Groovyスクリプトのデバッグ
アプリケーション・コンポーザでGroovyデバッガを使用して、オブジェクトに対して定義したオブジェクト関数および検証をデバッグします。 デバッグ中に、オブジェクトおよび属性値を調べることもできます。 デバッガには、「カスタム・オブジェクト」ページまたは「標準オブジェクト」ページからアクセスします。
デバッガへのアクセス
アプリケーション・コンポーザの「カスタム・オブジェクト」ページまたは「標準オブジェクト」ページからデバッガにアクセスします。
デバッガにアクセスするには:
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アプリケーション・コンポーザの「オブジェクト」ツリーで、「カスタム・オブジェクト」または「標準オブジェクト」リンクをクリックします。
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表示されるカスタム・オブジェクトまたは標準オブジェクトの「オブジェクト」ページで、デバッグするオブジェクトを選択し、表のツールバーにあるデバッガ・アイコンをクリックします。
デバッガ・アイコンはてんとう虫のアイコンです。
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デバッガUIで、そのオブジェクト用にGroovyで定義されているオブジェクト関数および検証を確認します。
デバッガの使用
デバッガには、次の表で説明する複数のリージョンが含まれており、これらを使用してオブジェクトのスクリプトをデバッグできます。
デバッガ・リージョン |
説明 |
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メイン・ツールバー |
ツールバーから、確認するオブジェクトを選択し、デバッグ・プロセスを開始できます。 |
左ペイン・リージョン |
このリージョンには、選択したオブジェクトに定義されているオブジェクト関数および検証が表示されます。 |
メイン・スクリプト・リージョン |
このリージョンには、選択したGroovyスクリプトが表示されます。 |
「スタック」リージョン |
このリージョンには、コール・スタックが表示されます。 たとえば、Function1とFunction2の2つの関数があるとします。 Function1は、Function2をコールします。 Function2内でデバッグする場合、「スタック」リージョンには、現在実行されているFunction2の文と、Function2がコールされた親Function1に関する情報が表示されます。 |
「変数」リージョン |
このリージョンには、変数および関連する値が表示されます。 |
「ブレークポイント」タブ |
このタブには、ブレークポイントがある文(行番号)が表示されます。 ブレークポイントは、Groovyスクリプト内の、デバッグ中にスクリプトを一時停止させる場所です。 デバッガはその文で停止します。 |
「ログ」タブ |
このタブには、すべてのログが表示されます。 スクリプトに |
デバッガを使用するには:
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アプリケーション・コンポーザの「オブジェクト」ツリーで、「カスタム・オブジェクト」または「標準オブジェクト」リンクをクリックします。
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表示されるカスタム・オブジェクトまたは標準オブジェクトの「オブジェクト」ページで、デバッグするオブジェクトを選択し、表のツールバーにあるデバッガ・アイコンをクリックします。
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デバッガUIでは、左ペインに、Groovyでそのオブジェクトに対して定義されているオブジェクト関数および検証が表示されます。 確認するスクリプトを選択します。
スクリプトは、メイン・スクリプト・リージョンに表示されます。
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デバッグを開始するには、ツールバーで次のいずれかのアイコンをクリックします。
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ステップ実行
選択したスクリプトの文を一度に1つずつ確認します。
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トレース実行
実行中の文が関数のコールで、その関数内でデバッグする場合は、「トレース実行」をクリックします。
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ステップ・アウト
子関数内でデバッグしていて、コントロールを親関数に戻す場合は、「ステップ・アウト」をクリックします。
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実行
スクリプトの次のブレークポイントに移動します。 ブレークポイントがこれ以上存在しない場合、デバッガは選択したスクリプトの評価を完了し、デバッガ・セッションを閉じます。
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デバッガの有効化および無効化
デバッガは、デフォルトで有効になっています。 ただし、デバッガを非表示にしたり後で再度表示する場合は、「ADF: スクリプト・デバッガの有効化」プロファイル・オプションを設定します。
「ADF: スクリプト・デバッガの有効化」プロファイル・オプションを設定するには:
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「設定と保守」作業領域で、次のように選択します。
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オファリング: 営業
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機能領域: 営業基盤
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タスク: 管理者プロファイル値の管理
「管理者プロファイル値の管理」ページが表示されます。
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「プロファイル表示名」フィールドに「ADF: スクリプト・デバッガの有効化」と入力して、「検索」をクリックします。
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「プロファイル値」リージョンのサイト・レベルで、TRUEまたはFALSEのいずれかを入力します。
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TRUEの場合、デバッガが表示されます。
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FALSEの場合、デバッガを非表示になります。
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