

プロパティ 説明

構文

ZDM_USE_DG_BROKER ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - 移行でブローカを使用する

FALSE - 移行でブローカを使用しない

E.87 ZDM_USE_EXISTING_BACKUP

ZDM_USE_EXISTING_BACKUPは、Zero Downtime Migrationで既存のRMANバックアップを使用してデータベース移行を実行できるかどうかを示します。

このパラメータがTRUEに設定されている場合、パラメータZDM_BACKUP_TAGも設定する必要があります。ZDM_BACKUP_TAGに値が指定されておらず、ZDM_USE_EXISTING_BACKUP=TRUEの場合、エラーがスローされます。

プロパティ 説明

構文

ZDM_USE_EXISTING_BACKUP ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - 既存のRMANバックアップを移行に使用します

FALSE - 既存のRMANバックアップを移行に使用しません

E.88 ZDM_USE_EXISTING_STANDBY

Zero Downtime Migrationで物理移行において既存のスタンバイ・データベースを使用してターゲット環境にあるスタンバイをインスタンス化できるようにするかどうかを指定します。

ZDM_USE_EXISTING_STANDBYが有効になっている場合に設定するオプションのパラメータ:

ZDM_STANDBY_DB_CONNECT_STRING

既存のスタンバイの使用によるターゲット・データベースのインスタンス化を参照してください。

ノート:

この移行オプションは、サービスからのRMANでのリストアで直接データ転送を使用している場合のみ使用できます。Oracle Database 11.2ではサービスからのRMANリストアがサポートされていないため、既存のスタンバイからの移行はサポートされていません。
プロパティ 説明

構文

ZDM_USE_EXISTING_STANDBY = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - 移行で既存のスタンバイを使用する

FALSE - 移行でスタンバイを使用しない

E.89 ZDM_USE_EXISTING_UNDO_SIZE

ZDM_USE_EXISTING_UNDO_SIZEは、必要に応じて、新しいUNDO表領域の作成時にZero Downtime Migrationで既存のUNDO表領域サイズを使用するかどうかを指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_USE_EXISTING_UNDO_SIZE ={TRUE | FALSE}

デフォルト値

TRUE

デフォルトでは、Zero Downtime Migrationでは既存のUNDO表領域の最大サイズが使用されます。

値の範囲

TRUE - 既存のUNDO表領域サイズを使用します。

FALSE - 既存のUNDO表領域サイズを使用しません。

E.90 ZDM_TGT_UPGRADE_TIMEZONE

ZDM_TGT_UPGRADE_TIMEZONEでは、Zero Downtime Migrationで移行後のタスクの一環としてターゲット・データベースでタイムゾーン・アップグレード操作を実行するかどうかを指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_TGT_UPGRADE_TIMEZONE = {TRUE | FALSE}

デフォルト値

FALSE

値の範囲

TRUE - ターゲット・データベースのタイムゾーン・ファイルのバージョンをターゲット・データベースに存在する使用可能な最新のタイムゾーン・ファイルのバージョンにアップグレードする場合は、TRUEを指定します。

FALSE - ターゲット・データベースのタイムゾーン・ファイルのバージョンをターゲット・データベースに存在する使用可能な最新のタイムゾーン・ファイルのバージョンにアップグレードしない場合は、FALSEを指定します。

使用上のノート

このプロパティは、ソース・データベースのタイムゾーン・バージョンがターゲットのタイムゾーン・バージョンより前の物理移行に適用されます。物理移行の完了後、ターゲット・データベースのタイムゾーン・バージョンはソースのタイムゾーン・バージョンにダウングレードされます。

このプロパティを有効にして、このフェーズで実行される移行後のジョブの一環として、ターゲット・データベースのタイムゾーン・バージョンを移行前のタイムゾーン・バージョンにアップグレードします。また、DBMS_DSTパッケージに基づいて、TIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型の値をアップグレード後のタイムゾーン・バージョンにアップグレードします。

ZDM_TGT_UPGRADE_TIMEZONEパラメータの値がTRUEの場合、次のフェーズが適用されます:

  • TIMEZONE_UPGRADE_PREPARE_TGT
  • TIMEZONE_UPGRADE_TGT

E.91 ZDM_APPLY_LAG_MONITORING_INTERVAL

ZDM_APPLY_LAG_MONITORING_INTERVALでは、ラグ・モニタリング間隔を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_APPLY_LAG_MONITORING_INTERVAL = {NONE | DAILY | WEEKLY}

デフォルト値

NONE

値の範囲

NONE - 間隔を指定しません。

DAILY - 次のMIDNIGHTを決定し、次のスケジュールは+24時間になります。

WEEKLY - 次のMIDNIGHTを決定し、次のスケジュールは+7日になります。

E.92 ZDM_NONCDBTOPDB_PDB_NAME

ソース・データベースを非CDBからPDBに変換する場合は、ZDM_NONCDBTOPDB_PDB_NAMEを使用してデータベース名を指定します。

プロパティ 説明

構文

ZDM_NONCDBTOPDB_PDB_NAME = <DB_NAME>

デフォルト値

ZDM_AUX_<DB_NAME>

値の範囲

非CDBソースをPDBとしてCDBターゲットに移行する場合に使用されるPDB名。

空の場合、ZDMではZDM_AUX_<SOURCE_DBNAME>をデフォルトで使用します。

E.93 SRC_DB_PASSWORDFILE_LOC

SRC_DB_PASSWORDFILE_LOCは、ソース・データベース・サーバー上のパスワード・ファイルの場所を指定します。

データベース・ユーザーがソース・データベース・ホスト・アクセスに指定されていて、データベース・パスワード・ファイルがASMにある場合は、指定されたdbusersourcenodeファイル・システム・パスにコピーして、構文ローカル・ファイル・システムのパスにアクセスします。たとえば、/u02/app/oracle/network/admin/orapw<sid>です

