はじめに

このガイドには、UNIX/Linuxプラットフォーム上でOn Line Transaction Processing (OLTP)アプリケーションを開発および実行する場合に、Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS (CICS Runtime)を構成および使用するための説明と手順が記載されています。

このガイドでは、z/OS CICSから移行されたか、UNIXアプリケーション用に新しく作成されたCOBOL CICSトランザクションを実装し、実行するために必要なステップを説明します。

また、このガイドは次の作業の参考になります。
  • CICSランタイム・ソフトウェアの構成。
  • CICS Runtimeに対するコンポーネントの宣言。
  • CICSアプリケーションの実行。

この目的を例示するために、ユーザー・ガイドでは、UNIX環境でのSimple Applicationのデプロイメントと管理について、詳しく説明します。

ドキュメントのアクセシビリティ

オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポート・サービスへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。

本書の構成

このガイドには、次の7つの主要な章があります。

  • CICS Runtimeの一般原則を紹介します。
  • CICSアプリケーションを使用するようにCICS Runtimeを構成する方法を、簡単な例からだんだん複雑な例に進む実例などにより、詳しく説明します。(4-1)
  • 様々なCICSランタイム・サーバーにより使用される.descファイルの説明を含みます。

さらに

  • 5-1: 様々なCICSランタイム・サーバーにより使用される.descファイルの説明を含みます。
  • 6-1: 引数でターゲットCSDファイルの設定方法を指定し、変換されたリソース構成ファイルは、デフォルトで現在のディレクトリにあります。
  • 7‑1: メインフレーム・アプリケーションをIBM z/OSからOracle Tuxedoを実行するオープン・システム・アプリケーション・グリッドに移行する際、カスタマがコード変更なしに既存のプログラムを使用し続けられるようにサポートするECIエミュレータについて詳しく述べます。