個人レコードの重複の確認方法
HCMデータ・ローダーを使用して個人レコードをロードするときに、重複レコードの確認を要求できます。 この場合、重複レコードをロードしようとするとエラー・メッセージが表示されます。
このトピックでは、個々の個人レコードの重複チェックの要求方法について説明します。 また、重複チェックの企業設定とこのオプションがどのように連動するかについても説明します。
個々の個人レコードの重複チェック
個人レコードの重複チェックを要求するには、就業者オブジェクトのPersonDuplicateCheck属性を含めます。 この属性には、次の表に示す値のいずれかを指定できます。 「説明」列は、重複レコードを特定するたびに使用される属性を示しています。
値 |
摘要 |
---|---|
ORA_NONEまたは空白値 |
重複チェックは行われません |
ORA_LN_FI_DOB_GEN_NID |
姓、名のイニシャル、生年月日および性別、または国別ID |
ORA_LN_FI_DOB_NID |
姓、名のイニシャルおよび生年月日、または国別ID |
ORA_LN_FN_DOB_GEN_NID |
姓、名、生年月日および性別、または国別ID |
ORA_NID_ONLY |
国別ID |
たとえば、PersonDuplicateCheckをORA_LN_FI_DOB_NIDに設定すると、次のいずれかの状況が発生した場合に、重複レコードが特定されます。
-
姓、名のイニシャルおよび生年月日が、既存の個人レコードのものとすべて一致する。
-
国別IDが、既存の個人レコードのものと一致する。
国民IDの値はフォーマットする必要があります。 たとえば、米国の社会保障番号987-65-4322をロードするには、ハイフンを含める必要があります。 数値に987654322を指定しないでください。 国固有の書式設定を省略すると、チェックが国別識別子に基づくときは、重複する個人レコードが検出されません。
企業の重複チェック
企業オプション「個人作成サービス重複チェック」により、個人レコードを一括でロードするときに、重複個人レコードのチェックがデフォルトで発生するかどうかが制御されます。 就業者オブジェクトのPersonDuplicateCheck属性を除外した場合は、「個人作成サービス重複チェック」の現在の設定が適用されます。 PersonDuplicateCheck属性を含めた場合は、関連する個人レコードで「個人作成サービス重複チェック」の現在の設定は無視されます。