割当およびプロジェクト・データの設定
参照データ・セット割当によって、組織単位間で企業情報(プロジェクト・データを含む)を共有する方法が決まります。 グローバルなデータ、特定の組織で共有できるデータ、および組織固有のデータを保持する必要があるデータを決定できます。
参照データ共有により、企業は組織の自律性と制御のバランスをとることができます。
プロジェクト管理アプリケーションでは、2つのセット決定要因が使用されます: ビジネス・ユニットおよびプロジェクト・ユニット。
セット決定要因としてのビジネス・ユニット
ビジネス・ユニットを使用すると、通常は企業内の特定の地理的エンティティに対する財務トランザクションを管理およびレポートできます。 プロジェクト管理のために、プロジェクト会計ビジネス機能をビジネス・ユニットに割り当てます。
ビジネス・ユニットは、次の表で説明するプロジェクト関連参照データ・オブジェクトのセット決定要因です。
参照データ・オブジェクト |
エンティティ |
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プロジェクト会計定義 |
プロジェクト・タイプ |
プロジェクト・レート |
プロジェクト・レート・スケジュール |
各ビジネス・ユニットにデフォルト・セットを割り当てます。 「プロジェクト会計定義定義」および「プロジェクト・レート」参照データ・オブジェクトには、デフォルト・セットが自動的に割り当てられますが、割当てをオーバーライドして、それぞれに異なるセットを選択できます。
選択できるのは、ビジネス・ユニットと同じセットに割り当てられているプロジェクト・タイプおよびレート・スケジュールのみです。 共通セットをレート・スケジュールに割り当てると、そのレート・スケジュールはビジネス・ユニット全体で使用できます。
セット決定要因としてのプロジェクト・ユニット
プロジェクト・ユニットは、企業全体で一貫したプロジェクト管理プラクティスを実施するために使用します。 プロジェクト・ユニットは、次の表で説明する参照データ・オブジェクトのセット決定要因です。
参照データ・オブジェクト |
エンティティ |
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プロジェクト定義 |
区分コード、財務計画タイプおよびプロジェクト計画タイプ |
プロジェクト・トランザクション・タイプ |
支出タイプおよび作業タイプ |
各プロジェクト・ユニットにデフォルト・セットを割り当てます。 「プロジェクト定義」および「プロジェクト・トランザクション・タイプ」参照データ・オブジェクトには、デフォルト・セットが自動的に割り当てられますが、割当てをオーバーライドして、それぞれに異なるセットを選択できます。
選択できるのは、プロジェクト・ユニットと同じセットに割り当てられている区分コード、プラン・タイプ、ロール、支出タイプおよび作業タイプのみです。 プロジェクト・ユニットが所有するプロジェクトで支出タイプおよび作業タイプを使用できるようにするには、プロジェクト・トランザクション・タイプ参照データ・オブジェクトに関連付けられたセットをそれらのエンティティに割り当てます。