3.14 Typeterm構成ファイル

次の表では、ARTTCPによってサポートされるTypetermsを示し、定義しています。

ファイル名は、typeterms.descです。

typeterm定義の書式は、次のとおりです。

[typeterm]
<field_name_1>=<field_value_1>
<field_name_2>=<field_value_2>
… …
<field_name_n>=<field_value_n>

例:

[typeterm]
name=IBM-3278-2
userarealen=255
katakana=YES

表3-12 Typetermパラメータ

フィールド名 説明
ALTSCREENCOLU MN 9(3) {80|132| …} 端末の画面サイズの合計列数を指定します。SCRNSIZE=alternateの場合、このパラメータは必須パラメータです。
ALTSCREENROW 9(3) {24|32|4 3|27|…} 端末の画面サイズの合計行数を指定します。SCRNSIZE=alternateの場合、このパラメータは必須パラメータです。
ALTSUFFIX X(1) 0-9|a-z| A-Z 省略可能 typetermの1文字のALTSUFFIXを指定します。英数字または空白(接尾辞なし)のみ指定できます。値は大文字と小文字が区別されず、自動的に大文字に変換されます。
DESCRIPTION X(79) オプション リソースの説明のための小さなテキスト領域。
EXTERCODE X(10) {ibm-37 | ibm-1388 |ibm-138 0|…} アウトバウンド・データのどのエンコーディング・タイプを使用するかを指定します。この属性の値は、z/OSプラットフォームで使用されるどのEBCDICエンコーディング・タイプでもかまいません。デフォルト値は、ibm-37です。
INTERCODE X(10) {ASCII | UTF-8|Sh ift-JIS| …} インバウンド・データのどのエンコーディング・タイプを使用するかを指定します。この属性の値は、一般的なプラットフォームで使用されるどのエンコーディング・タイプでもかまいません。デフォルト値は、ASCIIです。
NAME X(79) 必須 typetermの名前。
PROGSYMBOLS X(3) NO | YES Programmed Symbol (PS)ファシリティをサポートするかどうかを指定します。デフォルト値はNO
SCRNSIZE X(9) DEFAULT| ALTERNATE オプション。代替の画面サイズでマップ/テキストを送信/受信するかどうかを指定します。デフォルト値はDEFAULTで、代替の画面サイズでマップ/テキストを送信/受信しません。
SOSI X(3) NO | YES EBCDICと2バイトの混合文字セット(DBCS)がサポートされるかどうか指定します。デフォルト値はNO
color X(3) NO | YES 拡張color属性を指定します。
defscreencolumn 9(3) 80 デフォルト画面サイズの列数。
defscreenrow 9(3) 24 デフォルト画面サイズの行数。
hilight X(3) NO | YES ターミナルがハイライト機能をサポートするかどうか示します。
logonmsg X(3) NO | YES ターミナル上でGood Morning (CSGM)トランザクションが自動的に起動されるかどうかを示します。

Oracle Tuxedo ARTには、デフォルトのCSGMトランザクションが用意されています。デフォルトのGood Morning (CSGM)トランザクションの構成に関する項を参照してください。

outline X(3) NO | YES ターミナルがフィールドの外枠表示をサポートするかどうか示します。
swastatus X(10) ENABLED| DISABLED リソース・ステータスを指定します。
  • ENABLEDに設定されている場合、リソースは使用可能です。
  • DISABLEDに設定されている場合、システムはリソースを使用できません。
uctran X(10) NO | YES | TRAN
  • YES: アルファベットの小文字を大文字に変換します。
  • NO: アルファベットの小文字を大文字に変換しません
  • TRAN: トランザクションIDのみ、小文字から大文字に変換します。
userarealen 9(3) 0 ~ 255 ターミナル制御表ユーザー領域(TCTUA)の、ターミナル用の領域サイズ。
KATAKANA x(3) NO | YES、省略可能 KATAKANAサポートが必要かどうかを指定します。デフォルト値はNOです。KATAKANA機能は、KATAKANAYESに指定されている場合のみ有効です。

ノート:

KATAKANAterminals.descまたはtypeterms.descで設定できます。ただし、terminals.desc内でKATAKANAYESまたはNOに設定されていない場合、typeterms.desc内のKATAKANAが有効になります。
ATI X(3) NO | YES、省略可能 自動トランザクション開始により、トランザクションがターミナルで起動できるかどうかを指定します。

YES: 自動トランザクション開始により、トランザクションはターミナルで起動できます。

NO: 自動トランザクション開始により、トランザクションはターミナルで起動できません。

ATI(YES)を指定すると、トランザクションは、一時データ制御によって、または別のトランザクションが発行したEXEC CICS STARTコマンドによって、ターミナルで起動できます。ターミナルにすでにトランザクションがある場合は、それが終了するまで、ATIトランザクションは保留されます。ATI(YES)を指定する場合は、1バイト以上のIOAREALENを指定する必要があります。ただし、ATIおよびIOAREALENが、YESおよび0という強制的なデフォルト値を持つDEVICE(APPC)の場合は除きます。

ATIYESとして指定され、CREATESESSYESとして指定されている場合、ターミナルがACQUIREDでないときにトランザクションが開始されると、取得は自動的に行われます。

このフィールドが前述のどちらの値にも定義されていない場合は、YESとして処理されます。

TTI X(3) NO | YES、省略可能 トランザクションをユーザーがターミナルで開始できるかどうかを指定します。

YES: トランザクションをユーザーがターミナルで開始できます。ATI(YES)も指定すると、トランザクションを自動的に開始できます。この場合、一時データ制御と間隔制御のどちらによる場合でも、自動トランザクション開始は、ターミナル制御表の適切なターミナル・エントリに条件を設定します。ATITTIの両方がYESとして指定され、ターミナルにトランザクションがない場合、ターミナル制御はユーザー定義タスクを開始します。このタスクは、ターミナルにメッセージを送信することが想定されます。

問合せやオーダー・エントリなどのトランザクション処理で使用されるターミナルの場合は、TTI(YES)およびATI(NO)を指定します。これは、ターミナル・リクエストなしではメッセージが送信されなかったり、それを経由してトランザクションが入力される、ディスプレイ・ステーションやハードコピー・ターミナルにも適用されます。3790問合せ論理ユニットに指定できるのはこれのみです。

NO: トランザクションをユーザーがターミナルで開始できません。NOを指定した場合、ATI(YES)を指定すると、トランザクションは自動的に開始できます。このようなターミナルの例には、ウェアハウスなど、遠隔地にあり、無人だがメッセージを受信できるターミナルがあります。このフィールドが前述のどちらの値にも定義されていない場合は、YESとして処理されます。