1.2.2.6.4 制限

コマンドには、"/DIS TRAN"、"/DIS PGM"および"/DIS USER"のみサポートされます。これらのコマンドがCMD APIによって発行されると、関連するタイトル・セグメントがI/O領域を介して返され、それには、後続のセグメントの各フィールドの意味が記述されています。

  • "/DISP TRAN"

    Tuxedoで取得可能なトランザクション関連情報がI/O領域内に返されます。"/DISP TRAN tranname"の場合。返されるセグメントのタイトルは次のとおりです(llzz部分を除く):

    T70 TRAN CLS ENQCT QCT LCT PLCT CP NP LP SEGSZ SEGNO PARLM RC

    trannameが永続トランザクションを表す場合、TRANCLSおよびQCTのみがサポートされ、GCMDに対して返されるセグメントに値が入ります。"tranname"が非永続トランザクションを表す場合、TRANおよびCLSのみがサポートされ、GCMDに対して返されるセグメントに値が入ります。

    "/DISP TRAN tranname QCNT"の場合、返されるセグメントは次のとおりです(llzz部分を除く):

    T70 TRAN GBLQCTTRANのみがサポートされ、GCMDに対して返されるセグメントでGBLQCTは常にN/Aです。

    フィールド長の説明は次のとおりです。
    • TRAN: トランザクションの名前(8バイト)。
    • CLS: トランザクションのクラス(3バイト)。
    • ENQCT: サポートされません(5バイト)
    • QCT: トランザクションのキュー内の残されたメッセージ数(キュー数) (5バイト)。

    ノート:

    キュー数は、次の基準に一致する場合にのみ正確で信頼できます。
    • trannameは、現在のTuxedo ART for IMSサーバーによってのみ処理されます。
    • DISPLAY TRANは、IOAREAを指定しないCHKPの後に発行されます。

    GCMDに対して返されるセグメントで、すべてのサポートされないフィールドはN/Aになります。各フィールドは1つの空白で区切られます。

  • "/DISP user

    Tuxedoで取得可能なユーザー関連情報が返されます。返されるセグメントは(llzz部分を除く)、CUR_USER CUR_TRANです。

  • "/DISP PGM

    Tuxedoで取得可能なプログラム関連情報が返されます。返されるセグメントは(llzz部分を除く)、CUR_PGM CUR_TRANです。

ノート:

現在、前述の3つのコマンドでは他のすべてのパラメータは無視されます。前述の3つのサポートされているもの以外のコマンドがCMD呼出しによって発行されると、応答セグメントなしで成功ステータスが返されます。