ゾーンベースの給与範囲差分処理

差分処理では、給与ベースのアサイメント等級および等級レートを使用して、給与範囲の最小点数、中間点数および最大点数が識別されます。就業者が在宅勤務中の場合、差分プロファイルで在宅勤務が有効になっているかどうかが決定されます。

有効になっていない場合は、処理する就業事業所を検索します。就業事業所がないか、事業所が差分プロファイルに含まれていない場合は、給与ベース等級レートが給与処理で使用されます。差分は適用されません。
有効にすると、処理する個人の住所が検索されます。

次の差分処理では、就業事業所または個人の識別住所の報酬ゾーン・タイプおよびゾーンが検索されます。また、対応する報酬ゾーン・タイプおよびゾーンに差分係数または上書き等級レートが適用されます。差分係数または上書き等級レートを使用して、給与範囲の最低点数、中間点数および最高点数が再計算されます。

就業事業所の例

カリフォルニア州の2人の就業者の就業事業所に基づくこの差分処理の例を次に示します。どちらも同じアサイメント等級と給与ベースを持ちます。事業所によって異なる報酬ゾーンに配置されるため、給与範囲および関連する給与メトリックは異なります。

差分処理によって就業者2の給与範囲がリモート就業者の場合にどのように変化するかを次に示します。 Bakersfieldと同じ報酬ゾーンにあるカリフォルニア州Modestoに住んでいます。