プランをOTBIレポートに使用できるようにする
Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)は、対話型のユーザー定義レポートを作成できるリアルタイムおよびセルフサービスのレポート・ソリューションです。
サプライ・チェーン・プランニング作業領域で作成したプランをOTBIレポートに使用できるようにすると、次のようなことが可能になります。
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レポートをリアルタイムで実行して、供給、需要、販売および業務の各プランニングのプランを分析する
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ビジネス・インテリジェンスのツールとチャートを使用して、ユーザーが構成可能な使いやすいレポートを生成する
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例外メトリック、在庫残高、ペグ数量、リリースされるオーダーなどのキー・メトリックを分析する
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OTBIレポートに使用可能な複数のプランを比較する
サプライ・チェーンのパフォーマンスを改善するために、実際の業務データに関する戦略的インサイトを使用して問題領域をモニターおよび特定できます。 主要なメジャーを使用して複数のシナリオをリアルタイムで比較して、最善の策を特定できます。 複雑な戦略やプランをモデル化して分析および比較することにより、変化に対応できます。 さらに、例外条件に基づくアラート、ユーザー定義メジャー、条件付き書式設定などのOTBIのネイティブ機能を定義して、問題領域をモニターまたは追跡できます。
OTBIレポートを作成するには、「レポートおよび分析」作業領域にナビゲートします。 サプライ・チェーン・プランニング作業領域で使用可能な基準メジャーを使用してレポートを作成できます。 標準のビジネス・インテリジェンス・ツールを使用して、基準メジャーに基づくユーザー定義メジャーを作成することもできます。
サプライ・チェーン・プランニング作業領域でOTBIレポートを開くには、OTBIレポートを「トランザクション分析サンプル」フォルダの「レポート・コンポーネント」サブフォルダに保存します。 「レポート・コンポーネント」フォルダは、「レポートおよび分析」作業領域の共有サプライ・チェーン・プランニング・フォルダにあります。
プランをOTBIレポートに使用できるようにするには、次の作業を行う必要があります。
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供給、需要、販売および業務のいずれかのプランの「プラン・オプション」ページで、「OTBIレポートに使用可能」チェック・ボックスを選択します。
ノート:プランは、OTBIレポートに対して有効にした後で実行する必要があります。
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「レポート・カタログ」という名前のディメンション・カタログで「製品」および「時間」の階層を構成して、レポート階層を設定します。 「製品」および「時間」の階層を構成するには、サプライ・チェーン・プランニング作業領域の「プランニング分析の構成」タスクを使用します。 生成するレポートに応じて、「製品」および「時間」の階層を、「使用可能な階層」ペインから「選択した階層」ペインに移動します。 「製品」および「時間」の階層を複数選択した場合は、それぞれの階層のデフォルト階層を選択する必要があります。 事前定義レポートではデフォルト階層がデフォルトで使用されます。
サプライ・チェーン・プランニング作業領域で使用可能な基準メジャーを使用してレポートを作成できます。 標準のビジネス・インテリジェンス・ツールを使用して、基準メジャーに基づくユーザー定義メジャーを作成することもできます。
OTBIレポートへのアクセス
OTBIレポートにアクセスするには、これらのステップを実行します。
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サプライ・チェーン・プランニング作業領域で、OTBIレポートに使用可能なプランを開きます。
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「オープン」ボタンをクリックし、ペインを選択します。
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「表、グラフまたはタイル・セットのオープン」ダイアログ・ボックスで、次のいずれかの操作を実行します。
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レポートを検索します。
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「タイプ」、「レポート」の順に選択して、リストをフィルタします。
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レポートを選択し、「OK」をクリックします。
現行のオープン・プランのコンテキストでOTBIレポートが開きます。
レポートを検索すると、事前定義レポートと、自分で作成したユーザー定義レポートの両方が、検索結果のレポートのリストに含まれます。 ユーザー定義レポートをサプライ・チェーン・プランニング作業領域で使用するには、「トランザクション分析サンプル」フォルダの「レポート・コンポーネント」サブフォルダに保存する必要があります。 次の事前定義レポートは、「供給プランニング」および「プランニング・セントラル」作業領域でのみ使用できます。
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最終品目別プランの作成
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品目オーダー別例外要約
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品目別詳細
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最終品目別ペギング詳細
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プラン推奨要約グラフ
使用可能なメジャー
「レポートおよび分析」作業領域では、次のメジャーを使用できます。
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CTO予測メトリック: 需要プランおよび需要と供給プランで次のCTO予測メトリックを使用できます。
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最終オプション需要予測
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最終プランニング率
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オプション需要予測
CTO予測メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「トップ・モデル」、「需要区分」などのディメンションがサポートされています。
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需要管理メトリック: 需要プランおよび需要と供給プランで次の需要管理メトリックを使用できます。
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記帳予測
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記帳履歴
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記帳履歴価額
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最終記帳予測
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最終出荷予測
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出荷予測
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出荷予測価額
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出荷履歴
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出荷履歴価額
需要管理メトリックでは、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「需要区分」などのディメンションがサポートされています。
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例外メトリック: 供給プランおよび需要と供給プランで次の例外メトリックを使用できます。
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例外数
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例外数量
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例外日数
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例外比率
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例外価額
例外メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「サプライヤ」、「製造リソース」、「例外タイプ」などのディメンションがサポートされています。
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オーダー・メトリック: 供給プランおよび需要と供給プランで次のオーダー・メトリックを使用できます。
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オーダー数量
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実装済供給数量
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オーダー金額
オーダー・メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「オーダー詳細」、「オーダー・タイプ」などのディメンションがサポートされています。
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ペギング・メトリック: 供給プランおよび需要と供給プランで次のペギング・メトリックを使用できます。
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ペグ数量
ペギング・メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「サプライヤ」、「最終需要」、「オーダー・タイプ」などのディメンションがサポートされています。
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販売および業務プランニング・メトリック: 販売および業務プランで次の販売および業務プランニング・メトリックを使用できます。
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コンセンサス予測
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コンセンサス予測価額
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最終販売予測
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最終販売予測価額
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販売予測
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販売予測価額
販売および業務プランニング・メトリックでは、「プラン」、「時間」、「製品」、「組織」、「顧客」、「需要区分」などのディメンションがサポートされています。
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