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Microsoft Projectとプロジェクト財務管理の連携

Microsoft Project統合を使用すると、プロジェクト・マネージャは、プロジェクト・プランと進捗情報をプロジェクト財務管理アプリケーションと同期する前に、プロジェクトの作成、依存関係と制約を使用した詳細なスケジューリングの完了、What-If分析のオフライン実行が可能になります。

プロジェクト・エグゼクティブ、プロジェクト会計担当者および請求スペシャリストは、プロジェクト財務管理アプリケーションにエクスポートされた情報を財務プランニング、プロジェクト・コスト計算、請求および収益見越、パフォーマンス・レポートに使用できます。

デスクトップ用のMicrosoftプロジェクト・バージョン2016、2019または2021をProject Financial Managementアプリケーションと統合すると、手動タスク、非アクティブなタスクおよびフリー・テキストのサポートとともにスケジューリングが提供されます。 次のことを実行できます。

  • プロジェクト財務管理アプリケーションからテンプレートまたは既存のプロジェクトをインポートして、Microsoft Projectでプロジェクトを作成すること。

  • Microsoft Projectからプロジェクトをエクスポートして、プロジェクト財務管理アプリケーションでプロジェクトを作成すること。

  • 既存のプロジェクトをプロジェクト財務管理アプリケーションと同期すること。

    ノート:

    Oracle Fusion Cloudプロジェクト管理オファリングが実装されている場合、同期オプションは使用できません。

  • プライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャからリソースをインポートして、Microsoft Projectでタスク割当を作成するために使用すること。

  • プロジェクトを計画してスケジューリングし、リソースを割り当て、進捗を追跡すること。

  • 進捗の収集のために計画数量および計画コストをMicrosoft Projectにインポートすること。

  • プロジェクト・プランおよび進捗情報をプロジェクト財務管理アプリケーションにエクスポートすること。

  • Microsoftプロジェクトとプロジェクト財務管理の間でマイルストンをエクスポートおよび同期します。

Microsoft Project統合クライアントのインストール

プロジェクト・マネージャやプロジェクト管理者は、Microsoft Projectの様々なバージョンで使用できる統合クライアントをダウンロードおよびインストールし、プロジェクト管理またはプロジェクト財務管理アプリケーションと統合できます。

クライアントをダウンロードする前に、.NET Framework 4.5.2以降のバージョンをコンピュータにインストールしてください。 ヘルプ・デスクに連絡して、既存の.NET Frameworkバージョンおよびアップグレード・ステップを探します(必要な場合)。

ノート:

デスクトップには、プロジェクト管理アプリケーションまたはプロジェクト財務管理アプリケーションに対して1つの統合クライアントのみ設定できます。 異なるクライアント間で切り替えるには、既存のクライアントをアンインストールしてから、他のクライアントをインストールする必要があります。

プロジェクト財務管理アプリケーション用のMicrosoft Project Integrationクライアントをインストールするには:

  1. 「プロジェクト財務管理」にナビゲートします。

  2. 「自分のプロジェクト」ページの「処理」パネル・タブを開き、「Microsoft Project Integrationのインストール」を選択して、必要なクライアントをダウンロードします。

  3. クライアントを保存し、インストール・ファイルをローカル・フォルダに抽出し、そのフォルダからインストール・ファイルを実行します。

  4. Microsoft Projectアプリケーションを開きます。

  5. 「Oracle Fusion Projects」メニューから「環境の変更」を選択し、Oracle Fusion ApplicationsのURLを入力します。

    その後のサーバーの変更をサポートするために、環境URLはいつでも変更できます。

プロジェクトのインポート

プロジェクト財務管理アプリケーションからテンプレートまたは既存のプロジェクトをインポートして、Microsoft Projectで新しいプロジェクト・ファイルを作成できます。 インポート時に、すべてのプロジェクト情報のインポートまたはプランニング・リソースのみのインポートを選択します。 後でプロジェクトの新しいタスク割当をプロジェクト財務管理アプリケーションにエクスポートする場合は、プライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャからリソースをインポートする必要があります。

プロジェクト財務管理アプリケーションからテンプレートをインポートするときには、プロジェクト・レベルでプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの変更が可能なテンプレートは選択できません。 プロジェクトをインポートするときに、この制約は適用されません。

既存のプロジェクトをインポートするとき、プロジェクトを同期する場合はリンクを保持します。 プロジェクト詳細のみを表示する場合や、後でプロジェクトを異なるプロジェクトとしてプロジェクト財務管理アプリケーションにエクスポートする場合は、プロジェクト・リンクを保持しないでください。 Oracle Fusion Cloud Project Managementが実装されている場合は保持リンクを使用できず、サードパーティ・スケジューリングがプロジェクトに対して使用不可能な場合はプロジェクト・リンクを保持できません。

リソースおよびレートのインポート

プロジェクト財務管理アプリケーションのプロジェクトと関連付けられているプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャからすべてのプランニング・リソースをインポートすることも、選択したリソースのみをインポートすることもできます。

Microsoft Projectで計画原価を計算するには、プロジェクト財務管理アプリケーションからレートをインポートします。 「コスト・タイプ」同期オプションにより、直接費レートと総コストレートのどちらをインポートするかを決定します。

インポート前に、関連付けられているプロジェクト・プラン・タイプで指定されている実績またはプランニングのレート・スケジュールに基づいて、各リソース・レートが導出されます。 プロジェクト財務管理アプリケーションのプロジェクト・プランで指定されている上書きレートはインポートされません。

実績コストのインポートと進捗のエクスポート

最新の集計済データまたはドラフト進捗から実績数量および実績コストをインポートできます。 次の表で説明するように、実績金額のソースによって進捗のエクスポート方法が決まります。

