雇用関係変更のロードの例
就業者オブジェクトには、雇用関係の保守を簡素化する、いくつかのインジケータ属性が備えられています。 これらのインジケータを使用して、退職やプライマリ・アサイメントの変更などの処理を要求します。 このトピックでは、これらのインジケータを使用して要求する雇用関係の変更の例を示しています。
有効日履歴全体を指定する場合、これらのインジケータはサポートされません。 これらは、独立した処理に対してのみ提供されています。 また、同じ雇用関係レコードには、複数のインジケータは指定できません。 たとえば、同時に同じ雇用関係に対して、雇用関係の終了(TerminateWorkRelationshipFlag)とグローバル異動の実行(GlobalTransferFlag)の両方を行うことはできません。
採用日の変更
採用日は、雇用関係の開始日です。 採用日を変更するには、雇用関係コンポーネントのNewStartDate属性で新しい日付を指定します。 雇用関係レコードのみをロードできます。 雇用条件とアサイメント・レコードは自動的に保守されます。
次の例では、既存の就業者の採用日を変更します。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES N
METADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|NewStartDate
MERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|2002/02/10
雇用関係の終了
雇用関係を終了するには、TerminateWorkRelationshipFlag属性がYに設定された雇用関係コンポーネントをロードします。 ActualTerminationDate属性で退職日を指定します。 退職日後は、すべての関連するアサイメントが自動的に非アクティブになります。
次の例では、雇用関係を終了します。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES N
METADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|TerminateWorkRelationshipFlag|ActualTerminationDate|ActionCode|ReasonCode
MERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|Y|2015/10/02|RESIGNATION|RESIGN_PERSONAL
雇用関係を終了しながらアサイメントのステータスを更新するには、Worker.datファイルで雇用関係およびアサイメント行をロードします。
この例では、雇用関係を終了しながらアサイメント・ステータスを更新します。
METADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|ActualTerminationDate|ActionCode|ReasonCode
MERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|2015/10/02|RESIGNATION|RESIGN_PERSONAL
METADATA|WorkTerms|AssignmentNumber|PersonNumber|LegalEmployerName|DateStart|WorkerType|ActionCode|ReasonCode|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EffectiveLatestChange|EffectiveSequence|AssignmentStatusTypeCode|BusinessUnitShortCode
MERGE|WorkTerms|ET955160008178426|955160008178426|Vision Corporation|2009/01/01|E|RESIGNATION|RESIGN_PERSONAL|2015/10/03|4712/12/31|Y|1|INACTIVE_PROCESS|Vision ADB
METADATA|Assignment|AssignmentNumber|PersonNumber|LegalEmployerName|DateStart|WorkerType|ActionCode|ReasonCode|WorkTermsNumber|EffectiveStartDate|EffectiveEndDate|EffectiveLatestChange|EffectiveSequence|AssignmentStatusTypeCode|BusinessUnitShortCode|FLEX:PER_ASG_DF|hdlG(PER_ASG_DF=Global Data Elements)
MERGE|Assignment|E955160008178426|955160008178426|Vision Corporation|2009/01/01|E|RESIGNATION|RESIGN_PERSONAL|ET955160008178426|2015/10/03|4712/12/31|Y|1|INACTIVE_PROCESS|Vision ADB|Global Data Elements|TestValue
雇用関係が終了すると、就業者の監督者関係には終了日が設定されます。
雇用関係の退職日の訂正
雇用関係終了日を訂正するには、新しいActualTerminationDateを指定して、CorrectTerminationFlag属性をYに設定します。
次の例では、終了済雇用関係の退職日を訂正します。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES N
METADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|CorrectTerminationFlag|ActualTerminationDate
MERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|Y|2015/10/08
退職の取消
退職を取り消すには、ReverseTerminationFlag属性がYに設定された雇用関係コンポーネントをロードします。
次の例では、雇用関係の終了を取り消します。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES N
METADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|LegalEmployerName|ReverseTerminationFlag
MERGE|WorkRelationship|VISION|1009_POS|1009|Cox-6-CWB|Y
雇用関係の取消
雇用関係を取り消すには、雇用関係に対するDELETE命令を使用して、CancelWorkRelationshipFlag属性をYに設定します。
次の例では、指定した雇用関係とそのすべての子レコードを削除します。
SET PURGE_FUTURE_CHANGES N
METADATA|WorkRelationship|SourceSystemOwner|SourceSystemId|PersonId(SourceSystemId)|CancelWorkRelationshipFlag
DELETE|WorkRelationship|VISION|1008_POS|1008|Y
プライマリ・アサイメントまたはプライマリ雇用関係の変更
プライマリ雇用関係をロードすると、DateForPrimaryFlagChange属性で指定した日付で、既存のプライマリ雇用関係が自動的に非プライマリになります。
非プライマリ雇用関係をプライマリにするには、PrimaryFlag属性をYに設定して、プライマリにする対象の雇用関係をロードします。 DateForPrimaryFlagChange属性で、雇用関係がプライマリになる日付を指定します。 この対応する変更が、雇用条件とアサイメントに対して自動的に行われます。 既存のプライマリ雇用関係のプライマリ・インジケータは、自動的にNに設定されます。