アカウント担当者データをインポートするにはどうすればよいですか。

インポート管理を使用して更新を作成したり、アカウント・オブジェクトの下の子としてアカウント担当者レコードを削除できます。これにより、関係レコードも自動的に作成され、関係子オブジェクトの下に表示できる参照担当者およびアカウントを関連付けます。

アカウント担当者レコードをインポートするには、次のタスクを実行します:

ソース・データをOracle Applications Cloudオブジェクト属性にマップします。
インポート用のソース・カンマ区切り値(CSV)ファイルを作成します。
インポート・アクティビティを作成します。
インポート結果をレビューします。

ソース・データのターゲット・オブジェクト属性へのマップ方法

アカウント担当者データをOracle Applications Cloudにインポートするには、CSVファイルにソース・データを移入し、そのソース・データをOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする必要があります。

データ・インポート用のCSVファイルを作成する前に、次の手順を実行する必要があります。

ソース・データ属性がOracle Applications Cloudのターゲット・オブジェクト属性にマップする方法を確認します。
前提条件の設定が実行されていることを確認します(該当する場合)。
レコードを一意に識別するためのオプションを理解します。
子レコードをインポートする前に、親レコードが存在することを確認します。
正常にインポートするためにCSVファイルに必要なターゲット・オブジェクト属性を識別します。

開始する前に

インポートを開始する前に、いくつかの基本チェックを行う必要があります。たとえば、次のことを確認してください。

ソース・データの各属性のインポートの前提条件がすべて完了している。
子レコードをインポートする前に、すべての親レコードまたは参照レコードが存在します。

レコードに対する一意の識別子の選択

すべてのレコードはアプリケーション内で一意である必要があります。条件付き必須属性の1つ以上を発行することで、アカウント担当者オブジェクトをインポートできます。作成および更新のために、アカウント識別子と担当者識別子の組合せを指定できます。あるいは、更新シナリオでは、プライマリ一意識別子またはいずれかの関係識別子を指定できます。

担当者識別子のリスト:

ContactPartyId
ContactPartyNumber
ContactSourceSystemおよびContactSourceSystemReferenceValue

勘定科目識別子のリスト:

AccountPartyId
AccountPartyNumber
AccountSourceSystemおよびAccountSourceSystemReferenceValue

関係識別子のリスト:

RelationshipRecId
RelationshipSourceSystemおよびRelationshipSourceSystemReferenceValue

プライマリ一意識別子: AccountContactIdは、自動生成されるプライマリ一意識別子です。この識別子を使用して、アカウント担当者レコードを更新できます。

アカウント担当者オブジェクトの必須属性および検証

Oracle Applications Cloudにデータを正常にインポートするには、CSVファイルに必須属性が含まれている必要があります。属性に有効な値が指定されていることを確認します。次の表に、新規アカウント担当者レコードのインポートに必要な属性、アカウント担当者レコードの更新に必要な属性、属性の前提条件設定タスク、およびアカウント担当者インポートの特定の検証(ある場合)を示します:

