3.12.3 GMTEXTの指定

この例を参照してGMTEXTを指定してください。

GMTEXTを指定する例のリスト

[KIXR]
APPLID=DBDCKIXR
GMTEXT='An Information Development CICS Terminal'

GMTEXTには、次の2つの形式があります。

  • メインフレームCICS形式

    メッセージ全体を一重引用符で囲む必要があります。テキスト内でアポストロフィを句読点として使用できます。そのためには、アポストロフィを2つ続けて1つのアポストロフィを表します。

    例: GMTEXT='User''s logon message text.'
  • ART for CICS形式

    アポストロフィはエスケープ文字として機能しません。(この方法の方が、メッセージを編集する方法として簡単です。)

    例: GMTEXT=User's logon message text.

表3-10 システム・パラメータ

フィールド名 説明
SYSIDNT X(4) 必須 CICSリージョンを定義するためのシステム・セクションの名前。名前の長さは1から4文字です。デフォルト名は、CICSです。

システム・セクションの名前と定義したCICSリージョンの名前は同じである必要があります。

ノート:

複数のセクションが同じSYSIDNTを共有する場合、このCICSリージョンの最終的な構成には、それらのセクションに定義されているすべてのパラメータが含まれます。これらのセクションに同じパラメータが複数定義されている場合は、最後のパラメータのみが有効です。
APPLID X(8) DBDCCICS|a pplid、省略可能 VTAMネットワーク内のCICSリージョンを識別します。名前の長さは1から8文字です。デフォルト値はDBDCCICSです。
INITPARM X(60) 必須 ASSIGN INITPARMを呼び出す各CICSアプリケーション・プログラムのシステム初期化表(SIT)の初期化パラメータを指定します。INITPARMの書式は、INITPARM=(pgmname_1='parmstring_1'[,...,pgmname_n='parmstring_n'])です。現在、program='parmstring'のセットを255個までサポートします。

programの値は1 - 8文字の英数字で構成される必要があり、長さ制限を超える場合は切り捨てられます。

parmstringの値の最大長は60文字です。それ以降は切り捨てられます。パラメータの文字列は一重引用符で囲みます。文字列内に含まれる引用符はすべて重複している必要があります。

ノート:

各セクションにINITPARMパラメータが複数指定されている場合は、最後の定義が有効になります。
LGNMSG X(3) NO | YES、省略可能 アプリケーション・プログラムでログオン・データを使用できるかどうかを指定するシステム初期化パラメータ。
GMTEXT X(246 ) オプション GMTEXTは、システム初期化パラメータです。GMTEXTでは、デフォルト・ログオン・メッセージ・テキスト(Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS)または独自のメッセージ・テキストのいずれをログオン画面に表示するかを指定します。メッセージ・テキストは、ターミナルでART for CICSにログオンするとCSGMトランザクションによって表示されます。

GMTEXTは最大246文字の長さで、それより長い場合は切り捨てられます。(例については、「GMTEXTの指定」を参照してください。)

GMTEXTを有効にするには、ARTCNXサーバーの[SYSIDNT]でCLOPT -sオプションを構成する必要があります。詳細は、「ARTCNX構成」を参照してください。

GMTRAN X(4) オプション ターミナルがART CICSにログオンしている場合、ATIによって開始されるトランザクションの名前を指定するシステム初期化パラメータ。GMTRANの書式は、GMTRAN={CSGM|CESN|transaction-id},です。デフォルト値は、CSGMです。

ノート:

GMTRANを有効にするには、LOGONMSG=YEStypeterms.descで指定する必要があります。ただし、LOGONMSGNOに指定されると、画面がクリアされます。
BMS X(60) DDS|NODDS、省略可能 DDS (入出力装置依存サポート)を有効にするかどうかを指定します。デフォルト値はDDSで、DDSが有効です。

DDSが有効な場合、BMSは次のルールを使用して物理マップを選択します。

  • 使用されている画面サイズが代替の画面サイズと同じ場合、BMSはALTSUFFIXで指定される接尾辞をマップセット名に追加します。つまり、トランザクションがTYPETERM定義で指定されるSCRNSIZE(ALTERNATE)を持つ場合、またはデフォルト画面と代替画面のサイズが同じ場合、BMSのマップ選択ルーチンは、ALTSUFFIXで指定される接尾辞を使用して、マップセットのロードを試みます。
  • このようなマップセットが見つからない場合、BMSは接尾辞がないマップセットのバージョンのロードを試みます。
TYPE X(8) ARTCICS | TMASNA オプション。デフォルト値はARTCICSです。
PLTPI X(2) オプション PLT接尾辞の名前。SUFFIXの長さは1-2文字です。
PLTSD X(2) オプション PLT接尾辞の名前。SUFFIXの長さは1-2文字です。
SRM_IPCKEY 9(6) IPCKEY オプション。SRM_IPCKEYには、共有メモリー・セグメントのIPCKEY(識別子)を示します。

SRM_IPCKEYは、ARTSRMサーバーが共有メモリーを使用してランタイム情報を格納する場合にのみ使用します(ARTSRMがデータベースを使用する場合、SRM_IPCKEYは無視されます)。共有メモリーを使用するときにSRM_IPCKEYを指定しない場合、ARTSRMはそのTuxedoグループ番号を使用してIPCKEYを生成します。

単一のCICSリージョンでは、このリージョンのどのARTSRMに対してもSRM_IPCKEYが同じでなければならず、それらのARTSRMサーバーはすべて同じマシンで実行されている必要があります。

SRM_LOCATION X(32) MEMORY|DB ARTSRMのストレージ・メディアを指定します。
  • Memory (デフォルト): データの格納に共有メモリーを使用します
  • DB: データの格納にデータベースを使用します
PGAIPGM X(8) INACTIVE|A CTIVE PGAIPGMシステム初期化パラメータでは、初期化時のプログラム自動インストール機能の状態を指定します。
  • INACTIVE: プログラム自動インストール機能は無効です。
  • ACTIVE (デフォルト): プログラム自動インストール機能は有効です。
CICS_RELEASE X(4) オプション CICS INQUIRE SYSTEM RELEASEコマンドで返されるCICSシステム・コードを指定します。

CICSシステムコードは、環境変数KIX_CICS_RELEASEを介して、またはシステム構成ファイルのCICS_RELEASEを介して指定できます。

KIX_CICS_RELEASEsystems.descCICS_RELEASEが両方とも構成されている場合は、systems.desc内の値が返されます。

KIX_CICS_RELEASEsystems.descCICS_RELEASEが両方とも構成されていない場合は、値'0660' (CICS 4.1に対応)が返されます。

ノート:

セクション名とキーの大文字と小文字は区別されませんが、値では区別されます。各キーの最大長は64文字で、それぞれの値の最大長は32767文字です。