フレキシブル支出口座の補償範囲の再開
このトピックでは、フレキシブル支出口座(FSA)の構成方法について説明します。FSAは、特定の日付で新規に開始することが要件となる場合があります。 たとえば、米国のFSAプラン(健康管理や扶養家族介護の精算など)は通常、カレンダ年ごとに新規に開始する必要があります。
また、FSAプランでは通常、加入者が以下に該当する場合でも、登録額を明示的に入力する必要があります。
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前年に登録した
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翌年にも同じ補償範囲レベルを継続する予定である
現在登録している加入者の補償範囲は、12月31日に終了し、1月1日に再開されます。
FSAプランの構成
「プラン構成」作業領域で、次の操作を行います。
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「プログラム登録の編集」ページで、プログラム階層からFSAプランを選択します。
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「予定」タブで、「オープン」イベントを選択します。
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「セッション有効日」フィールドで、新規福利厚生年の初日を選択します(通常は1月1日)。
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「登録方法」フィールドで、「明示」を選択します。
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「登録ルール」フィールドで、「現行 - 保持または選択、新規開始; 新規 - 選択可」を選択します。 このルールを選択すると、現在の加入者は補償範囲額に変更がない場合でも、補償範囲額を再選択しなければならなくなります。 補償範囲は、処理済ライフ・イベントに対して構成された終了日に終了し、その翌日に再開されます。
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プラン構成に応じて、次のデフォルト登録ルールのいずれかを選択します。
デフォルト登録ルール
使用する状況
新規 - なし; 現行 - なし
通常のデフォルト登録ルールです。現行年の補償範囲を持つ加入者は、新規プラン年の補償範囲を再選択する必要があります。
新規 - デフォルト; 現行 - デフォルト
FSAプラン構成にプランまたはオプションの放棄が含まれている場合は、プランやオプションの放棄に対してこのデフォルト登録ルールを選択します。
新規 - デフォルト; 現行 - 同じ登録だがデフォルト・レート
FSAオブジェクトの標準レートのデフォルトがゼロである場合。
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「レポートおよび分析」作業領域で、加入者登録結果レポートを使用して設定をチェックします。
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オープン・イベントが処理される1日前のレポート結果を表示します。 結果には、各FSAプランの現行登録者(および登録者の現行選択額)のリストが表示されます。
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オープン登録期間の終了後に同じレポートを実行して、補償範囲が加入者選択に応じて再選択された(または終了した)ことを確認します。
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テスト・インスタンスでのテスト手順
テスト・インスタンスで登録ルールを設定したら、次のステップに従います。
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新規プラン年の初日時点の「評価およびレポート」作業領域で、オープン・イベントを処理します。
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現在のFSAプラン加入者の登録情報を検索します。 「ナビゲータ」メニューの「福利厚生」で「登録」を選択して、加入者を検索して選択し、「福利厚生サービス・センター」ページを開きます。
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この日付を対象に、「登録結果」ページで次の点を確認します。
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FSAプラン内の既存の登録が表示されていない
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他の福利厚生プランに含まれる既存の登録は(予期したとおりに)表示されている
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「登録」ページでFSAプランを明示的に選択し、補償範囲額を指定して、新規プラン年に対して再度登録します。
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補償範囲の開始日がプラン年の初日であり、元の補償範囲の開始日が予期したとおりであることを確認します。
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セッション有効日として、新規プラン年の初日を選択します。
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「登録結果」ページで、補償範囲について次の点を確認します。
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前プラン年の最終日に終了している
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新規プラン年の初日に再開されている
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次の方法を使用して就業者のセルフサービス登録ページを開き、同じ手順に従って就業者のセルフサービス登録をテストできます。
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セルフサービス登録構成の管理ページで、パラメータ表示が選択されていることを確認します。
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「ナビゲータ」メニューの「自分」で「福利厚生」を選択します。
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個人を検索し、選択します。
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「続行」をクリックします。