実績金額のソース

進捗のエクスポートに対する影響

最新の集計済データ

ドラフト進捗の実績金額は、進捗をエクスポートするときに最新の集計済データでリフレッシュされます。 同期オプションで進捗基準日を指定できます。

ドラフト進捗

ドラフト進捗の実績金額はリフレッシュされません。したがって、すでにMicrosoft Projectにインポートされた実績金額と一致します。

Microsoft Projectから進捗をエクスポートするとき、残作業見積(ETC)方法と実質完了率計算方法は「手動」に設定されます。 計画、実績、見積の終了日および実質完了率の値は、タスク階層の各レベルでエクスポートされ、プロジェクト財務管理アプリケーションでは積み上げられません。 他のすべての属性の値は、タスク割当レベルで転送され、プロジェクト財務管理アプリケーションで積み上げられます。

エクスポート後、ドラフト進捗は公開されます。 関連付けられているプロジェクト・プラン・タイプで定義されている進捗設定に応じて、予測バージョンが生成されます。 間接費計算がプロジェクト・タイプに対して使用不可能な場合、直接費とともに進捗をエクスポートできます。 間接費計算が使用可能になっている場合は、総コストを使用して進捗をエクスポートする必要があります。 これを行うには、「コスト・タイプ」同期オプションを「総コスト」に設定します。

Microsoft Projectからのプロジェクトのエクスポート

Microsoft Projectからプロジェクトをエクスポートして、プロジェクト財務管理アプリケーションで新しいプロジェクトを作成できます。 エクスポートを行うと、2つのアプリケーションでプロジェクトがリンクされます。 必要に応じて、プロジェクト・プランのベースラインを設定し、予算バージョンの生成とベースラインの作成を同時に行います。

ノート:

新規プロジェクトの作成時に、「財務プラン・タイプ」フィールドには、ソース・プロジェクトまたはテンプレートで予算管理が使用可能な場合にのみ、予算管理が使用可能な財務プラン・タイプが表示されます。

プロジェクトをエクスポートするときは、もともとプロジェクト財務管理アプリケーションからプロジェクトまたはテンプレートをインポートした場合を除いて、ソース・プロジェクトまたはテンプレートを選択する必要があります。 ソース・プロジェクトまたはテンプレートはサードパーティのスケジューリングに対応している必要があり、関連付けられたプライマリ・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャではプロジェクト・レベルでの変更が禁止されている必要があります。

プロジェクトをプロジェクト財務管理アプリケーションにエクスポートするときに、Microsoft Project 2010以降のバージョンからは、下の表で示すとおりに、様々な条件に基づいてタスクがエクスポートされます。

タスク

条件

非アクティブ・タスク

エクスポートしません。

手動タスク

手動タスクの日付と期間が有効な場合のみ、エクスポートします。

手動要約タスク

すべての要約タスクのスケジュール・モードが自動の場合のみ、エクスポートします。 この理由は、積上はプロジェクト財務管理アプリケーションで発生しないからです。

プロジェクト情報の同期

Microsoft Projectと情報をやり取りするには、同期ルールを使用します。 必要な同期ルールを選択してすべての情報を同期するか、または選択した情報のみをインポートまたはエクスポートします。 たとえば、プロジェクトのスケジュール更新のみを同期するように選択できます。 同期ルールによっては、同期オプションを選択して情報の転送方法を決定します。 また、データの喪失を回避するため、プロジェクトを同期した後に必ずMicrosoft Projectで変更を保存します。

次の表で、属性が転送されるデフォルトの方向を説明します。

属性

Microsoft Projectにインポート

Microsoft Projectからエクスポート

タスク体系

リソースおよびリソース・レート

不可

タスク属性

実績数量および実績コスト

不可

スケジューリングおよび進捗

不可

ノート:

プロジェクトのインポートまたはエクスポート時に、スクリーン・リーダー・アプリケーションを使用する場合は、プロジェクト転送後に詳細を読み取るために、転送レポートにフォーカスがあることを確認してください。

プロジェクト同期時のインポート・オプション

Microsoft Projectでのタスクのスケジュール方法は、プロジェクト財務管理アプリケーションとは異なります。 たとえば、Microsoft Projectではリソース空き状況とタスクの依存関係が考慮されますが、プロジェクト財務管理では考慮されません。

Microsoft Projectでは、作業、日付および単位の3つの主要属性を使用してタスクをスケジュールします。 1つの属性を変更した場合、他の2つの属性のいずれかを変更して相殺する必要があります。 Microsoft Projectでのタスクのスケジュール方法は異なるため、新しいタスク割当の作業と日付をインポートできなくても、割当単位は100%になります。 インポートする場合は、3つの値のうち、Microsoft Projectに計算させる値を1つ選択し、残りの2つの値をインポートする必要があります。

たとえば、次の属性を持つ新しいタスク割当をインポートするとします。

  • 作業: 16時間

  • 開始日: 03-AUG-15

  • 終了日: 03-AUG-15

新しいタスク割当は、同期時に選択したオプションに基づき、次の表の説明どおりにインポートできます。

オプション

計算の例

日付の計算

開始日を03-Aug-15、作業を16時間、単位を100%とした場合、Microsoft Projectでは終了日が04-Aug-15として計算されます。

作業の計算

開始日を03-Aug-15、終了日を03-Aug-15、単位を100%とした場合、Microsoft Projectでは作業が8時間として計算されます。

単位の計算(Microsoft Project 2007)またはピークの計算(Microsoft Project 2010以降のバージョン)

開始日を03-Aug-15、終了日を03-Aug-15、作業を16時間とした場合、Microsoft Projectでは単位またはピークが200%として計算されます。