1.4.1 IMS MFS制御ブロック・サポート

メッセージ形式およびデバイス形式の定義は、定義文の別の階層セットで実行されます。次の表11は、すべての定義文とそれらの説明を示しています。

表1-12 定義文と説明

定義文セット名 文の名前 説明
メッセージ定義文セット

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メッセージ形式の定義に使用されます。

MSG メッセージ入力または出力定義を開始し、名前を付けます。
LPAGE オプションのLPAGE文は、論理ページを構成するセグメントのグループを定義します。
PASSWORD IMSパスワードとして使用する1つ以上のフィールドを識別します。
SEG メッセージ・セグメントを識別します。
DO 後続のMFLD文の反復処理を要求します。
MFLD MFLD文は、メッセージ出力セグメントの一部としてアプリケーション・プログラムに提示されるように、メッセージ・フィールドを定義します。少なくとも1つのMFLD文を、MSG定義ごとに指定する必要があります。
ENDDO 先行するMFLD文の反復処理を終了します。
MSGEND メッセージ定義の終わりを識別します。
形式定義文セット

----

デバイス形式の定義に使用されます。

FMT 形式定義の先頭を識別します。
DEV デバイス・タイプおよび操作オプションを識別します。
DIV 入力、出力、または両方として形式を識別します。
DPAGE メッセージ・フィールドのLPAGEグループに対応するデバイス・フィールドのグループを識別します。
PPAGE 一度にリモート・アプリケーション・プログラムに送信できる論理的に関連するレコードのグループを識別します。
DO 後続のDFLD文の反復処理を要求します。
DFLD デバイス・フィールドを定義します。DFLD文の反復処理は、DOおよびENDDO文を指定することで起動できます。反復処理を実行するには、DO文をDFLD文の前に、ENDDOをDFLD文の後に配置します。
ENDDO 先行するDFLD文の反復処理を終了します。
FMTEND 形式定義の終わりを識別します。
END 入力ファイルの終わりを定義します。

前述の表の"END"文は、入力ファイルの終わりを定義します。その後のすべてのコンテンツは無視されます。入力ファイルに"END"がない場合、MFSGENによって警告メッセージが生成され、入力ファイルにそれが追加されます。

文の名前ごとに、いくつかのフィールドがあります。詳細なフィールド名および値の要件を、次の表12および表13に示します。他のすべての文は、現在、サポートされていないフィールドとみなされます(次の表に示す)。

表1-13 メッセージ定義文セット・フィールド

文の名前 フィールド 指定できる値 ノート
MSG TYPE INPUT

OUTPUT

サポート
SOR= (formatname, IGNORE) "IGNORE"は必須です。
OPT= 1、2または3 警告
NXT= msgcontrolbl ockname サポート
PAGE= NoまたはYES 警告
FILL= C' ' 入力されているものが空白でない場合は警告。
C'c'
NULL
PT
LPAGE SOR= dpagename
COND= (mfldname | mfldname(pp) | Segoffset, > |<| | | = | != , ‘value’ ) エラー
NXT= msgcontrolbl ockname  
PROMPT= (dfldname,'l iteral')  
PASSWORD PASSWORD blanks

comments

エラー
SEG EXIT= (exitnum,exi tvect) 警告
GRAPHIC= YESまたはNO 警告
DO count   サポート
SUF= number サポート
MFLD dfldname   サポート
‘literal’  
G`literal`  
(dfldname, 'literal')  
(dfldname, G'literal')  
(dfldname, system-liter al)  
(,SCA)   TBD
LTH= 1 サポート
nn サポート
(pp, nn) 警告
JUST= LまたはR サポート
ATTR= YESまたはNO、nn サポート
FILL X'40' 警告
X'hh' 警告
C'c' c=SPACEの場合にのみサポート対象
NULL 警告
EXIT= (exitnum, exitvect) 警告
ENDDO     サポート
MSGEND     サポート

