1.2.5.4.3 説明
ROLL
は、データベースの更新を取り消し、挿入されたが伝送に使用できないすべてのメッセージを取り消します。高速PCBの場合、メッセージは、IMSがメッセージの完了を認識したとき(つまりPURG
呼出しが呼び出されるとき)に、伝送に使用できるようになります。低速PCBでは、プログラムがコミット・ポイントに到達するまではメッセージが送信可能になりません。
Tuxedo ART for IMSでは、tpabort()
を使用してアプリケーション・プログラムによって作成されたすべての変更をロールバックし、未送信のメッセージ・バッファを空にするために、シミュレートされたROLL
呼出しが使用されます。これは、Tuxedo ART for IMSにコントロールを返しますが、呼出し元プログラムにはコントロールを返しません。
永続トランザクション(TPまたはトランザクション指向BMPプログラム)では、永続モードのARTIMPP
で処理されているか、ARTIBMPT
で処理されている場合、ROLL
により/Qの最後のコミット・ポイントから現在のメッセージが削除されます。
親トピック: ROLL