上書きルールと回復ルールの例
上書きルールと回復ルールの組合せを使用すると、ライフ・イベントをバックアウトして再処理する際に、加入者選択の復元を制御できます。
このトピックの例では、回復ルールが「バックアウト結果に選択肢がある場合、回復」である場合の、各上書きルールの動作をシナリオ別に示します。
メイン・シナリオの日付とイベント
次のメイン日付とイベントは、このトピックのすべての例に適用されます。
日付 |
イベント |
---|---|
2015年11月1日から28日 |
2016年1月1日に始まる新規プラン年のオープン登録期間 就業者が、次の選択肢を使用したオープン・イベントを経験します。
|
2015年11月15日 |
就業者がInFusion Medicalサービスに登録します |
2015年11月20日 |
管理者がオープン・イベントをバックアウトし、再処理します。 再処理の結果、回復ルールと生成された選択肢データに基づいて、就業者選択が復元されます。 |
変更がない場合、レートを上書き
管理者が、この上書きルールを「バックアウト結果に選択肢がある場合、回復」ルールと一緒に設定しました。 レート定義に変更を加えてオープン・イベントを再処理する前に、管理者はInFusion Medicalサービスのレートを5250米ドルに上書きします。
次の表は、構成されたルールの組合せによって選択がどのように復元されるかを、シナリオ別に示したものです。
オープン・イベントの再処理後のシナリオ |
結果 |
---|---|
同じ選択肢とレート |
選択肢データが変更されていないので、InFusion Medicalに対する5250米ドルの上書き値を使用して、選択が回復されます |
選択肢は同じだが、レートが異なる:
|
5250米ドルの上書き値ではなく、新しい5500米ドルのレート値を適用して、選択が回復されます |
常に上書きレートを使用
管理者が、このルールを「バックアウト結果に選択肢がある場合、回復」ルールと一緒に設定しました。 レート定義に変更を加えてオープン・イベントを再処理する前に、管理者はInFusion Medicalサービスのレートを5250米ドルに上書きします。
次の表は、構成されたルールの組合せによって選択がどのように復元されるかを、シナリオ別に示したものです。
オープン・イベントの再処理後のシナリオ |
結果 |
---|---|
同じ選択肢とレート |
InFusion Medicalに対する5250米ドルの上書き値を使用して、選択が回復されます |
選択肢は同じだが、レートが異なる:
|
加入者が当初選択した福利厚生サービスのレートが5500米ドルに変更されても、InFusion Medicalに対する5250米ドルの上書き値を使用して、選択が回復されます |
選択肢が減った:
|
加入者が当初選択したInFusion Medicalの選択肢がなくなったので、選択は回復されません |