1.10.3 永続トランザクションの定義 - imsresource.desc

このファイルで定義されるトランザクションはすべて永続トランザクションです。プログラム切替えによる永続トランザクションに対するメッセージは/Qに格納されます。Tuxedo ART for IMSを起動する前に、このファイル内に構成されているキュー・スペースに対応して、キュー名をトランザクション名と同じにして、すべての永続トランザクション用の/Qを作成する必要があります。次の表26に、imsresource.descのフィールド名を示します。

表1-27 セクション名: [imsresource]

フィールド タイプ 説明 TRANSACTのフィールド
QSPACE X(1..16) Mandatory キュー・スペース名  
TRANNAMES X(1..1024) Mandatory 永続トランザクションの名前。トランザクション名はカンマ区切りで表せます(例: TRAN1, TRAN2)。トランザクション名は8バイト以内にする必要があります。 N/A

次のリストに、キュー・スペースと参照用のキューを作成するためのスクリプト例を示します。このスクリプトを実際の要件に応じてカスタマイズできます。詳細は、Oracle Tuxedo /Qのガイドを参照してください。

キュー・スペースの作成スクリプトの例のリスト

qmadmin ${ARTIMS QSPACE_DEVICE}<<!end
crdl . . .
qspacecreate . . .
qcreate TRAN11 fifo none 2 30 80% 0 ""
qcreate TRAN12 fifo none 2 30 80% 0 ""
!end
--->
qmadmin ${ARTIMS QSPACE_DEVICE}<<!
echo
crdl ${ARTIMS QSPACE_DEVICE} 0 10000
qspacecreate
${QUEUE_SPACENAME}
22839
5000
50
1000
1000
10000
errque
y
16
qopen ${QUEUE_SPACENAME}
qcreate TRAN11 fifo none 2 30 80% 0% ""
qcreate TRAN12 fifo none 2 30 80% 0% ""
qcreate errque fifo none 2 30 80% 0% ""
q
!

ROLBまたはROLLを発行する永続トランザクションの場合、トランザクション・キューの作成の再試行回数は、比較的大きな数に設定する必要があります(最大で2147483647)。

ノート:

再試行回数は、特定のメッセージが永続トランザクションに入れられる回数の2倍以上の数に設定することをお薦めします。