初回使用時のSelect AIの構成

要件を確認し、Select AIを初回使用時に構成するには、次のステップを実行します。

  1. Select AIには次のものが必要です。

    • Always Free Autonomous DatabaseなどのAutonomous Databaseインスタンスへのアクセス

    • サポートされているAIプロバイダ(現在はCohereまたはOpenAI)の有料APIアカウント。

  2. Select AI機能では、データベース・ユーザーがAIプロバイダにネットワーク・アクセスできるようにする必要があります。データベース・ユーザーには、DBMS_CLOUDおよびDBMS_CLOUD_AIパッケージに対する実行権限も必要です。

    次のステップを実行します。

    1. Database Explorerで、ADMINユーザーとしてAutonomous Databaseに接続します。「Oracle Autonomous Database (ADB)への接続」を参照してください。

    2. Database Explorerで接続を右クリックし、「Configure Select AI Provider Network Access」を選択します。

    3. ドロップダウン・リストから「AI Provider」および「」を選択し、「Save」ボタンをクリックします。

    ADMINアカウントへのアクセス権がない場合は、データベース・ユーザー・アカウントに接続して、前述のステップを実行できます。「Save」をクリックするかわりに、「show SQL」チェック・ボックスを選択し、ADMINユーザーへのアクセス権を持つユーザーにSQLを提供します。

  3. Oracle Databaseで使用するために、AIプロバイダからのAPIキーを格納する資格証明を作成する必要があります。APIキーは、AIプロバイダのWebサイトにログインすることによって取得されます。複数の資格証明を作成できます。

    新しい資格証明を作成するには、次のステップを実行します。

    1. Database Explorerで、データベース・ユーザーとしてAutonomous Databaseに接続します。「Oracle Autonomous Database (ADB)への接続」を参照してください。

    2. Database Explorerで接続を右クリックし、「Configure Select AI Profile」を選択します。

    3. 「Manage Credential」タブに移動します。

    4. APIキーを入力します。

    5. 「Save」をクリックして資格証明を作成します。

    ノート:

    新規資格証明のみを作成できます。既存の資格証明の名前を指定すると、エラーが発生します。

  4. どのAIプロバイダ、資格証明およびモデルを使用し、どのデータベース・スキーマ・オブジェクト・メタデータをLLMに提供するかを指定するプロファイルを作成する必要があります。複数のプロファイルを持つことができます。

    1. Database Explorerで、Database Explorerの接続を右クリックし、「Configure Select AI Profile」を選択します。

    2. 「Manage Profile」タブで、プロファイル名を入力します。

      ノート:

      新規プロファイルのみを作成できます。既存のプロファイル名を指定すると、エラーが発生します。

    3. ドロップダウン・リストから「Credential Name」を選択します。

    4. ドロップダウン・リストから「AI Provider」を選択します。

    5. ドロップダウン・リストから「Model」を選択します。

    6. 「Object List」フィールドの横にある3つのドットがあるボタンをクリックします。「Object List」ダイアログが開きます。

    7. 「Object List」ダイアログで、「Schema」を選択します。

    8. ラジオ・ボタンを使用して、「Tables」または「Views」のいずれかを表示します。

    9. LLMにメタデータを送信する表またはビューを選択します。

    10. 「OK」をクリックしてオブジェクト・リストを受け入れます。

    11. 「Save」をクリックしてプロファイルを作成します。

関連項目:

Select AIの構成の詳細は、次を参照してください。