1.6 アップグレードに関する考慮事項
Oracle Tuxedo Application Runtime for CICSを12cリリース1 (12.1.1)以前のリリースからアップグレードする場合は、CICS COBOLプログラム用のCICSプリプロセッサを再度実行し、再コンパイルする必要があります。Oracle Tuxedo Application Runtime for CICS 12cリリース2 (12.1.3)からアップグレードする場合は、CICSプリプロセッサを再度実行する必要はありませんが、COBOLコンパイラのバイナリ互換性に応じて、このリリースで動作保証されているCOBOLコンパイラのバージョンでプログラムを再コンパイルする必要があります(「サポート対象のプラットフォーム」の動作保証マトリックス・リンクを参照)。
11.1.1.2以前のリリースからアップグレードする場合は、ARTADMサーバーがCICS RuntimeのOracle Tuxedo UBBCONFIGファイルで構成されていることを確認する必要があります。
COBOL-ITを使用する場合は、CICSプログラムをコンパイルする際に-fthread-safeオプションを指定する必要があります。
Micro Focus Visual COBOL 7.0を使用している場合、CBL_SUBSYSTEMキャンセルに対して論理的なキャンセルを指定する、COBOLランタイム調整可能パラメータsubsystem_cancel_mode=1を設定することをお薦めします。詳細は、Micro Focusのドキュメントを参照してください。