1.1.2.3 説明

DFSRRC00は、DFSRRC00入力を待機しているARTIBMP/ARTIBMPTサーバーをアクティブ化するために使用されます。DFSRRC00パラメータは、ワークベンチによってJCLから変換されたスクリプトから渡された文字列です。現在、文字列に含まれるサブパラメータでサポートされているものは、5つのみです(“BMP, ${MBR}, ${PSB}, ${IN}, ${CKPTID}”)。文字列内の残りのサブパラメータは無視されます。

IMSサーバー・エラーや異常終了がなく、ユーザー・プログラムもクラッシュしていない場合、ユーザー・プログラムのリターン・コードはDFSRRC00です。

DFSRRC00 クライアント名の形式は“${MBR}-DFSRRC00”のようになります。tmadminを使用すると、現在実行中のバッチ・プログラムを監視できます。

トランザクションやプログラムの開始/終了時に、プログラム起動ログ・ファイルに、次の形式でトレース行が追加されます: "transaction name, program name, Sstart time, Eend time, group id, server id"

ノート:

("-"が使用されている場合、空の値を示します)。

DFSRRC00でBMPサービスを呼び出すときに、2つの重複するFML32フィールド(IMS_BMP_APPNAME_ROUTEIMS_JOB_NAME_ROUTE)をルーティング・フィールドとして使用できます。このため、特定のアプリケーション・プログラムまたはバッチ・ジョブを特定のBMPサーバー・グループにルーティングできます。これらの2つのFML32フィールドは、$IMSDIR/include/ROUTEFMLで定義されています。

ノート:

将来の使用に備えて、16個の追加のパラメータが予約されていますが、現在サポートされていません。

Oracle Tuxedoセキュリティが有効な場合、環境変数ARTIMS_PROFILEを使用して、認証に使用されるセキュリティ・プロファイルを指定する必要があります。ARTIMS_PROFILEの値は、セキュリティ・プロファイルの名前です。2つのタイプのセキュリティ・プロファイル(Oracle Walletとgenimsprofileによって作成されたプロファイル)がサポートされています。

Oracle Walletプロファイルの場合:

  • 事前にOracleユーティリティ"orapki"または"mkstore"を使用してOracle Walletを作成する必要があります。詳細は、『Oracle Tuxedo Application Runtime for IMSユーザーズ・ガイド』認証構成に関する項を参照してください。
  • Oracle Walletプロファイル名の先頭には"file:"という文字列が付けられ、その後にOracle Walletの場所を示すディレクトリ名が付けられます。例: export ARTIMS_PROFILE="file:/path/to/wallet"