1.5.3.3 クロス・ドメイン構成

ARTIGWARTIMPPが異なるドメインにデプロイされている場合、ARTIGW<tuxclt_service_name>_REPLY_ <grpid>_ <srvid>および<mq_service_name>_REPLY_ <grpid>_ <srvid>という名前でサービスをエクスポートします。GRPIDSVRIDは5文字です(0で始まります)。

前述のサービス名は、ARTIMPPが属しているすべてのリモート・ドメインのDMCONFIGファイルのDM_REMOTE_SERVICESセクションで構成されている必要があります。さらに、ARTIGWが配置されている各ドメインによって適切なサービス名がエクスポートされ、サービス競合がないようにする必要があります。

たとえば、ARTIGWがドメインGWにあり、ARTIMPPがドメインMPPにあると想定します。ARTIGWは、SRVID=101, SRVGRP= GROUP1で、デフォルト・サービス名を使用するように構成されています。次のリストに、MPPおよびGWドメインのDMCONFIGファイルの例を示します。

MPPおよびGWドメインのDMCONFIGファイルのリスト

  • MPPドメイン:
    *DM_REMOTE_SERVICES
    IMSGW_SVC_REPLY_00001_00101
  • GWドメイン:
    *DM_LOCAL_SERVICES
    IMSGW_SVC_REPLY_00001_00101

ノート:

  1. 非端末tuxedoクライアントに対しては、ARTIGWによる変換は行われません。クライアント・アプリケーションから提供されるデータは、ARTMPPサーバーとアプリケーション・プログラムで予想される形式にする必要があります。
  2. ARTIGWは、単一スレッドのTuxedoサーバーです。ユーザーはパフォーマンス調整のためにARTIGWの複数インスタンスをデプロイできます。
  3. Oracle Tuxedo MQ Adapterは、MQアプリケーションとのMQIインタフェースです。メインフレームとオープン・システムでWebSphere MQの動作は異なっているため、Tuxedo MQ Adapterの動作も異なるように見える可能性があります。

    たとえば、MQアプリケーションがメインフレーム上にMQPMO_NONEと指定されたメッセージを投入した場合、Oracle Tuxedo MQ Adapterは、MQアプリケーションによってMQCMITが呼び出されるまで、IMSトランザクションをトリガーしません。

    ノート:

    オープン・システムでは、IMSトランザクションはすぐにトリガーされます。
  4. MQアプリケーションでは、メッセージの処理中にARTIGWまたはARTIMPPによって予期しないエラーが発生した場合、レポート・メッセージが生成され、元のメッセージによって指定されている応答キューに送信されます。レポート・メッセージには元のメッセージのデータは含まれておらず、エラー・メッセージの詳細を示す文字列のみが含まれています。