スプレッドシート・テンプレート設計に関するガイドライン
スプレッドシート・テンプレートは高度に構成可能です。 したがって、特定のビジネス・ユースケースをサポートするように設計できます。 このトピックでは、エラーの範囲を最小限に抑える、使いやすいスプレッドシート・テンプレートを作成するためのガイドラインをいくつか示します。
サポートされる処理
ビジネス・オブジェクトに応じて、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して、オブジェクト・コンポーネントを作成および更新するか、削除できます。 オブジェクトの作成と更新の両方に対応する単一のスプレッドシートを設計できます。 ただし、単一の処理をサポートするスプレッドシート・テンプレートの方が、ユーザーにとってより効率的であり、管理が容易です。 たとえば:
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オブジェクトを作成するためのテンプレートでは、新しいオブジェクトに指定する必要があるすべての属性を必須としてマークできます。 通常、オブジェクトの更新時には同じ属性は必要ないため、オブジェクトを更新するためのテンプレートでは異なる属性を必須としてマークできます。
ヒント:属性を必須としてマークするには、デザイン・ページの「選択した属性」パネルで属性を編集し、「必須」を選択します。
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オブジェクトを更新するためのテンプレートでは、更新するレコードを識別する値リストを構成できます。
値リスト
多くの属性では、選択リストおよび検索可能な値リストを指定して、ユーザーが有効なデータのみを入力できるようにすることができます。 一部の属性には、デフォルトで値リストがあります。 具体的には次のとおりです。
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参照により検証される一部の属性には、選択リストが自動的に構成されます。 ユーザーがセルをクリックすると、値リストが表示されます。
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テンプレートから外部オブジェクトを参照するには、Oracle FusionサロゲートID属性を含めることができます。 このような属性は検索可能な値リストで自動的に構成され、選択された属性はスプレッドシートに返されます。 サロゲートID自体は意味がない場合もありますが、スプレッドシートに含まれる属性の独自の値リストを構成することもできます。 これらの属性は、参照タイプ、値セットまたはビュー・オブジェクトを使用して検証できます。
たとえば、単に個人IDを返すのではなく、「個人番号」などの他の属性に追加の値を返すことができます。 名前や番号識別子など、レコードの識別に通常使用される別の属性に、値リスト構成をコピーすることもできます。 認識可能な番号を返すように値リストを構成します。
値リストを持つ属性には、スプレッドシート・テンプレートの「使用可能な属性」パネルで、名前の前に「値リスト」アイコンが表示されます。
デフォルト値
スプレッドシート・テンプレート内の属性のデフォルト値を構成できます。 デフォルト値のある属性は、その値を強制できるように、除外することが必要になる場合があります。 または、ユーザーが値を入力できるように属性を含め、デフォルト値を上書きすることもできます。
日付エディタ
すべての日付属性に対して自動的に日付エディタが提供されます。 ただし、ユーザーは、日付エディタを初期化するためにスプレッドシートの行をクリックする必要があります。 したがって、行の最初の列を日付値にしないことをお薦めします。 このアプローチにより、行の日付エディタが使用される前に初期化されるようになります。