クラウド・アカウントの設定に関する考慮事項
Oracle Cloudのほとんどのサービスは、Oracle Identity Cloud Service (IDCS)と組み合されたOracle Cloudアカウントで実行するように設計されています。 ただし、従来のアイデンティティおよびアクセス管理ソフトウェアを使用する従来のクラウド・アカウントとして知られているものもあります。
従来のクラウド・アカウントには、アイデンティティ・インスタンスと従来のクラウド・アカウントの間に1対1のマッピングがあります。
Oracle Cloudアカウントでは、IDCSを使用してユーザーを管理し、クラウド・サービスへのアクセスを制御します。 IDCSでは1対多のマッピングが可能です。つまり、多くのインスタンスを1つのクラウド・アカウントに関連付けることができます。
クラウド・アカウントの詳細は、「関連トピック」の項の「Oracle Cloudアカウントについて」のリンクを参照してください。
ノート: Fusionサービスの実装が存在するアカウントと同じクラウド・アカウントを選択することをお薦めします。
クラウド・アカウントの設定時には、選択した名前がすべてのクラウド・サービスにアクセスするためのURLの作成にも使用されます。アカウント名を作成すると変更できないため、クラウド・アカウント名の作成には特に注意してください。
たとえば、abccorpというOracleアカウントの場合、 クラウド・アカウントのURLは次のようになります。
https://<fusion applications family>-odcsvbcs-05281907-1391-<abccorp>.builder.ocp.oraclecloud.com/ic/builder.
さらに、クラウド・アカウント名には次のものが必要です。
- 一意である必要があります。
- 小文字で開始する必要があります。
- 最大25個の小文字と数字を含めることができます。