1.1.6.3 説明

トランザクションおよびアプリケーションのパフォーマンス・レポートを生成するには、このツールを使用します。

-dオプションを指定すると、指定したパスの下でパフォーマンス・トレース・ファイルが検索されます。

-dオプションを指定しない場合、パフォーマンス・トレースはまず$IMS_TRACE_PATHの下で検索され、次に$APPDIR/logの下で検索されます。詳細は、「imsgenconfを使用したTuxedo ART for IMSの構成の生成」を参照してください。

imsperfにより、パフォーマンス・トレース・ファイルと同じディレクトリに、トランザクション/アプリケーションのパフォーマンス・レポートが次のような形式で生成されます。

tranname.csv
application.csv.

時間の単位はマイクロ秒です。このCSV形式のレポート・ファイルは、直接開くことができます。パフォーマンス・レポートに含まれる処理の説明を次の表に示します。

表1-2 操作のパフォーマンス・レポート

OP タイプ 説明
MPP/BMP
{MPP|BMP}_TOTAL 混合 トランザクション/プログラム全体に費やされた合計時間
{MPP|BMP}_CPU_USER_TOTAL 混合 ユーザー・モードでトランザクション/プログラム全体に費やされた合計CPU時間
{MPP|BMP}_CPU_SYSTEM_TOTAL 混合 システム・モードでトランザクション/プログラム全体に費やされた合計CPU時間
{MPP|BMP}_DLI_TOTAL ユーザー・プログラム 現在のトランザクション/プログラムですべてのDLI呼出しに費やされた合計時間
{MPP|BMP}_BEGIN フレームワーク 新規トランザクション/プログラムの起動に費やされた時間
{MPP|BMP}_GET_APP_ADDRESS フレームワーク ユーザーのCOBOL/Cプログラムのロードに費やされた時間
{MPP|BMP}_PREPARE_PCB フレームワーク 現在のトランザクション/プログラムに必要なPCBの準備に費やされた時間
{MPP|BMP}_DB_PRE フレームワーク DBプラグインdb_pre関数の呼出しに費やされた時間
{MPP|BMP}_TPBEGIN フレームワーク TUXEDO tpbegin関数の呼出しに費やされた時間
{MPP|BMP}_EXECUTE_PROGRAM 混合 ユーザー・プログラムの起動および実行に費やされた時間
{MPP|BMP}_TPCOMMIT フレームワーク TUXEDO tpcommit関数の呼出しに費やされた時間
{MPP|BMP}_DB_POST フレームワーク DBプラグインdb_post関数に費やされた時間
共通
CBL_MF_CALL_PROGRAM ユーザー・プログラム ユーザーのCOBOLプログラムの実行に費やされた時間
CBL_MF_CREATE_SUBSYS フレームワーク MFサブシステムの作成に費やされた時間
CBL_MF_DESTROY_SUBSYS フレームワーク MFサブシステムの破棄に費やされた時間
CBL_MF_SET_ERROR_PROC フレームワーク MFエラー・プロシージャの設定に費やされた時間
CBL_CIT_CANCEL_REGION フレームワーク CITリージョンの取消しに費やされた時間
CBL_CIT_SET_REGION フレームワーク CITリージョンの設定に費やされた時間
CBL_CIT_SET_ERROR_PROC フレームワーク CITエラー・プロシージャの設定に費やされた時間
CBL_CIT_RESOLVE_PROGRAM フレームワーク COBOLプログラムの解決に費やされた時間
CBL_CIT_CALL_PROGRAM ユーザー・プログラム ユーザーのCOBOLプログラムの実行に費やされた時間
 
DLI_TSAMBEGIN ユーザー・プログラム TSAMによるDLIモニタリングの開始に費やされた時間
DLI_TSAMEND ユーザー・プログラム TSAMによるDLIモニタリングの終了に費やされた時間
All DLIs(GU,GN,ISRT…….) ユーザー・プログラム 特定のDLI呼出しに費やされた時間
ODBA_BEGIN ユーザー・プログラム ODBA呼出しの開始に費やされた時間
ODBA_BUILD_MESSAGE ユーザー・プログラム ODBAリクエスト・メッセージの作成に費やされた時間
ODBA_SEND_MESSAGE ユーザー・プログラム ODBAプロキシへのメッセージの送信に費やされた時間
ODBA_RECV_MESSAGE ユーザー・プログラム ODBAプロキシからのレスポンス・メッセージの待機および受信に費やされた時間
ODBA_CONVERT_MESSAGE ユーザー・プログラム レスポンス・メッセージ内のデータの変換に費やされた時間
ODBA_TOTAL ユーザー・プログラム ODBA呼出しに費やされた合計時間
ゲートウェイ
GW_TOTAL 混合 トランザクションの開始からレスポンスがTUXEDOクライアントまたはMQに送信されるまでの時間
GW_REQUEST_BEGIN フレームワーク 新規リクエストの開始に費やされた時間
GW_REQUEST_BUILD_MESSAGE フレームワーク トランザクション・リクエスト・メッセージの作成に費やされた時間
GW_REQUEST_CALL_SERVICE フレームワーク トランザクション・サービスの呼出しに費やされた時間
GW_REQUEST_TPSERVICE_HOOK フレームワーク TSAMモニタリングに費やされた時間
GW_REQUEST_TSAM_HOOK フレームワーク TSAMモニタリングに費やされた時間
GW_REPLY_BEGIN フレームワーク 応答サービスの開始に費やされた時間
GW_REPLY_SEND_RESPONSE フレームワーク TUXEDOクライアントへの応答メッセージの送信に費やされた時間
GW_MQ_BEGIN フレームワーク 新規リクエストの開始に費やされた時間
GW_MQ_TPSERVICE_HOOK フレームワーク TSAMモニタリングに費やされた時間
GW_MQ_BUILD_MESSAGE フレームワーク トランザクション・リクエスト・メッセージの作成に費やされた時間
GW_MQ_TSAM_HOOK フレームワーク TSAMモニタリングに費やされた時間
GW_MQ_CALL_SERVICE フレームワーク トランザクション・サービスの呼出しに費やされた時間
GW_MQ_REPLY_BEGIN フレームワーク 応答サービスの開始に費やされた時間