時間レコード・グループのロードに関するガイドライン
時間レコード・グループには、関連する時間入力、つまり、ある週次のタイム・カードでレポートされるすべての時間入力などが含まれます。 HCMデータ・ローダーを使用して、承認された時間レコード・グループ、つまり履歴データのみをロードできます。 アップロード後に時間レコード・グループを編集することはできません。
このトピックでは、HCMデータ・ローダーを使用して時間レコード・グループを正常にロードするために理解する必要がある時間レコード・グループ・オブジェクトの側面について説明します。
時間レコード・グループのロードの準備
時間レコード・グループをロードするには、次のことが必要になります。
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Oracle Fusion Time and Laborの設定が完了している必要があります。
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それぞれに有効な就業者アサイメントがある関連する個人レコードが、ターゲット環境に存在する必要があります。
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就業者時間処理プロファイルが、タイム・カード詳細をロードする就業者ごとに存在する必要があります。 時間処理プロファイルによって、タイム・カード・データのその他のコンシューマが識別される場合があります。
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Oracle Fusion Global Payrollがタイム・カード・データのコンシューマである場合、関連する給与エレメント・エントリが存在する必要があります。
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Oracle Fusion Project Costingがタイム・カード・データのコンシューマである場合、関連するプロジェクト原価計算設定データが存在する必要があります。
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また、次のものが必要になる場合もあります。
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時間ルール。ロードされるデータに検証や計算が必要な場合
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就業者時間入力プロファイル。就業者または勤怠管理マネージャが、ロードされたデータをアプリケーションで表示できる場合
キーの指定
時間レコード・グループ・オブジェクトではソース・キーはサポートされません。 このため、時間レコード・グループを作成するとき、ユーザー・キーを指定します。
事前定義済時間属性の問合せ
事前定義済の時間属性およびそのデータ型はユーザー・インタフェースでは表示されません。 時間属性名を問い合せるには、次のSQL問合せを使用します。
SELECT ATRB.NAME, ATRB.DISPLAY_NAME, ATRB.CLASS, ATRB.ATTRIBUTE_TYPE
FROM HWM_TM_ATRB_FLDS_VL ATRB
WHERE ATRB.ATTRIBUTE_CATEGORY NOT IN ('TIME_BUILDING_BLOCK', 'TIME_RECORD',
'TIME_RECORD_GROUP');
次の表は、この問合せからの結果の例を示しています。
属性名 |
属性の表示名 |
属性クラス |
属性データ型 |
---|---|---|---|
PJC_PROJECT_ID |
プロジェクト |
SIMPLE |
数値 |
PayrollTimeType |
給与時間タイプ |
MASTER |
Varchar |
時間レコード・グループの更新
時間レコード・グループを更新する場合は、変更されたレコードだけでなく、TimeRecordGroup.datファイルに時間レコード・グループ・オブジェクト全体を指定する必要があります。
時間レコード・グループの削除
サロゲートIDを使用して時間レコード・グループ・オブジェクトを識別している場合、HCMデータ・ローダーを使用してこれを削除できます。 時間レコード・グループ・オブジェクトを削除すると、その子コンポーネントも削除されます。 オブジェクトの個々のコンポーネントを削除することはできません。 次のTimeRecordGroup.datファイルの例では、時間レコード・グループとその子コンポーネントを削除します。 ここでは、サロゲートIDによってレコードが参照されます。
METADATA|TimeRecordGroup|TimeRecordGroupId|ResourceId|ResourceType|TcStartTime|TcStopTime|GroupType|SubResourceId
DELETE|TimeRecordGroup|100000001|100000008153756|PERSON|2010/01/04 00:00:01|2010/01/09 23:59:59|RPTD_TIME|100000008154060
既存オブジェクトのサロゲートIDを取得するには、HCMデータ・ローダー抽出の統合オブジェクト・ユーザー・キー・マップ抽出を使用します。