CSVファイルへの割当オブジェクトおよびルール設定データのアップロードの例
このトピックでは、CSVファイルへの割当オブジェクトおよびルール設定データのエクスポートとインポート、および設定データの移動時に考慮する点について説明します。
1つのタスクについて、大量の設定データを入力または更新する場合、ユーザー・インタフェースを使用してそれらを個別に入力または更新する方法は効率的とはいえません。 そのような場合は、タスク・レベルでエクスポートおよびインポート・プロセスを使用することで、設定データを一括アップロードできます。 この方法を採用する際には、設定データをCSVファイル形式で使用できることが必要です。
割当オブジェクトおよびルール設定データをエクスポートおよびインポートするには、まず、必要な割当設定タスクの実装プロジェクトを定義する必要があります。
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顧客センター割当オブジェクトの管理
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オブジェクト共有割当オブジェクトの管理
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オブジェクト共有ルールの管理
ノート:この設定タスクをエクスポートおよびインポートする前に、アクセス・グループおよびアクセス・グループ・メンバーがターゲット環境に存在する必要があります。
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営業アサイメント・マネージャ・オブジェクトの管理
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営業割当マネージャ・ルールの管理
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営業リード割当オブジェクトの管理
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営業リード割当ルールの管理
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サービス割当オブジェクトの管理
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サービス割当ルールの管理
割当オブジェクトおよびルール設定データをエクスポートおよびインポートするには、次の権限が必要です:
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設定データのエクスポート・プロセスの発行(ASM_SUBMIT_EXPORT_SETUP_DATA_PROCESS_PRIV)
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設定データのインポート・プロセスの発行(ASM_SUBMIT_IMPORT_SETUP_DATA_PROCESS_PRIV)
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タスク固有の権限
タスク固有の権限の詳細情報は、Oracle Applications Cloud共通機能セキュリティ・リファレンス・マニュアルを参照してください。
設定データのエクスポートおよびインポートに関する考慮事項
実装によっては、割当設定データをエクスポートおよびインポートする際に異なる方法に従う必要がある場合があります。
次の点を考慮してください。
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実装でテリトリ・ベースの割当のみを使用している場合、実装プロジェクトには割当オブジェクト設定タスクのみを含める必要があります。
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実装でテリトリ・ベースの割当をルール・フィルタリングまたはルール・ベースの割当とともに使用している場合、実装プロジェクトには割当オブジェクト設定タスクと割当ルール設定タスクの両方を含める必要があります。
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実装でテリトリ・ベースまたはルール・ベースの割当を使用しているかどうかがわからない場合、実装プロジェクトに割当オブジェクト設定タスクと割当ルール設定タスクの両方を含めることをお薦めします。
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「オブジェクト共有ルールの管理」設定タスクを使用してエクスポートおよびインポートする前に、アクセス・グループおよびアクセス・グループ・メンバーがターゲット環境に存在している必要があります。
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タスクおよびビジネス・オブジェクトの順序は、デフォルトの順序に従って維持する必要があります。
アプリケーションでは、環境(テストなど)内の割当オブジェクト、割当属性、ルール・カテゴリ、ルール・セット、ルールおよび条件を削除できます。 その後、その設定データをエクスポートして別の環境(本番など)にインポートしても、ターゲット・データベースのデータは削除されません。
実装で割当オブジェクトおよび割当ルールの設定データをインポートおよびエクスポートする場合は、割当オブジェクト、ルール・カテゴリ、ルール・セットおよびルールを削除しないでください。 削除する場合は、非アクティブに設定する必要があります。 また、割当ルール条件も削除しないでください。 かわりに、ルールを非アクティブに設定し、不要になった条件を除外してルールを再作成する必要があります。
CSVファイルへの割当オブジェクトおよびルール設定データのエクスポート
割当オブジェクトおよびルール設定データをCSVファイルにエクスポートするには、次のステップに従います。
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を選択して、目的の設定ページに移動します。たとえば、営業割当マネージャ・オブジェクトの管理をエクスポートするには、次の場所に移動します。
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オファリング: 営業
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機能領域: 商談
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タスク: 営業割当マネージャ・オブジェクトの管理
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「アクション」メニューから、「CSVファイルにエクスポート」を選択します。 そのタスクでエクスポートがサポートされない場合、このオプションは無効になります。
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「新規作成」を選択します。 「営業割当マネージャ・オブジェクトの管理」タスクによって表示されるすべての既存の設定データをエクスポートできます。
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そのタスクでスコープがサポートされる場合は、適切なスコープ値を選択して、エクスポートする設定データをフィルタできます。
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また、環境内の既存の設定データをエクスポートせずに、テンプレートをダウンロードすることもできます。 これを行うには、「テンプレート・ファイルのみエクスポート」チェック・ボックスを選択します。
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「送信」をクリックしてエクスポート・プロセスを開始します。
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「CSVファイルにエクスポート」を選択して、最新のプロセスを表示します。 プロセスが完了するまでモニターします。
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完了したらそのプロセスを選択して、結果をレビューします。 エラーなしでプロセスが完了したことを確認してから、CSVファイルのダウンロードと抽出を実行します。
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タスクに複数のビジネス・オブジェクトが関連付けられている場合、複数のCSVファイルが見つかることがあります。
CSVファイルでの割当オブジェクトおよびルール設定データの準備
CSVファイルで割当オブジェクトおよびルール設定データを入力または変更するには、次のステップに従います。
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Microsoft Excelを開き、データのタブをクリックします。
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「外部データの取り込み」グループの「テキストから」をクリックします。
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ダウンロードするCSVファイルにナビゲートして選択します。
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「データ型」として「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択し、「次へ」をクリックします。
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区切り記号として「コンマ」を選択し、「次へ」をクリックします。
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すべての列の列データ形式として「テキスト」を選択し、「完了」をクリックします。 これで、ファイルを編集できます。
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必要な変更を加えて、CSVを.zipファイルに保存します。 ファイルのインポートの準備ができました。
ノート:CSVファイル・サイズは10MBを超えないようにしてください。
CSVファイルでの割当オブジェクトおよびルール設定データのインポート
新規または変更済の割当オブジェクトおよびルール設定データをアップロードするには、次のステップに従います。
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タスク・リージョンから適切なタスクを選択します。 たとえば、営業割当マネージャ・オブジェクトの管理をインポートするには、次の場所に移動します。
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オファリング: 営業
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機能領域: 商談
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タスク: 営業割当マネージャ・オブジェクトの管理
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「アクション」メニューから「CSVファイルからインポート」を選択します。
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「新規作成」を選択します。
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作成した適切な.zipファイルを選択します。 「CSVファイルでの割当オブジェクトおよびルール設定データの準備」の項を参照してください。 そのファイルが選択したタスクと対応することがアプリケーションによって検証された後で、プロセスを送信できます。
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「発行」をクリックします。
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「CSVファイルからインポート」を選択して、最新のプロセスを表示します。 プロセスが完了するまでモニターします。
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完了したらそのプロセスを選択して、結果をレビューします。 エラーが発生した場合は「ビジネス・オブジェクト」セクションの下の「ステータス詳細」にリストされる詳細をレビューします。 必要に応じて、問題を修正して再度インポートします。
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割当マネージャ・オブジェクト設定データを正常にインポートした後、「設定」ページで「営業割当マネージャ・オブジェクトの管理」タスクを選択して、ロード済データを確認できます。
詳細は、『Functional Setup Managerの使用』ガイドの設定データのインポートおよびエクスポートに関する章を参照してください。