サプライヤ協定のビジネス・ユニット・アクセスの例
調達エージェントは、サプライヤ協定を使用して購買できるクライアント購買依頼発行ビジネス・ユニットを指定できます。 そのためには、「管理」タブで、契約の「ビジネス・ユニット・アクセス」リージョンを使用します。
契約を使用した購買を調達ビジネス・ユニットのすべてのクライアント、特定のクライアントまたは一部のサブセットに許可できます。 また、これらのクライアント・ビジネス・ユニットに対して作成された購買オーダーのサプライヤ・サイト、出荷先事業所および請求先事業所を指定できます。
各クライアント購買依頼発行ビジネス・ユニットでは、次のいずれかのことが可能です。
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契約に対して購買する商品およびサービスについて、独自の購買オーダーを作成および管理する責任を保持します。
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責任を調達ビジネス・ユニット・サービス・プロバイダに外部委託します。
調達エージェントは、「オーダー(現地)」チェック・ボックスを使用して、ビジネス・プロセスの外部委託のレベルを次のように構成できます。
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「オーダー(現地)」チェック・ボックスを選択すると、クライアント購買依頼発行ビジネス・ユニットによって独自の購買オーダーが作成され、管理されます。 ユーザーが選択できるサプライヤ・サイトは次のとおりです。
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アクティブな購買依頼発行ビジネス・ユニットに割り当てられています。
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また、アクティブな購買依頼発行ビジネス・ユニットで作成されています。
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「オーダー(現地)」チェック・ボックスが選択されていない場合、クライアント購買依頼発行ビジネス・ユニットは、購買オーダー管理をサービス・プロバイダに外部委託します。 ユーザーが選択できるサプライヤ・サイトは次のとおりです。
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アクティブな購買依頼発行ビジネス・ユニットに割り当てられています。
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ただし、アクティブな購買依頼発行ビジネス・ユニットとは異なる別のビジネス・ユニットで作成されています。
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この動作について確認するために、次のシナリオを考えてみます。
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Vision Corporationには、Vision OperationsとVision Servicesという2つのビジネス・ユニットが存在し、どちらにも購買依頼発行ビジネス機能があります。
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Vision Operationsには調達ビジネス機能があり、そのクライアントであるVision Servicesによって作成されたすべての購買依頼について調達サービスを提供します。
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サプライヤAdvanced Network Devicesとの包括購買契約はVision Operationsによってホストされており、Vision Servicesで使用できるようになっています。
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Vision Operationsは、Vision Servicesの購買オーダー管理をすべて処理します。
Vision Corporationのビジネス・ユニット・アクセスのシナリオ
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Vision Servicesのビジネス・ユニット・アクセス・レコードを追加します。 このビジネス・ユニットは、契約のコンテンツにアクセスできるようになります。
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「オーダー(現地)」チェック・ボックスが選択されていないことを確認します。 Vision Services用に作成された購買オーダーは、調達ビジネス・ユニットVision Operationsによって管理されます。
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Vision Services用に作成された購買オーダーを履行するサプライヤ・サイトを指定します。 また、購買オーダーで使用する出荷先事業所と請求先事業所も入力します。