スプレッドシートでの標準原価の管理
オフラインで作業する必要がある場合は、Microsoft Excelスプレッドシートを使用して標準原価を管理します。 Oracle Application Development Framework Desktop Integration (ADFdi)を使用することで、資材標準原価を一括で作成および更新できます。
ADFdi機能の利点は次のとおりです。
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標準原価をスプレッドシートにダウンロードした後は、アプリケーションに接続していなくてもデータを変更できます。
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スプレッドシートを使用すると、データの一括エントリや一括更新を簡単に実行できます。
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オンラインで原価計算アプリケーションに接続しているときに、それらのデータをアップロードしてエラーを確認できます。
スプレッドシートで標準原価を管理するには、最初にADFdiインストーラをダウンロードして実行する必要があります。
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「ナビゲータ」→「ツール」→「デスクトップ統合インストーラのダウンロード」をクリックします。
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「ファイルの保存」をクリックしてデスクトップ統合インストーラをダウンロードします。
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実行可能ファイルをダブルクリックしてADFデスクトップ統合インストーラをインストールします。
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インストール処理を続行するには、「インストール」をクリックしてください。
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「閉じる」をクリックしてインストール・プロセスを完了します。
次に、標準原価データをダウンロードします。
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「原価会計」作業領域で、「原価シナリオの管理」タスクをクリックします。
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必要な原価シナリオを検索して開きます。
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「処理」メニューから「標準原価の管理」を選択します。
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「スプレッドシートでの管理」をクリックして、標準原価定義スプレッドシートをダウンロードします。
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「プログラムから開く」オプションを選択して、標準原価定義Excelファイルを開きます。
ファイルには「標準原価の作成」と「標準原価のインポート」という2つのワークシートがあります。
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「はい」をクリックしてアプリケーションに接続します。
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資格証明でログインし、作業を開始します。
標準原価の小さいバッチ(最大20レコード)をアップロードするには、「標準原価の作成」ワークシートを使用し、より多くの標準原価をアップロードするには、「標準原価のインポート」ワークシートを使用します。 次に、スプレッドシートで標準原価を管理する方法を示します。
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既存のデータを変更するには、各行で更新対象のセルを更新します。
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新規標準原価を追加するには、ワークシートに行を追加し、それぞれのセルに値を入力します。 または、データが移入されている既存の行をコピーしてワークシートに貼り付けてから、必要なセルを変更します。
「品目」、「評価ユニット」、「原価要素」、「費用プール」および「単位原価」列の値のみ変更できます。 「費用プール」を除き、すべての編集可能列が必須です。
行の情報を更新すると、その行の「変更済」列が自動的に更新され、変更インジケータ・アイコンが表示されます。 非アクティブ・セルは読取り専用フィールドで、アップロード・プロセスには含まれません。
ワークシートを更新した後、「アップロード」をクリックして原価会計内のデータを同期します。 「アップロード」をクリックすると、「標準原価のインタフェース」プロセスが送信されます。 プロセスのステータスは、「予定済プロセス」ページで確認できます。
ワークシートの「行ステータス」列が、変更された各行の成功またはエラー・メッセージで更新されます。 エラーが発生した場合は、エラーのある行を修正してデータを再アップロードするか、「インタフェースから標準原価を削除」プロセスを実行してアプリケーションからエラーのある情報を削除できます。