ノート:

システム・リテラルに含まれるものは次のとおりです: TIMEDATE1DATE2DATE3DATE4DATE1Y4DATE2Y4DATE3Y4DATE4Y4YYDDDMMDDYYDDMMYYYYMMDDYYYYDDDMMDDYYYYDDMMYYYYYYYYMMDDDATEJULDATEUSADATEEURDATEISOLTSEQLTNAME

LTMSGおよびLPAGENOの場合、警告メッセージが表示され、何も効果はありません。次の表12にない他の文字列については、構文エラーが表示されます

表1-14 形式定義文セットのフィールド

文の名前 フィールド 指定できる値 サポート対象かそれ以外か
FMT サポート
DEV TYPE= 3270 サポート
3270-A2 | | (3270,2) サポート
(3270,1) | 他の値 エラー
FEAT= IGNORE サポート
(CARD | NOCD | PFK | NOPFK | DEKYBD | PEN | NOPEN) 警告
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 警告
PEN= dfldname 警告
CARD= dfldname 警告
SYSMSG= dfldlabel サポート
DSCA= X'value' サポート
number サポート
PFK= (dfldname, 'literal'…) サポート
(dfldname, integer='literal'…) サポート
(dfldname, NEXTPP |NEXTMSG | NEXTMSGP | NEXTLP | ENDMPPI …. ) 警告
(dfldname, integer= NEXTPP |NEXTMSG | NEXTMSGP | NEXTLP | ENDMPPI …. ) 警告
SUB= X'hh' 警告
C'c' 警告
PDB= pdbname 警告
DIV TYPE= INOUT サポート
OUTPUT
DPAGE CURSOR= (lll, ccc)

(111,ccc,dfld)

サポート対象; カーソル > 1: 警告
MULT= YES 警告
PD= pdname 警告
FILL= PTまたはX'hh' 警告
C'c' c=SPACEの場合にのみサポート対象
NULL 警告
NONE 警告
ACTVPID= (パーティション・フォーマット済モードの3290の場合) 警告
PPAGE comments   エラー
DO Count   サポート
1, MAX   サポート
line-inc, column-inc   サポート
Position-inc   警告
SUF= number サポート
BOUND= LINE | FIELD サポート
DFLD 'literal'   サポート
G'literal'   サポート
PASSWORD   エラー
POS= (lll,ccc) サポート
(lll,ccc,pp) 警告
LTH= nnn サポート
PEN= ‘literal 警告
NEXTPP 警告
NEXTMSG 警告
NEXTMSGP 警告
NEXTLP 警告
ENDMPPI 警告
ATTR= ALPHA|NUM サポート
NOPROT|PROT サポート
NODET|DET|IDET 警告
NORM|NODISP|HI サポート
NOMOD|MOD サポート
STRIP|NOSTRIP 警告
OPCTL= tablename 警告
EATTR= HD | HBLINK | HREV | HUL CD | BLUE | RED | PINK | GREEN | TURQ | YELLOW | NEUTRAL サポート
PX'00' | PX'hh' | PC'c' 警告
EGCS | EGCS'hh' サポート対象、EGCS'hh'の場合は、X'00'およびX'F8'の'hh'値のみがサポートされます。
VDFLD | VMFILL, VMFLD | VMFILL | VMFLD 警告
OUTL | OUTL'hh' | BOX | RIGHT | LEFT | UNDER | OVER サポート
MIX | MIXD サポート
ENDDO サポート
FMTEND サポート

前述の表の最後の列について、「サポート対象」とはフィールドがサポートされていることを意味し、「警告」とはフィールドはサポートされておらず、このフィールドは指定されてないかのようにツールによって無視され、警告が生成されることを意味します。「エラー」とはフィールドがサポートされておらず、ツールによってエラーが報告され、現在の定義文セットの解析に失敗することを意味します。

