スキル・ライブラリの拡充
スキル・ライブラリ・エンリッチメント・エージェントは、Oracle AIのパワーを活用して、ビジネス・ニーズに応じてスキル・ライブラリを充実させ、AIが提案するスキルを柔軟にキュレーションできるようにします。
このエージェントを実行すると、Oracle AIは既存のスキル・ライブラリを読み取り、組織のスキルおよび資格要件を理解し、これらの要件の分析に基づいて新しいスキルを提案します。 各スキル提示には、組織に対するスキルの関連性に基づいて確度スコアが割り当てられます。
このエージェントを構成する場合、指定する必要があるパラメータは次のとおりです:
- AIスキルの提案を追加するスキル・カタログを指定します。 2つの事前定義済カタログを使用できます: 事前定義済のスキルおよび空のカタログであるスキル・ライブラリを含むOracle Dynamic Skillsシード・ライブラリ。 独自のカスタム定義のスキル・カタログを使用するには、スキル・タイプのアイテム・カタログを作成し、それをスキル・センターがサブスクライブするコンテンツ・セクションに関連付ける必要があります。
- 自動承認およびレビューの信頼度スコアしきい値を設定します:
- 自動承認の信頼度スコアしきい値: このしきい値以上のスコアを受け取るスキルは、レビューなしで選択したスキル・カタログに自動的に追加されます。
- レビューの信頼度スコアしきい値: スコアがこのしきい値より大きく、自動承認しきい値を下回るスキルは、「レビューが必要」ステータスでスキル・カタログに追加されます。 このステータスのスキルはカタログ管理者にのみ表示され、Microsoft Excelまたは のいずれかでこれらのスキルをレビューできます。「レビューが必要」しきい値のレベルを下回っているスキルは、レビューのためにスキル・カタログに追加されません。
- ターゲット・スキル・カタログに追加されるスキル提示のシノニムを含める場合に選択します。
シノニムは、スキルに一般的に使用される別の名前です。 短縮名、略称または業界固有の専門用語です。 たとえば、Python Scripting Frameworkというスキルがある場合は、Pyスクリプトなどの他の名前やPythonのみで認識できます。 スキル・カタログでこれらのそれぞれに個別のスキルを作成するかわりに、Python Scriptingという1つのスキルが追加され、そのスキルにシノニムが追加されます。
このエージェントを表示するには、管理者が機能セキュリティ権限WLF_MANAGE_BULK_SKILLS_LIBRARY_ENRICHMENTを持っている必要があります。