1.2.5.3.3 説明

ROLBは、データベースの更新を取り消すために使用されます。伝送できないすべての挿入済メッセージが取り消されます。高速PCBの場合、メッセージは、IMSがメッセージの完了を認識したとき(つまりPURG呼出しが呼び出されるとき)に、伝送に使用できるようになります。低速PCBでは、プログラムがコミット・ポイントに到達するまではメッセージが送信可能になりません。

Tuxedo ART for IMSでは、tpabort()を使用することでアプリケーション・プログラムによって行われたすべての変更をロールバックし、送信されていないメッセージ・バッファを空にするために、シミュレートされたROLB呼出しが使用されます。

永続トランザクション(TPまたはトランザクション指向BMPプログラム)では、永続モードのARTIMPPで処理されているか、ARTIBMPTで処理されている場合、ROLBは最後のコミット・ポイントから最初のメッセージの最初のセグメントをIOAREAに返し、/Qの最後のコミット・ポイントから最初のメッセージを削除します。

非永続トランザクション(TPまたはトランザクション指向バッチ)では、Tuxedo ART for IMSは現在処理中のメッセージの最初のセグメントのみを返します。