表1-15 サポート対象ではない他の定義文とコンパイル文

文の名前 フィールド サポート対象かそれ以外か
END   サポート
PDB LUSIZE 警告
SYSMSG
PAGINGOP
LUDEFN
PD PID
VIEWPORT
VIEWLOC
PRESPACE
WINDOWOF
CELLSIZE
SCROLLI
PDBEND comments
TABLE comments
IF DATA
LENGTH
'literal'
NOFUNC
NEXTP
NEXTMSG
NEXTMSGP
NEXTLP
PAGEREQ
ENDMPPI
TABLEEND comments
ALPHA 'EBCDIC literal character string'
COPY member-name
EQU number エラー
alphanumeric identifier
literal
symbol
RESCAN OFF | ON 警告
number
STACK ON | OFF
id
UNSTACK DELETE |KEEP
id
TITLE literal
PRINT ON | OFF
GEN | NOGEN
SPACE number
EJECT comments

前述の表の最後の列について、「サポート対象」とはフィールドがサポートされていることを意味し、「警告」とはフィールドはサポートされておらず、このフィールドは指定されてないかのようにツールによって無視され、警告が生成されることを意味します。「エラー」とはフィールドがサポートされておらず、ツールによってエラーが報告され、現在の定義文セットの解析に失敗することを意味します。

表1-16 メッセージ動的属性変更のサポート

バイト ビット 詳細 サポート
0 0-1 両方のビットがオンである場合、デバイス上でこのフィールドの最初の位置にカーソルを配置することを要求します。物理ページに適用されるLPAGEシリーズ(カーソル属性またはカーソル行/列値を持つ最初のMFLD)で最初に見つかったカーソル位置指定リクエストが、優先されます。これらのビットは00または11である必要があります。 はい
0 2-7 オフであることが必須 はい
1 0 オンであることが必須 はい
1 1 オンの場合は置換、オフの場合は追加 はい
1 2 保護 はい
1 3 数値 はい
1 4 高強度 はい
1 5 表示不可 はい
1 6 検出可能 はい
1 7 事前変更済 はい

表1-17 拡張フィールド属性のメッセージ動的変更のサポート

タイプ 詳細 サポート
01 0-4ビット 予約済

5ビット 入力必須

6ビット 必須フィールド

7ビット 予約済

検証置換。 いいえ
02 上に同じ 検証追加 いいえ
03 0-3ビット 予約済

4ビット 左線

5ビット 上線

6ビット 右線

7ビット 下線

X'00' デフォルト(アウトラインなし)

フィールド・アウトラインの置換 はい
04 上に同じ フィールド・アウトラインの追加 はい
05 0-6ビット 予約済

7ビット SO/SI作成

X'00'デフォルト(SO/SI作成なし)

入力制御置換 いいえ
06 上に同じ 入力制御追加 いいえ
C1 X'00' デバイス・デフォルト

X'F1'点滅

X'F2'反転表示

X'F4'下線

強調表示 はい
C2 X'00' デバイス・デフォルト

X'F1'青

X'F2'赤

X'F3'ピンク

X'F4'緑

X'F5'ターコイズ

X'F6'黄

X'F7'ニュートラル

はい
C3 有効なローカルID値は、範囲X'40'-X'FE'内であり、デバイス・デフォルトはX'00'です。 プログラム・シンボル はい

表1-18 DSCAフィールドのビット設定のサポート

バイト ビット 詳細 サポート
0 0-7 0であることが必要です はい
1 0 1であることが必要です はい
1 1 フォーマット書込みの強制(デバイス・バッファを消去し、すべての必須データを書込み)。 はい
1 2 書込み前に保護されていないフィールドを消去します。 はい
1 3 サウンド・デバイス・アラーム。 はい
1 4 候補のポインタに出力をコピーします。 はい
1 5 ビット1 - 出力を送信するときに画面を保護します。ビット1 - 出力を送信するときに画面を保護しません。 はい
1 6-7 0であることが必要です いいえ