ロールアップに対する会計カレンダ期間の使用
現在の四半期などの会計年度期間に依存するロールアップを作成する場合は、会計カレンダ期間を使用します。 会計カレンダは、会計年度および会計年度内の期間を定義します。
したがって、会計カレンダに基づいて設定された期間は、前会計四半期からの売上などのロールアップを計算する場合に役立ちます。
営業アプリケーションでは、会計カレンダ期間に基づいて作成される事前定義済の期間トークンを使用できます。
ロールアップの会計カレンダ期間トークン
この表は、会計カレンダに基づく期間トークンを示しています。 「トークン」列に示されているトークンを使用して、ロールアップの期間を定義します。
ノート: ロールアップに週関連トークンを使用する前に、会計カレンダで週次期間がサポートされていることを確認してください。 週関連のトークンは、GL_WTD、GL_PWTDおよびGL_PWです。
番号 | トークン | 意味 | 属性 | 摘要 |
---|---|---|---|---|
1 | GL_WTD | 週累計 | glweekToDate() | 現在の週の初めから今日までの期間です。 たとえば、現在の日付は3月10日木曜日、週の最初の日は月曜日として会計カレンダに設定されます。 週累計期間は、3月7日月曜日から3月10日木曜日までとなります。 |
2 | GL_MTD | 月累計 | glmonthToDate() | 現在の月の初日から今日までの期間です。 たとえば、現在の日付は3月10日です。 月累計期間は3月1日から10日までとなります。 |
3 | GL_QTD | 四半期累計 | glquarterToDate() | 現在の四半期の初日から今日までの期間です。 たとえば、現在の四半期の開始日が1月1日で、現在の日付が3月10日の場合、四半期累計期間は1月1日から3月10日までとなります。 |
4 | GL_YTD | 年累計 | glyearToDate() | 現在の会計年度の初日から今日までの期間です。 たとえば、現在の会計年度の初日が1月1日の場合、年累計期間は1月1日から3月10日までとなります。 |
5 | GL_PWTD | 前週累計 | glpreviousWeekToDate() | 前週の初日から今日までの期間です。 たとえば、週が月曜日から始まる場合、前週累計期間は前週の月曜日から今日までの期間となります。 |
6 | GL_PMTD | 前月累計 | glpreviousMonthToDate() | 前月の初日から今日までの期間です。 たとえば、現在の日付が3月10日の場合、前月累計期間は2月1日から3月10日までとなります。 |
7 | GL_PQTD | 前四半期累計 | glpreviousQuarterToDate() | 前四半期の初日から今日までの期間です。 たとえば、前四半期の初日が2021年10月1日で、現在の日付が2022年3月10日の場合、前四半期累計期間は前年の2021年10月1日から2022年3月10日までとなります。 |
8 | GL_PYTD | 前年累計 | glpreviousYearToDate() | 前会計年度の初日から今日までの期間です。 たとえば、前会計年度の初日が2021年1月1日の場合、年累計期間は2021年1月1日から2022年3月10日までとなります。 |
9 | GL_PW | 前週 | glpreviousWeek() | 前週の初日から週末までの期間です。 |
10 | GL_PM | 前月 | glpreviousMonth() | 前月の初日から月末までの期間です。 |
11 | GL_PQ | 前四半期 | glpreviousQuarter() | 前四半期の初日から四半期末までの期間です。 |
12 | GL_PY | 前年 | glpreviousYear() | 前会計年度の初日から会計年度末までの期間です。 |
ロールアップでの会計カレンダ・トークンの使用方法
ロールアップを作成する場合は、「関連オブジェクト・フィルタ」フィールドに問合せを記述し、集計値の計算時にロールアップで考慮する必要があるすべての条件を定義します。 たとえば、適格リードと不適格リードからの売上を計算するロールアップを作成します。 この場合、ソース・オブジェクトはアカウントで、関連オブジェクトはリードであり、関連オブジェクト・フィルタ問合せは次のとおりです。
StatusCode IN ('QUALIFIED', 'UNQUALIFIED') AND DEAL AMOUNT IS NOT NULL
この問合せは、適格リードおよび不適格リードに関連付けられた売上金額またはディール金額を合計し、ロールアップの集計値を表示します。
次に、会計カレンダの前四半期からの売上を計算するとします。 次に示すように、期間トークンGL_PQを問合せに追加する必要があります。
StatusCode IN ('QUALIFIED', 'UNQUALIFIED') AND DEAL AMOUNT IS NOT NULL AND LastAssignmentDate=:GL_PQ