12.1.2 管理

このツールを正しく機能させるには、次の表に示すように、いくつかの環境変数を最初に設定する必要があります。

表12-2 必須環境変数

変数名 説明
TUXDIR 必須。Tuxedoのインストール・ディレクトリ。設定されていない場合、エラー・メッセージが表示されてツールは停止します。
KIXDIR 必須。

ART CICS Runtimeのインストール・ディレクトリ。<ART_INSTALL_DIR>/Cics_RTです。設定されていない場合、エラー・メッセージが表示されてツールは停止します。

さらに、buildartcicを実行できるように、$KIXDIR/bin$PATHに含める必要があります。

COBDIR | COBOLITDIR 必須。COBOLコンパイラのインストール・ディレクトリ(Micro Focus COBOLの場合はCOBDIR、COBOL-ITの場合はCOBOLITDIR)。環境で設定できるのは1つのみ。両方とも存在しないか、あるいは両方とも存在する場合、ツールはエラー・メッセージが表示されて停止します。
DB2DIR | ORACLE_HOME 一部の状況では必須。

他の場合はオプション。

データベースのインストール・ディレクトリ(UDBの場合はDB2DIRで、-r UDB_XA*が指定されていれば必須です。Oracleの場合はORACLE_HOMEで、-r Oracle_XA*が指定されていれば必須です)。

必要なときにどちらも存在しない場合、エラー・メッセージが表示されてツールは停止します。

MT_DB_LOGIN UDBデータベースで構築されたARTTSQ*サーバーの場合は必須。

他の場合はオプション。

DB2データベース用の接続パラメタが次の書式で使用されます。
db2 connect to […]

一般的な構文: パスワードを使用するdb別名ユーザーのユーザー名

DB2INSTANCE UDBデータベースで構築されたARTTSQ*サーバーの場合は必須。

他の場合はオプション。

現在のDBインスタンスを指定します。

MQM オプション。WebSphere MQのインストール・ディレクトリを表します。設定しない場合、AIXプラットフォームでは/usr/mqm、LinuxおよびSolarisプラットフォームでは/opt/mqmと同じです。

ノート:

  • COBOL-ITコンパイラを使用するには、コピーを作成するか、$COBOLITDIR/bin/cobmfのシンボル・リンクを$COBOLITDIR/bin/cobとして作成してください。たとえば、コマンドln -s $COBOLITDIR/bin/cobmf $COBOLITDIR/bin/cobを使用できます。
  • Solarisプラットフォームの場合は、64ビットのlibc*ライブラリのライブラリ・パスを$LD_LIBRARY_PATHに含めてください。これらのライブラリは<SUN_STUDIO_INSTALL_DIR>/lib/v9にあります。
  • Solarisプラットフォームの場合は、64ビットのlibc*ライブラリのライブラリ・パスを$LD_LIBRARY_PATHに含めてください。これらのライブラリは<SUN_STUDIO_INSTALL_DIR>/lib/v9にあります。
  • ARTTSQをUDBで構築するには、表TS_Q_CONTENTがすでにデータベースに存在することを確認してください。存在しない場合は、すべての必要な環境変数を正しく設定した後に、<ARTINSTALL_DIR>/Cics_RT/tools/crtstable_UDBを実行してください。