プロパティ 説明

構文

SRC_DB_PASSWORDFILE_LOC = source_db_passwordfile_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

値の範囲

該当なし

必須 いいえ
再開時に変更可能 はい

E.94 SRC_DB_TDE_WALLET_LOC

SRC_DB_TDE_WALLET_LOCにより、ソース・データベース・サーバーでのTDEウォレットのパスを指定します。

このパラメータでは、複数のTDEウォレットの場所(||で区切る)を指定できます。PDBを分離モードで使用する場合は、複数のTDEウォレットの場所を指定できます。例: SRC_DB_TDE_WALLET_LOC=/u02/app/oracle/network/admin/tde||/u02/app/oracle/network/admin/pdb1/tde||/u02/app/oracle/network/admin/pdb2/tde

使用可能な文字は、 a-z, A-Z, 0-9, /, +, ., _ および-です。

ソース・データベース・ホスト・アクセスにNoSudo DBUSER認証を指定してあり、データベースTDEウォレットがASMにある場合は、それを、アクセスを許可する指定したdbuser用にsourcenodeファイルシステム・パスにコピーします。たとえば、/u02/app/oracle/network/admin/tdeです。

ノート:

TDEウォレット・パスは、SQL> SELECT * FROM v$encryption_walletという問合せの出力と同様である必要があります。
プロパティ 説明

構文

SRC_DB_TDE_WALLET_LOC = source_db_tde_wallet_location

デフォルト値

デフォルト値はありません。

値の範囲

該当なし

必須 いいえ
再開時に変更可能 はい

E.95 WALLET_SOURCEADMIN

自動ログイン・ウォレット・ファイルcwallet.ssoを含むディレクトリへの絶対パスを指定します。このファイルは、ソース・データベースの管理管理者パスワードの取得に使用されます。

パスはZero Downtime Migrationサービス・ホストから解決できる必要があります。

WALLET_*パラメータについて

WALLET_*パラメータは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上の自動ログイン・ウォレット・ファイルのフルパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

WALLET_SOURCEADMIN = wallet_path

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ウォレットへのフルパス。

必須

いいえ

再開時に変更可能

いいえ

E.96 WALLET_OSS

OSSに使用するウォレットの絶対パスの場所を指定します。

パスはZero Downtime Migrationサービス・ホストから解決できる必要があります。

WALLET_*パラメータについて

WALLET_*パラメータは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上の自動ログイン・ウォレット・ファイルのフルパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

WALLET_OSS = wallet_path

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ウォレットへのフルパス。

必須

いいえ

再開時に変更可能

いいえ

E.97 WALLET_DV

Oracle Database Vaultに使用するウォレットの絶対パスの場所を指定します。

パスはZero Downtime Migrationサービス・ホストから解決できる必要があります。

WALLET_*パラメータについて

WALLET_*パラメータは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上の自動ログイン・ウォレット・ファイルのフルパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

WALLET_DV = wallet_path

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ウォレットへのフルパス。

必須

いいえ

再開時に変更可能

いいえ

E.98 WALLET_TDEKEYSTORE

TDEキーストアに使用するウォレットの絶対パスの場所を指定します。

パスはZero Downtime Migrationサービス・ホストから解決できる必要があります。

WALLET_*パラメータについて

WALLET_*パラメータは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上の自動ログイン・ウォレット・ファイルのフルパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

WALLET_TDEKEYSTORE = wallet_path

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ウォレットへのフルパス。

必須

いいえ

再開時に変更可能

いいえ

E.99 WALLET_TGTTDEKEYSTORE

ターゲットTDEキーストアに使用するウォレットの絶対パスの場所を指定します。

パスはZero Downtime Migrationサービス・ホストから解決できる必要があります。

WALLET_*パラメータについて

WALLET_*パラメータは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上の自動ログイン・ウォレット・ファイルのフルパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

WALLET_TGTTDEKEYSTORE = wallet_path

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ウォレットへのフルパス。

必須

いいえ

再開時に変更可能

いいえ

E.100 WALLET_BACKUP

バックアップに使用するウォレットの絶対パスの場所を指定します。

パスはZero Downtime Migrationサービス・ホストから解決できる必要があります。

WALLET_*パラメータについて

WALLET_*パラメータは、Zero Downtime Migrationサービス・ホスト上の自動ログイン・ウォレット・ファイルのフルパスを指定します。

プロパティ 説明

構文

WALLET_BACKUP = wallet_path

デフォルト値

デフォルト値はありません

値の範囲

ウォレットへのフルパス。

必須

いいえ

再開時に変更可能

いいえ