Functional Setup Managerコンポーネントの連携方法
実装では、オファリング、機能領域、機能、および設定タスクが連携します。
オファリング
オファリングは、Fusion Applicationsがサポートするビジネス・プロセスのコレクションを表します。 Oracle Cloudの各サブスクリプションで、1つ以上のオファリングを使用するライセンスが付与されます。これらのオファリングは、すべての実装の開始点となります。 オファリングは複数の機能領域および機能で構成されます。
機能領域
機能領域は、その親オファリング内の1つ以上のビジネス・サブプロセスおよびアクティビティを表します。 オファリングのコア操作を表す場合も、ビジネスに関連する、または関連しない、オプションのアクティビティを表す場合もあります。 オファリングを使用可能にしてその実装を開始すると、コア機能領域も自動的に使用可能になります。 オプションの機能領域にオプト・インして使用可能にすることも、オプト・アウトすることもできます。 機能領域をより小さな機能領域に分割して階層を作成すると、一度に1ステップずつオプト・インする対象を決めるのに便利です。 一部の機能領域は、複数のオファリングに適用できます。 共有の機能領域を設定すると、別の親オファリングの実装時に再度設定する必要がありません。 しかし、次に他の親を実装するときに、対応が必要なオファリング固有タスクがあるかどうかを確認することをお薦めします。
機能
機能は、機能領域に適用可能なオプションのビジネス・プラクティスまたはビジネス方法です。 機能領域と同様に、ビジネス・プロセスの要件に応じて、機能をオプト・インするかオプト・アウトするかを決定できます。 機能は、次の3種類のいずれかになります。
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「はい」または「いいえ」: 単一のチェック・ボックスで表され、オプト・インするかオプト・アウトするかを決定できます。 オプト・インする場合はチェック・ボックスを選択し、オプト・アウトする場合は選択を解除します。
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単一選択: 複数のオプションがあるが、1つのオプションのみ選択できます。 ビジネス・プロセスに適用するオプションを選択します。
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複数選択: 複数のオプションがあり、複数のオプションを選択できます。 いずれのオプションにもチェック・ボックスがあります。 適切なオプションを選択して、ビジネス・プロセスに適用するものをすべて選択します。
設定タスク
設定タスクは、オファリングの設定に必要な作業と、そのオファリングが表すビジネス・プロセスおよびアクティビティを表し、それらをトランザクション処理に使用できるようにします。 オファリングの実装時に、これらのタスクを実行して設定データを入力します。
オファリングと機能領域の設定要件を表すタスクがタスク・リストにグループ化され、階層構造に編成されます。 たとえば、1つのオファリングのすべての設定タスクがタスク・リストにグループ化され、そのオファリング内の機能領域の設定を表すタブタスク・リストも含められます。 これにより、互いに関連する設定データを把握しやすくなり、設定の管理に役立ちます。