回復ルール
回復ルールを使用すると、ライフ・イベントをバックアウトして再処理する際に、ライフ・イベント処理で加入者選択がどのように回復されるかを制御できます。
回復ルールは、「プラン構成」作業領域でプログラムやプランを作成または編集する際に、「登録」ページの「ライフ・イベント」タブで選択します。
例: 加入者のオープン登録イベントをバックアウトし、福利厚生サービスに変更を加えた後、オープン・イベントを再処理したとします。 再処理を行うと、オープン・イベントに対して構成した回復ルールに応じて、元の加入者選択が回復されます。
「未処理」ステータスを使用してライフ・イベントをバックアウトした場合にのみ、バックアウトされたライフ・イベントを再処理すると、加入者選択がリストアされます。
回復ルール
次の表は、各回復ルールの名称とその説明、およびそれらをどのような場合に使用するかを示したものです。
ルール |
説明 |
使用する状況 |
---|---|---|
ライフ・イベントに選択肢の変更がない場合、すべて回復 |
ライフ・イベントをバックアウトした日から再処理した日までの間に選択肢が変更されなかった場合に、選択を回復します。 例: レート値や定義が変更された場合、再処理をしても選択は回復されません。 |
選択肢の変更が加入者の選択決定に影響する可能性があり、加入者にレビューや新規選択を行わせたい場合。 ユーザーが選択を行わなかった場合、再処理時にこのルールが使用されます。 |
バックアウト登録に変更がない場合、回復 |
ライフ・イベントの再処理後にも加入者の元の選択が変わらなかった場合に、選択を回復します。 |
新しい選択肢や、加入者がもともと選択しなかった選択肢への変更によって、加入者が元の選択決定を再検討する必要がない場合。 |
バックアウト結果に選択肢がある場合、回復 |
加入者が選択肢に対して適格であるかぎり、選択を回復します。 例: 加入者が最初に選択したアクティビティ・レートの値を変更したとします。 ライフ・イベントを再処理すると、加入者が選択肢に対して適格であるかぎり、それらの選択が新しいレートで回復されます。 注意:
アクティビティ・レートが上昇すると、参加者の選択によって自動的にコストが増加し、参加者は選択を再評価する機会がない可能性があります。 |
次の場合:
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バックアウト結果に選択肢がある場合は回復、ない場合はデフォルトを適用 |
このルールは、「バックアウト結果に選択肢がある場合、回復」ルールに類似しています。 このルールでは、選択肢が存在する場合は選択を回復します。 存在しない場合、加入者は構成済のデフォルトを使用して登録されます。 |
加入者にこれらの変更のレビューを求めることなく、加入者の元の選択に変更を適用する場合。 加入者に一部の選択に対する選択肢がなくなった場合は、かわりにデフォルトを使用して選択を行います。 |
回復なし |
選択を回復しません。 |
次の場合:
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