HCMレート・イベント処理グループのロードの概要
イベント・ソリューションは、レートが再計算される従業員の数を制限することでレート計算プロセスのパフォーマンスを向上させます。
HCMデータ・ローダーを使用して、「HCMレートの生成」プロセスで使用するイベント処理および関連するイベント処理グループを作成します。
HCMレート送信タイプ
イベント処理の送信タイプを「手動」に設定できます。これは、ユーザーが「プロセス・イベント処理」フローを送信したときにレートが再計算されることを意味します。 このフローでは、レート・プロセスの結果を確認できるレポートが生成されます:
- 個人プロセス・ステータス・レポート: このレポートには、プロセスに含まれる従業員のほか、それらの従業員のレート計算のステータス、警告またはエラー・メッセージが表示されます。
- レート・レポート: このレポートには、プロセスに含まれる各従業員に対して計算されたレート値、レートの有効開始日、およびレートが最後に再計算された時期の詳細が表示されます。
従業員に対するイベント通知が発生するたびに自動でレート・プロセスを送信するオプションもありますが、このタイプの処理送信ではレポートが生成されません。
バックグラウンド・フローでの給与イベントの有効化
レート・イベント処理グループのエレメント・エントリの変更をモニターする場合は、バックグラウンド・フローを使用したイベント処理を有効にする必要があります。 バックグラウンド給与フローで給与イベントを処理の処理パラメータを「Y」に設定します。
レート・イベントおよび給与バランス
レートを給与バランスに基づいて計算する場合は、「HCMレートの生成」プロセスの実行が必要になる場合があります。このタイプのレートの変更はイベント・ベースではないためです。
イベント処理フレックスフィールド
HDLではイベント処理に関連するフレックス・フィールドがサポートされます。 たとえば、HCMレートのイベント処理を作成している場合、レート・フレックス・ラベルがHDLファイルに表示されます。 HCMレート再計算のイベント処理を作成するときに、「プロセス・モード」などのフレックス属性を指定し、レート・プロセスの実行方法を指定します。
フレックス名 | タイプ | 重要度 | 値 | フレックス説明 |
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プロセス・モード | 値リスト | 必須 | 高速 | ユーザーによるレート・プロセスの実行方法を示します。 選択する方法は、レートを会社のレポートに使用するか、給与計算に使用するかによって異なります。 |
オプション「高速」は、レート値の計算方法としては最速ですが正確性では最も劣ります。 処理期間の開始日と終了日のレート値が同じ場合、レート値が期間全体にわたって同じであるかどうかが判定されます。 開始値と終了値が異なる場合は、レート変更が発生した場所が判定されます。 |
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完全(デフォルト) | オプション「完全」はレートを毎日計算するため、時間はかかりますが最も正確です。 値セット: ORA_PAY_RATES_BATCH_PROC_MODE |
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定期 |
オプション「定期」は「高速」と同じように動作しますが、各レート計算期間の長さを指定してレート計算の精度を高めることができます。 たとえば、7日間の期間を指定して、レートを7日ごとに計算して比較できます。 |
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日数 | 値リスト | 条件付き | 数値 - 自由テキスト |
「定期」のプロセス・モードを使用しているときの各レート計算期間の長さを示します。 値セット: RATE_INTERVAL |