属性	摘要	前提条件の設定タスクやインポート検証	アカウント担当者レコードの作成	既存のアカウント担当者レコードの更新
AccountContactId	システム生成のアカウント担当者の一意の識別子。	アプリケーションに存在する有効な値である必要があります	該当なし	条件付きで必要
RelationshipRecId	システム生成のアカウント担当者の代替一意識別子です。	アプリケーションに存在する有効な値である必要があります	該当なし	条件付きで必要
ContactPartyId	この関係のサブジェクトの主キー識別子。 ContactPartyId、ContactPartyNumberまたはContactSourceSystemとContactSourceSystemReferenceValueの組合せのいずれかを使用して、関係のサブジェクト・パーティを識別します。	担当者は存在する必要があります	条件付きで必要参照される取引先および担当者レコードを一意に識別して取引先担当者レコードを作成するための、取引先識別子とともに値を指定	条件付きで必要更新するアカウント担当者レコードを一意に識別するための値とアカウント識別子を指定
ContactPartyNumber	関係の担当者パーティの公開キー識別子。 ContactPartyId、ContactPartyNumberまたはContactSourceSystemとContactSourceSystemReferenceValueの組合せのいずれかを使用して、関係の担当者パーティを識別します。	担当者は存在する必要があります	条件付きで必要参照される取引先および担当者レコードを一意に識別して取引先担当者レコードを作成するための、取引先識別子とともに値を指定	条件付きで必要更新するアカウント担当者レコードを一意に識別するための値とアカウント識別子を指定
ContactSourceSystem	関係のサブジェクト・パーティの外部ソース・システムの名前で、システム設定の一部として管理者が定義します。 ContactSourceSystemReferenceValueの組合せで使用されます。	この属性の値は、設定タスク取引先コミュニティ・ソース・システムの管理を使用して事前定義する必要があります	条件付きで必要担当者レコードを一意に識別するための値をContactSourceSystemReferenceValueとともに指定さらに、アカウント識別子を指定してください	条件付きで必要担当者レコードを一意に識別するための値をContactSourceSystemReferenceValueとともに指定さらに、アカウント識別子を指定してください
ContactSourceSystemReferenceValue	外部ソース・システムからの関係のサブジェクト・パーティの識別子。 ContactSourceSystemと組み合わせて使用されます。	担当者のソース・システム参照値が存在する必要があります	条件付きで必要担当者レコードを一意に識別するための値をContactSourceSystemとともに指定さらに、アカウント識別子を指定	条件付きで必要担当者レコードを一意に識別するための値をContactSourceSystemとともに指定さらに、アカウント識別子を指定
AccountPartyId	この関係にあるオブジェクトの主キー識別子。 AccountPartyId、AccountPartyNumberまたはAccountSourceSystemとAccountSourceSystemReferenceValueの組合せのいずれかを使用して、関係のアカウント・パーティを識別します。	担当者のソース・システム参照値が存在する必要があります	条件付きで必要参照されるアカウント・レコードおよび担当者レコードを一意に識別する担当者識別子とともに値を指定し、アカウント担当者レコードを作成	条件付きで必要更新するアカウント担当者レコードを一意に識別する担当者識別子とともに値を指定
AccountPartyNumber	関係のオブジェクト・パーティの公開一意識別番号。AccountPartyId、AccountPartyNumberのいずれか、またはAccountSourceSystemとAccountSourceSystemReferenceValueの組合せのいずれかを使用して、関係のアカウント・パーティを識別します。	検証なし	条件付きで必要参照されるアカウント・レコードおよび担当者レコードを一意に識別する担当者識別子とともに値を指定し、アカウント担当者レコードを作成	条件付きで必要更新するアカウント担当者レコードを一意に識別する担当者識別子とともに値を指定
AccountSourceSystem	関係のサブジェクト・パーティの外部ソース・システムの名前で、システム設定の一部として管理者が定義します。 AccountSourceSystemReferenceValueと組み合わせて使用されます。	この属性の値は、設定タスク取引先コミュニティ・ソース・システムの管理を使用して事前定義する必要があります	条件付きで必要アカウント・レコードを一意に識別するための値をAccountSourceSystemReferenceValueとともに指定さらに、担当者識別子を指定	条件付きで必要アカウント・レコードを一意に識別するための値をAccountSourceSystemReferenceValueとともに指定さらに、担当者識別子を指定
AccountSourceSystemReferenceValue	関係のサブジェクト・パーティの外部ソース・システムの名前で、システム設定の一部として管理者が定義します。 AccountSourceSystemと組み合わせて使用されます。	ソース・システム参照値がアカウントに存在する必要があります	条件付きで必要アカウント・レコードを一意に識別するための値をAccountSourceSystemとともに指定さらに、担当者識別子を指定	条件付きで必要アカウント・レコードを一意に識別するための値をAccountSourceSystemとともに指定さらに、担当者識別子を指定
RelationshipSourceSystem	システム設定の一部として管理者が定義する、関係レコードの外部ソース・システムの名前。 RelationshipSourceSystemReferenceValueと組み合わせて使用されます。	この属性の値は、設定タスク取引先コミュニティ・ソース・システムの管理を使用して事前定義する必要があります	オプションで必須	アカウント担当者レコードを一意に識別するために条件付きで必要さらに、RelationshipSourceSystemReferenceValueの値を指定
RelationshipSourceSystemReferenceValue	システム設定の一部として管理者が定義する、関係レコードの外部ソース・システムの名前。 RelationshipSourceSystemと組み合わせて使用されます。	担当者にソース・システム参照値が存在する必要があります。	オプションで必須	アカウント担当者レコードを一意に識別するために条件付きで必要さらに、RelationshipSourceSystemの値を指定

インポート管理フローの「インポート・オブジェクトの管理」ページで、アカウント担当者オブジェクトとその属性を表示できます。タイプ、長さ、説明などの属性情報をこのページで確認できます。

ソースCSVファイルの作成

Sales and Fusion ServiceにインポートするデータをソースCSVファイルに含めます。

「インポート・オブジェクト」UIページで使用可能なテンプレートを使用して、ソースCSVファイルを作成できます。テンプレートをダウンロードするには:

「ナビゲータ」→「ツール」→「インポート管理」→「インポート・オブジェクト」に移動します。
表内の「アカウント担当者」オブジェクトを選択し、「ダウンロード」をクリックします。

これで、ダウンロードされたファイルを編集し、必要な属性に有効な値を指定できます。

ノート:

CSVファイルの移入および値の入力に関する問題を回避するには、「関連トピック」の項でExcelを使用してCSVファイルを開く場合の潜在的な問題に関するトピックを参照してください。

インポート・アクティビティの作成

CSVファイルの準備が完了したら、インポート・アクティビティを作成して情報をインポートします。インポート・アクティビティを作成するには:

「ナビゲータ」→「ツール」→「インポート管理」→「インポート・キュー」に移動します。
「インポートの管理」ページで「インポート・アクティビティの作成」をクリックします。
「インポート・オプションの入力」ページで、インポート・アクティビティの名前を指定し、「オブジェクト」ドロップダウン・リストからアカウント担当者を選択します。
「ファイル名」フィールドでCSVファイルを選択し、「次」をクリックします。
ソース属性とターゲット属性が「フィールドのマップ」ページに自動的にマップされていることがわかります。必要に応じてマッピングをレビューおよび編集します。
「データの検証」をクリックして、マップされていない列、またはデータ形式の問題があるかどうかについてファイルを確認します。「次」をクリックします。
「レビューおよび発行」ページでインポート詳細をレビューし、準備ができたら「発行」をクリックします。

インポート結果のレビュー

「インポートの管理」ページでインポートが成功したかどうかを確認します。このページには、すべてのアクティブなインポート、完了したインポートおよび失敗したインポートのステータスが表示されます。インポート・アクティビティのステータスをチェックするには:

「ナビゲータ」→「ツール」→「インポート管理」→「インポート・キュー」に移動します。
「すべてのインポート」をクリックし、以前に作成したインポート・アクティビティを検索します。
インポート・アクティビティの「ステータス」列をチェックします。ステータスが「完了」と表示された場合、インポートは成功です。インポート・アクティビティをドリルダウンして、インポート・アクティビティのステータス詳細を示す「インポート・ステータス」ページに移動できます。