ソース・キー
ソース・キーは、そのソース・システム内のビジネス・オブジェクトを識別するIDです。 ソース・キーは、統合有効ビジネス・オブジェクトに対してのみサポートされています。 ビジネス・オブジェクトを作成または更新するときに、ソース・キーを使用できます。
ソース・キーを使用することはすべての実装についてお薦めしまが、データがソース・システムで保守される継続的な統合においては、特に、このことが該当します。
ソース・キー構造
ソース・キーには、次の表に示す2つのコンポーネントが含まれます。
コンポーネント |
摘要 |
---|---|
ソース・システム所有者 |
データの発生元を識別します。 |
ソース・システムID |
ソース・システムに使用されているID。 IDは、ビジネス・オブジェクト・コンポーネントおよびソース・システム所有者で一意である必要があります。 |
キーにソース・システム所有者コンポーネントを持つと、複数のソース・システムから同じビジネス・オブジェクトのデータをアップロードできます。 たとえば、米国と英国の両方のデータベースにある個人データを1つのOracle HCM Cloudシステムに結合できます。 ソース・システムIDは、両方のソース・システムをまたいで一意である必要はありません。 ビジネス・オブジェクト・コンポーネントおよびソース・システム所有者に対してのみ一意である必要があります。
レコードに対して明白なソース・システムIDを持っていない場合には生成または導出できます。 たとえば、個人番号を住所タイプと連結して、個人住所のソース・システムIDを導出できます。
ソース・キーは、作成したレコードに対して保持されるのではありません。 統合キー・マップ表に存在します。
有効日ビジネス・オブジェクトのソース・キー
オブジェクトの有効日履歴を提供している場合は、ファイル内のすべての有効日レコードについてソース・システムIDを提供する必要があります。 値は、有効日履歴の行ごとに同じである必要があります。
デフォルトのソース・キー
オブジェクトの作成時にソース・キーを提供しないと、ソース・キーは自動的に作成されます。 デフォルトのソース・システム所有者はFUSIONで、デフォルトのソース・システムIDはサロゲートIDです。 ソース・キーは、ソース・キー・ビジネス・オブジェクトを使用して後で更新できます。 ソース・キー・ビジネス・オブジェクトでは、新規ソース・キーおよび更新対象のオブジェクトへの参照を提供します。
ソース・システム所有者値
ソース・システム所有者値は、HRC_SOURCE_SYSTEM_OWNER参照タイプに対して検証されます。 ソース・システム参照を使用してデータをロードする前に、この参照タイプにソース・システム名を追加する必要があります。 HRC_SOURCE_SYSTEM_OWNERを更新するには、「設定および保守」作業領域で「共通参照の管理」タスクを使用します。