ARTバッチISPFの使用方法

5.1 概要

ARTバッチISPF関数は、対話式システム生産性向上機能(ISPF)プログラムとよく似ています。コマンドラインを開いて正しいコマンドを入力してタスクを実行するかわりに、すべてのアクションには、ARTバッチISPFを通じてアクセスできます。これは、非常に使用しやすいインタフェースです。

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5.2 前提条件

ART JES2バッチ・システムの運用環境の設定
./twglmを実行して、twglmディレクトリにあるISPFライセンス・デーモンを起動します。
シェル・スクリプトISPFがPATH環境変数に存在することを確認します。
ディレクトリ($JESDIR/tools/artispf/msgs、$JESDIR/tools/artispf/rexx、および$JESDIR/tools/artispf/panels)の下にあるファイルをすべて、uni-SPFの対応するディレクトリ(spf/msg、spf/rexx、およびspf/panels)にコピーします。
ディレクトリ$JESDIR/tools/artispf/toolsをuni-SPF(spf/tools)のディレクトリにコピーします。

ノート:
JESDIRはTuxJESのインストール・ディレクトリです。

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5.3 ARTバッチISPFの使用方法

ISPFと入力し、[Enter]を押してISPFを起動し、メイン・メニュー・パネルを表示します。これは、使用する機能を選択するメニューです。次に、メイン・メニューのCOMMANDフィールドにAまたは aと入力してARTバッチISPFを起動します。

ARTバッチISPFを使用すると、コマンドラインで作業する必要がなくなります。パネルのOPTIONフィールドまたはCOMMANDフィールドに選択を入力して、希望する機能を選択できます。

任意のパネルでENDコマンドを使用すると、前のパネルに戻ります。RETURNコマンドを使用すると、即座にシステムの任意の場所からメイン・メニュー・パネルに戻ります。PF7は画面を上にスクロールします。PF8は画面を下にスクロールします。[Tab]キーは、カーソルを次の入力フィールドの先頭に移動します。バックタブ([Shift]+[Tab])キーは、カーソルを前の入力フィールドの先頭に移動します。矢印キーは、カーソルを移動します。

パネルによっては、入力フィールドにシステムから提供されたテキストが含まれている場合に、これを上書きできます。一部のコマンドは、大文字小文字を区別しません。

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5.3.1 ARTバッチの管理

ARTバッチを管理するには、次の手順に従います。

JESシステムの起動
JESシステムの停止
システム・ログ(ULOG、jesシステム・ログ・ファイル、stdoutおよびstderr)の参照
GDGファイルの表示または編集
ファイル・カタログの表示または編集、および新規ファイルの割当て
ロック・ファイルのロック・レコードのリストまたはクリーンアップ
ARTバッチの構成(BatchRT.conf、jesconfigファイルを含む)。ARTJESINITIATORサーバーの停止、起動および構成
セキュリティ・プロファイルの生成

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5.3.2 ARTバッチ・ジョブの制御

ARTバッチ・ジョブは、次のように制御できます。

ジョブ・スクリプトの管理(ジョブの表示、編集、コピーおよび発行)
ジョブ処理の制御(ジョブのキャンセル、保留、パージ、リリース、再発行、およびジョブの優先度の変更)
ジョブのログおよび出力の参照

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