ワークフロー・ステータス
この項では、品質問題と品質処理を管理するための標準プロセスおよび再現可能プロセスが、ワークフローによってどのように確立されるかについて説明します。
ワークフローは、ビジネス・プロセスを通じて品質問題や品質処理を進めていく際に実行する一連のステップです。 品質チームと関係者は、ワークフロー・ステータスを通じて品質イベントの進捗を追跡できます。
品質イベントが「承認」や「クローズ済」のような読取り専用状態にある場合は、そのイベントを編集できません。 ワークフローの「承認」ステータスが拒否されると、ワークフロー情報タイルに「<user name>により否認」というメッセージが表示されます。
事前定義済ステータス
品質問題のワークフローは、その使用方法に基づいて構成されます。 品質問題ワークフローは、次のデフォルトのワークフロー、または管理者が作成したワークフローのいずれかになります。 これらの事前定義済ステータスに従ってワークフローが進行していきます。
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問題促進ワークフロー - 下書き、オープン、クローズ済。
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問題ワークフロー(レビュー含む) - 下書き、オープン、処理中、クローズ済。
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問題ワークフロー(承認含む) - 下書き、オープン、処理中、承認、クローズ済。
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問題解決 - 下書き、オープン、レビュー、抑制、処理中、抑制削除、クローズ済。
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問題例外 - 下書き、オープン、クローズ済。
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問題ワークフロー(事前承認および承認含む) - 下書き、オープン、初期承認、問題解決、最終承認、クローズ済。
この図は、使用方法に基づいたデフォルトの品質問題ワークフローのワークフロー・ステータスを示しています。

品質処理のワークフローも、その使用方法に基づいて構成されます。 品質処理ワークフローとして、すぐに使用可能な次のワークフローまたはユーザー定義の追加ワークフローのいずれかを使用できます。 これらの事前定義済ステータスに従ってワークフローが進行していきます。
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品質処理促進ワークフロー - 下書き、オープン、クローズ済。
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品質処理ワークフロー(レビュー含む) - 下書き、オープン、処理中、クローズ済。
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品質処理ワークフロー(承認含む) - 下書き、オープン、処理中、承認、クローズ済。
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是正・予防処置ワークフロー - 下書き、オープン、処理中、根本原因、ソリューション設計、ソリューション計画、検証、クローズ済。
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品質処理ワークフロー(事前承認および承認含む) - 下書き、オープン、初期承認、処理解決、最終承認、クローズ済。
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8Dワークフロー - 下書き、D0: 計画、D1: チーム結成、D2: 問題定義、D3: 暫定抑制、D4: 根本原因特定、D5: 是正の確認、D6: 是正処置の実装、D7: 再発予防、D8: チーム祝福、クローズ済。
この図は、使用方法に基づいたデフォルトの品質処理ワークフローのワークフロー・ステータスを示しています。

ワークフロー・タスクは、180日以上使用されていない場合、自動的に取り下げられます。 これが発生すると、品質問題や品質処理を変更できなくなります。
このしきい値は、「BPMワークリスト」→「管理」→「アプリケーション・プリファレンス」の「アプリケーション・プリファレンス」ページにある「オープン・タスクを取り下げるまでの日数」フィールドで設定されます。 これを変更するには、ワークフロー・タスクの「タスク構成」タブ内の「期日」サブタブで期限切れの設定を変更します。 タスク・レベルの期限切れの設定は、180日の自動取下げ設定より優先されます。
拡張検索を使用した品質オブジェクト・ワークフローへのユーザーの追加
「拡張検索」を使用して、品質問題と品質処理のワークフローを検索し、承認者を割り当てます。 「次で始まる」、「次で終わる」、「次と等しい」、「次を含む」などの検索演算子では、承認者の選択を行うためにEメールまたは名前などの追加の検索フィールドを許可する機能がサポートされます。 これにより、品質問題または品質処理の承認のために必要な承認者を検索して見つけるために新たな方法を使用できるようになり、柔軟性が高まります。 品質問題および品質処理の承認者およびセキュリティの検索結果リストには、名前だけでなくユーザー名およびEメールも表示されます。