ランタイム・メッセージ
「ランタイム・メッセージ」ページ(診断ダッシュボードとも呼ばれる)を使用して、スクリプトがログに書き込んだ診断メッセージを表示します。 これらの診断メッセージを使用して、スクリプトのデバッグを支援します。
「ランタイム・メッセージ」ページで、「最新ログ・メッセージの取得」ボタンをクリックして、ログ・ファイルから最新のGroovyスクリプト・メッセージを取得します。
アプリケーション・コンポーザの「ランタイム・メッセージ」ページにアクセスするには、「共通タスク」ペイン(左下)に移動し、「実行時メッセージ」をクリックします。 この処理を実行するには、アクティブなサンドボックスにいる必要があります。
ランタイム・メッセージはユーザー固有です。 自分が作成したメッセージのみを表示できます。
スクリプトを使用したログへのメッセージの書込み
診断ログにメッセージを書き込むには、print
またはprintln
関数を使用します。 前者は復帰改行文字なしで値を書き込み、後者はその値を復帰改行とともに書き込みます。 たとえば:
// Write a diagnostic message to the log. Notice how
// convenient string substitution expressions are
println("Status = ${Status_c}")
メッセージを検索
「ランタイム・メッセージ」ページでメッセージを検索するには:
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アプリケーション・コンポーザで、「共通タスク」ペイン(左下)に移動し、「実行時メッセージ」をクリック
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「最新ログ・メッセージの取得」ボタンをクリックして、ログ・ファイルから最新のGroovyスクリプト・メッセージを取得します。
println Groovyスクリプトは、起動元のUIに応じて異なるアプリケーションに書き込まれます(つまり、スクリプトがトリガーされる場所)。
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スクリプトがアプリケーションUIからトリガーされた場合、メッセージは、グローバル・ホーム・アイコンをクリックするとURLに表示されるアプリケーションの「共通設定」>「ランタイム・メッセージ」に書き込まれます : http:// <host> : <port> / <application> /faces/CrmFusionHome.
たとえば、URL内のアプリケーションがCustomerの場合は、Customer Centerアプリケーションの「共通設定」>「ランタイム・メッセージ」にナビゲートしてランタイム・メッセージを検索します。
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スクリプトがデスクトップUIからトリガーされた場合、メッセージは同じ「ランタイム・メッセージ」ページに表示されますが、スクリプトがトリガーされた実際のwebアプリケーションの下に表示されます。
たとえば、println Groovyスクリプトが、アプリケーションの「UI商談」ページに表示される見積の作成ボタンに関連付けられている場合、メッセージはCustomer Centerアプリケーションのランタイム・メッセージに出力されます。 デスクトップの「UI商談」ページに同じ処理が表示される場合、スクリプトが営業およびサービス・アプリケーションからトリガーされたため、関連するメッセージが営業およびサービス・アプリケーションのランタイム・メッセージに印刷されます。
逆の日付順にソートして最新のメッセージを最初に表示するには、タイムスタンプ列ヘッダーの下向き矢印をクリックします。
パフォーマンスの向上
テストが完了したら、パフォーマンスを向上させるために、スクリプトからprintln関数を削除することを検討してください。
ランタイム・メッセージ・ページのトラブルシューティング
ランタイム・メッセージ・ログの表示に問題がある場合は、次を実行してランタイム・メッセージ・ロギングを有効にしてください:
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「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・オプションの管理」 タスクを検索します。
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「プロファイル・オプションの管理」ページで、新規アイコンをクリックします。
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「プロファイル・オプションの作成」ページで、次の詳細を含むプロファイル・オプションを作成します:
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プロファイル・オプション・コード: ORACLE_ADF_BUSINESSEDITOR_ENABLESCRIPTLOGGING
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プロファイル表示名: ORACLE.ADF.BUSINESSEDITOR.ENABLESCRIPTLOGGING
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他のすべての必須フィールドに、関連する詳細を入力します。
サイト・レベルまたはユーザー・レベルでロギングを選択し、更新可能にできます。
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「保存してクローズ」をクリックします。
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設定および保守作業領域に戻り、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索します。
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「管理者プロファイル値の管理」ページで、作成したORACLE.ADF.BUSINESSEDITOR.ENABLESCRIPTLOGGINGプロファイル・オプションを検索し、その値をTrueに設定します。
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「保存してクローズ」をクリックします。
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UIサーバーを再起動する時間枠で、サポートにサービス・リクエストを送信します。