営業ユーザーがデジタル営業オブジェクトにアクセスする方法
デジタル営業に固有のオブジェクトは、営業コンテスト・オブジェクト、営業目標オブジェクトおよび営業KPIオブジェクトの3つです。 デジタル営業UIにアクセスできる営業ユーザーは、多数のアクセス・パスを介してこれらのオブジェクト・レコードにアクセスできます。 次の各項を確認して、営業コンテスト、営業目標および営業KPIを作成および表示できるユーザーについて学習します。
ユーザーが営業コンテストにアクセスする方法
コンテストの所有者またはコンテストの関係者であるか、所有者または関係者の管理階層にいる場合は、営業コンテストに関するデータにアクセスできます。 コンテストへのアクセス権があるすべてのユーザーは、コンテスト関係者全員のデータを表示できます。 具体的には、次の場合に営業コンテストにアクセスできます。
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コンテストを作成した場合。 コンテストを作成すると、コンテスト所有者になります。
営業マネージャ、営業VPおよび営業管理者はコンテストを作成できます。 営業マネージャおよび営業VPは、自分の下位階層の関係者のみをコンテストに追加できます。 営業管理者は、任意のユーザーを関係者として追加できます。
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コンテストに参加している場合。
コンテストに追加されたユーザーは、自分自身およびコンテストの他のすべての関係者のコンテスト・データを表示できます。
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コンテスト所有者または関係者が、リソース階層内で自分の直属または間接的な部下である場合。
部下のコンテスト詳細を表示できます。
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コンテストを所有するユーザーは、コンテストを編集または削除できます。
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営業管理者は、すべてのコンテストを表示し、コンテストを編集および削除できます。
コンテストが実行されると、コンテスト所有者、すべての関係者、および関係者の管理階層は、コンテストを表示するためのアクセス権を受け取ります。 コンテストにアクセスできる人は誰でも同じ情報を表示できます。 そのため、たとえば、コンテスト関係者は、各関係者の日次平均スコアなどの統計とともに、特定のKPIに関する互いのスコアを表示できます。
ユーザーが営業目標にアクセスする方法
特定の営業目標に関するデータにアクセスできるかどうかは、リソース階層のメンバーシップと、目標の関係者かどうかによって異なります。 通常は、自分の目標データと、直属および間接的な部下の目標データにアクセスできます。 具体的には、次の場合に目標にアクセスできます。
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目標を作成した場合。
目標を作成したユーザーは目標を表示し、目標を編集および削除できます。
営業マネージャ、営業VPおよび営業管理者は目標を作成できます。 目標を作成する場合、営業マネージャおよび営業VPは、自分より下位のリソース階層のユーザーのみを目標の関係者として追加できます。 営業管理者は、任意のユーザーを目標関係者として追加できます。
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目標の関係者である場合。
各関係者は、自分の目標ターゲットおよび進捗のみを表示できます。
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目標所有者または関係者が、リソース階層内で自分の直属または間接的な部下である場合。
目標関係者の管理階層のメンバーは、自分より下位のリソース階層で目標データを表示し、目標関係者のターゲットを編集できます。
たとえば、次の図は、部下として3人の営業マネージャがいる営業VPで構成される営業階層の例を示しています。 各営業マネージャには、2人の直属の部下で構成されるチームがあります。 営業VPであるMartin Conwayが、組織内のすべての営業担当の目標を設定した場合、階層の各メンバーは、次のように階層内の自分の位置に従って目標パフォーマンス・データにアクセスできます。
- (コールアウト1) Martin Conwayは、3つの各営業チームおよび各チームの関係者それぞれの目標パフォーマンス・データを表示できます。
- (コールアウト2)各営業マネージャは、直属の部下の目標パフォーマンス・データを表示できます。 したがって、Alex SmithはPeterとMarilynの目標データを表示できますが、MichaelまたはMateoのチームの営業担当の目標データは表示できません。
- 個々の営業担当は、自分の目標パフォーマンス・データを表示できますが、他の誰かの目標データを表示することはできません。
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営業管理者は、すべての目標およびすべての目標関係者にアクセスでき、任意の目標を編集および削除できます。
ユーザーが営業KPIにアクセスする方法
Oracleには、営業マネージャが目標およびコンテストの作成に使用できるいくつかの事前定義キー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)が用意されていますが、独自のKPIを作成することもできます。 すべてのユーザーがKPIを表示できますが、KPIを作成および管理できるのは営業管理者のみです。 次のように営業KPIデータにアクセスできます。
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すべてのユーザーは、事前定義済の営業KPIを表示できます。
営業マネージャ、営業担当、営業VPおよび営業管理者は、事前定義済の営業KPIを表示できます。
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カスタムKPIを作成できるのは、営業管理者のみです。
営業マネージャ、営業担当および営業VPは、すべてのアクティブなカスタム営業KPIを表示できます。
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営業管理者は、カスタムKPIのステータスを更新、削除および変更できます。 営業管理者は、事前定義済のKPIのステータスを変更したり、事前定義済のKPIをコピーすることもできます。