13 パフォーマンス分析

ARTIMPP/ARTIBMP/ARTIGWのトランザクション/アプリケーションのパフォーマンス・データおよび分析を開始するには、次を実行します。

  • パフォーマンス・トレースの有効化

    ARTIMPP/ARTIBMP/ARTIGWUBBCONFIGファイルに-V オプションを追加してサーバーのパフォーマンス・トレースを有効にするか、またはパフォーマンス・トレースのグローバル・スイッチとしてIMS_PERF_ENABLE環境変数を使用します。

    IMS_PERF_ENABLEが設定されている場合、それがUBBCONFIGファイルの設定に優先します。

    ノート:

    パフォーマンスおよびデバッグのトレースが同時に設定されている場合、デバッグ・トレースは自動的に無効になります。
  • パフォーマンス・トレース・データの場所

    IMS_TRACE_PATHが定義されている場合、パフォーマンス・トレースは$IMS_TRACE_PATHに置かれます。IMS_TRACE_PATHが定義されていない場合は、パフォーマンス・トレースは$APPDIR/logに置かれます。

    パフォーマンス・トレースの名前は次のように定義されます。

    • perf.mpp.trace.$pid: MPP
    • perf.bmp.trace.$pid: BMP
    • perf.gw.trace.$pid: GW

    ヒント:

    パフォーマンス・トレースを開始する前に、以前に生成されたすべてのパフォーマンス・トレース・ファイルをクリアします。

    ファイル・システムでは、トレース・ファイルに書き込む前に、しばらくの間データがキャッシュされます。大量のデータで、完全なトレースを取得する場合は、ファイル・システムによりトレース・ファイルにデータがフラッシュされるように、しばらく待ってからOracle Tuxedoドメイン(またはIMSサーバーのみ)を停止する必要があります。

  • 分析ツールの使用方法

    IMS_RT/binにあるimsperfツールを次のように使用して、トランザクション/アプリケーションのパフォーマンス・レポートを取得します。

    imsperf [-d path]

    pathは、パフォーマンス・トレースが置かれている場所です。

    その出力は、パフォーマンス分析の結果(tranname.csvappname.csv)であり、直接開くことのできるCSV形式です。