「テスト環境の個人データのパージ」プロセスの概要
実装およびテスト中に、HCMデータのロード、テスト、パージおよび再ロードが必要になることがあります。 テスト環境から個人データをパージするには、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスを使用します。
このトピックでは、プロセスを有効化し、そのパージ対象となるデータを識別する方法について説明します。
個人データのパージ・プロセスの有効化
テストまたはステージ環境では、「テスト環境の個人データのパージ」プロセスがデフォルトで有効化されるようになりました。
「テスト環境の個人データのパージ」プロセスは本番環境では実行できません。
個人データのパージ
「テスト環境の個人データのパージ」プロセスでは、パスポート、市民権レコード、免許、Eメール、住所、国別識別子およびその他情報タイプのデータなどの個人レコードがパージされます。 また、次のタイプの依存データもパージします。
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休暇欠勤
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アサイメント(その他情報タイプを含む)
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福利厚生
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計算カード
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報酬
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連絡先および連絡先続柄
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文書および添付ファイル
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エレメント・エントリ
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目標
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給与関係
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パフォーマンス・レコード
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ロールとユーザーの詳細
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タレント・プロファイル
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雇用関係
テスト環境でユーザー・アカウントの削除要求が生成されます。 これらの要求を処理するには、「テスト環境の個人データのパージ」が完了した後で「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスを実行する必要があります。
パージ・プロセスからの除外
「テスト環境の個人データのパージ」プロセスでは、次のタイプのデータはパージされません。
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事前定義済の個人データ。
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福利厚生プログラムに登録されている連絡先。
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Oracle Trading Community Architecture (TCA)データ。
このプロセスでは、TCA表内の依存TCAレコードは非アクティブ化されますが、それらがパージされることはありません。
処理済の給与計算処理が関連付けられている就業者はパージされません。 このような就業者をパージするには、関連する給与プロセスを事前にロールバックする必要があります。