標準原価の作成

品目の標準原価を定義でき、関連する評価ユニット、原価要素および費用プールも定義できます。標準原価を原価シナリオに関連付ける必要があります。

「原価会計」作業領域で、「標準原価の管理」タスクをクリックします。
「追加」アイコンをクリックします。
「標準原価の作成」ページで、この標準原価を関連付ける原価シナリオを選択します。
原価シナリオに原価積上グループがある場合は、原価を入力する原価積上グループで原価組織と原価台帳の組合せを選択する必要があります。

ノート:
FBDIなどのバルク・インタフェースまたはデスクトップ・スプレッドシート・インタフェースを使用してこれらの標準原価を入力する場合は、受入原価レコードに原価組織および原価台帳を指定する必要があります。
標準原価を定義する品目および評価ユニットを選択します。

品目および評価ユニットの原価を入力する前に、在庫組織で品目を定義する必要があります。
調達資材のコストを定義する場合は、「購買原価」を選択します。

購買原価は、原価シナリオがサプライ・チェーン原価積上に対して使用可能であり、ソーシング割当の品目に購買ソース・ルールが存在する場合にのみ、品目の標準原価を計算するために原価の積上プロセスで使用されます。

購買原価は、原価会計の在庫トランザクションの原価計算には使用されません。
「標準原価詳細」リージョンで「行の追加」アイコンをクリックします。
原価要素、原価要素タイプ、ユニット原価および費用プール(該当する場合)の値を入力します。
「保存してクローズ」をクリックします。

ノート:

原価シナリオを公開すると、購買原価が公開されます。ただし、この公開済購買原価はトランザクションの原価計算に使用されません。かわりに、後続のシナリオで原価の積上プロセスで使用されます。公開済標準原価のみが、在庫および原価トランザクションの評価に使用されます。
期間平均原価使用可能原価台帳では、原価シナリオの対応する期間がオープン、クローズ保留または未オープン・ステータスで、原価シナリオが未公開の場合のみ、既存の標準原価を更新または削除できます。原価シナリオを公開した後は、既存の標準原価を更新できますが、削除できません。