データ同期化のスケジュールまたは実行

トランザクションおよび監査モデルと制御が現在のデータを評価するようにするには、トランザクション・データ・ソース同期ジョブを実行します。これは、Oracle Cloudのデータ・ソースからデータをアップロードするプロセスです。通貨換算を設定すると、ジョブによって通貨換算も計算されます。

標準同期化またはグラフ再構築を実行できます。ただし、いずれかを行う前に、グローバル・ユーザーを少なくとも1回同期化する必要があります。 (グローバル・ユーザーの構成を参照してください。)

標準同期では、既存のトランザクション・モデルおよびコントロールで使用されるビジネス・オブジェクトのデータを更新します。これは、新しく追加されたレコードをインポートし、前回の同期以降に変更されたレコードを更新します。変更されていないレコードには影響しません。
グラフ再構築では、リスク管理のグラフが再作成されます。これは、設定の属性とトランザクション・レコード間の関係を記述する数学的構造です。トランザクション・モデルおよびコントロール分析を加速するために使用します。グラフ再構築では、アプリケーションの現在のデータに基づいて、グラフが完全に再作成されます。モデルやコントロールは変更されません。標準同期化で変更される方法以外では、インシデントは変更されません。つまり、アプリケーション設定またはまたは前回の同期以降に変更されたトランザクションを参照するインシデントのステータスは更新されます。

グラフ再構築は通常、標準同期化より時間がかかります。これは、標準同期化はグラフを完全に再構築するのではなく、グラフを更新するためです。さらに、グラフ再構築が必要になるのはまれです。そのため、オラクルから指示があった場合にのみグラフを再構築することをお薦めします。

ノート:
テスト環境でトランザクション・モデルおよびコントロールを実行し、本番からテストへの更新を実行する場合は、テスト環境でグラフの再構築を実行する必要があります。

「設定および管理」作業領域で拡張コントロールの「構成」タブを選択します。「拡張コントロール構成」ページの「トランザクションおよび監査パフォーマンス構成」パネルには、最新のデータ同期の日時が表示されます。このパネルで、「処理」メニューを展開して、次のオプションの中から選択します:

「実行」:標準同期を1回、ただちに実行します。メッセージが表示されます; それをノートにとります。

「ジョブのモニター」ページで同期ジョブのステータスを確認します。「設定および管理」作業領域で「ジョブのモニター」タブを選択します。メモした番号のジョブに対応する行の情報をレビューします。
「計画」:標準同期操作が自動的に実行されるスケジュールを作成します。スケジュールの名前、開始日時、同期化の間隔、および終了日(ある場合)を設定する値を入力します。次に、「スケジュール」ボタンをクリックします。

スケジュールした同期化の実行を追跡するには、「スケジューリング」ページに移動します: 「設定および管理」作業領域で、「スケジューリング」タブを選択します。
「グラフの再構築」:グラフの再構築を実行します。

標準同期を実行するには、次の2つのオプションがあります:

「リスク管理」スプリングボードから「トランザクション同期化の実行」クイック処理を選択します。 (使用可能なクイック処理の数によっては、スプリングボードで「表示を増やす」オプションを選択する必要がある場合があります。)
「設定および管理」作業領域の「スケジューリング」ページから、トランザクション・データ・ソース同期ジョブを実行またはスケジュールします(ここにもリストされています)。