品目属性
属性とは、値が製品品目の様々な品質を表す名前付きエンティティです。
次のタイプの属性を使用できます。
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メイン属性
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標準運用属性
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ユーザー定義属性グループおよび属性
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追加情報属性
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トランザクション属性
メイン属性
メイン属性はすべての品目に共通であり、品目のデータ・モデルの一部です。 メイン属性は、品目の本質的な側面を表します。 メイン属性は、「品目の作成」ページと「品目の編集」ページの「概要」タブに表示されます。
メイン属性の例は次のとおりです。
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品目番号
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摘要
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詳細摘要
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ステータス
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ライフサイクル・フェーズ
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ユーザー品目タイプ
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承認ステータス
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改訂
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梱包タイプ
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品目区分
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単位(8個の属性を含むグループ)
標準運用属性
運用属性は、品目のデータ・モデルの一部です。 Oracle PurchasingやOracle Inventory Managementなど、Oracle Product Hub以外の様々なアプリケーションに関して品目の動作を決定します。 「Manage Operational Attributes Control」ページで、運用属性の管理レベルを選択します。 リストされた運用属性グループごとに、各グループの属性の管理レベルを選択します。 マスター組織レベルまたは組織レベルで運用属性を制御できます。 新規品目要求の一部として運用属性を定義できます。
運用属性の例および運用属性が属する属性グループを次の表に示します。
標準運用属性グループ |
属性の例 |
---|---|
在庫 |
保管期限日数 |
オーダー管理 |
出荷可能 |
購買 |
ネゴシエーション要 |
受入 |
代替受入の許可 |
ユーザー定義属性グループおよび属性
品目仕様、および品目のデータ・モデルに追加する製品の定義に関連するその他の情報を取得するために、属性グループと属性を定義できます。 このようなユーザー定義属性の値は、品目の作成時に定義しますが、品目のライフ・サイクルを通して変更できます。
Oracle Fusion Cloud Applicationsでは、属性グループ(フレックスフィールド・コンテキストを使用)および属性(フレックスフィールド・セグメントを使用)をサポートするために、拡張可能フレックスフィールドの構成を使用します。
「属性グループの作成」ページで属性グループおよび属性を作成します。このページでは、1つ以上の属性のセットの属性グループを作成した後、その属性グループのコンテキストで属性を作成します。
属性グループの動作を複数行または単一行として選択します。これは、このトピックの他の場所で説明するように、その後の属性の表示および使用に影響します。 属性グループに対して選択した動作が複数行の場合、属性には列がコンテキストベースのセグメント(属性)である表の行で表される複数の値が使用されます。
属性ごとに、データ型および関連する検証オプションと表示オプションを選択します。 次に、「品目の編集」ページの「仕様」タブにリストされたセクションとして属性グループにアクセスします。 属性を、専用のデータベース表内の列にマップします。
属性グループおよび属性を作成した後、「品目区分の編集」ページのと「ページおよび属性グループ」タブで属性グループを品目区分に追加することで、ユーザー定義属性を品目に関連付けます。 品目を作成すると、品目の基になった品目区分に関連付けられた属性グループから属性が継承されます。
複数行属性グループ
属性グループは、単一行と複数行のいずれかになります。 選択した動作によって、ユーザー・インタフェースでの属性の表示方法および属性の使用方法が決まります。 「属性グループの管理」ページで属性グループを作成する場合、「動作」を「複数行」または「単一行」として選択します。
単一行属性グループには、属性グループに由来するリージョンに個別のフィールドとして表示される属性の集合が含まれます。 たとえば、自宅住所という名前の単一行属性グループには、自宅住所に適した属性が含まれます。 勤務先住所という名前の別の単一行属性グループには、勤務先住所に適した同様の属性が含まれます。 これらの属性グループがユーザー・インタフェースに表示される場合、各グループの属性フィールドは、属性グループの名前のタイトルが付いたリージョン内にコンパクトに配置されます。
次の図は、自宅住所および勤務先住所という名前の単一行属性グループのコンパクトなユーザー・インタフェース・レイアウトを示しています。

複数行属性グループでは、属性は属性グループを表す表内の列として表示されます。 表の各行は、属性グループ内の属性であるとみなされます。 1つの行に含まれる値の集合セットは、属性の意味とみなされます。 表は、属性グループ名のタイトルが付いたリージョン内のユーザー・インタフェースに表示されます。 他のフィールドは表には表示されません。 たとえば、支払という名前の複数行属性グループには、属性の日付、請求書番号および金額が含まれます。 表の各行は支払を表し、支払属性グループの値です。
次の図は、支払という名前の複数行属性グループの表形式のユーザー・インタフェース・レイアウトを示しています。

追加情報属性
追加情報属性を作成できます。この属性は、拡張可能フレックスフィールドではなく付加フレックスフィールドに基づきます。 付加フレックスフィールドでは1回に1つのコンテキストのみ使用できますが、拡張可能フレックスフィールドでは複数のコンテキストを使用できます。 単一カテゴリおよび使用が必要な場合のみ、付加フレックスフィールドで十分です。 「設定および保守」作業領域のタスクを使用して、付加フレックスフィールドを作成します。 たとえば、カタログの付加フレックスフィールドを定義するには、カタログの付加フレックスフィールドの管理タスクを使用します。 その後、「品目の編集」の「仕様」タブの「追加情報」リージョンに、コンテキストの現在の値に基づいたフレックスフィールド・コンテキスト・セグメントが表示されます。
トランザクション属性
トランザクション属性は、品目の作成時ではなく、品目を含むトランザクション・フロー中に生成される値を取得します。 「品目区分の編集」ページの「トランザクション属性」タブでトランザクション属性を作成します。 属性ごとに、その有効日を指定します。 これらの有効日に基づいて、属性が有効な下位アプリケーションを選択し、その属性を許容値の事前定義済セットに関連付け、オプションのデフォルト値および単位を指定します。 有効期間中に属性を非アクティブ、必須、読取り専用または非表示に設定することもできます。 品目区分のトランザクション属性は、品目区分の子孫によって継承されます。 子区分に含まれるトランザクション属性のメタデータを上書きできますが、その場合は継承が破棄されます。 トランザクション属性は、すべてのタイプの品目で定義できます。