イベント処理およびイベント処理グループのロードの概要

HCMデータ・ローダーを使用してイベント処理をロードします。イベント処理はプロセスをイベント・グループ内のイベントにリンクします。

イベント処理は、遡及タイムカード処理やHCMレートの生成プロセスなど、HCM全体の複数の機能で使用されます。イベントが発生すると、イベント処理で定義された一連の条件に基づいてプロセスがトリガーされます。

イベント処理には様々なタイプがあり、それぞれに独自の送信制御ルールのセットがあります。これらの処理コードと処理名はユーザー入力可能な自由形式テキスト・フィールドです。次に、イベント処理タイプ・コードの有効な値とその意味を示します:

イベント処理タイプ・コード	意味
ORA_CREATE_RUN_REL_ACTIONS	履歴実行関係処理の作成
ORA_ANC_ACTION_TYPE_RESUBMIT	休暇欠勤の再送信
ORA_HWM_ACTION_TYPE_TC_RESUBMIT	タイムカードの再発行
ORA_HCM_RATES_RECALC	HCMレートの再計算
ORA_HRX_MX_SDI_UPDATE	メキシコSDIの更新

送信タイプ

イベント処理に関連付けられたプロセスでは、従業員にイベントがトリガーされるたびにプロセスを自動的に実行できます。トリガーされて処理されていないイベントがあるすべての従業員に対して、プロセスを手動で実行することもできます。イベント処理送信には次の2つのタイプがあります:

自動(SYNC):イベント処理通知が生成されるたびに、遡及計算や遅延採用などのプロセスが自動的に送信されます。
手動(MESS): プロセス・イベント処理フローを使用して、HCMレートの生成通知などのイベント処理通知が処理されます。プロセス・イベント処理フローではレポートが生成され、このレポートにプロセスに含まれる従業員や、警告メッセージまたはエラー・メッセージが表示されます。この送信タイプをHCMレート・プロセスに使用した場合、プロセスによって計算されたレートの詳細を示すレポートも生成されます。

HCMレートの生成機能など、各機能に対してイベント処理を作成します。
アサイメントの更新など、モニターする変更のタイプを識別するためのイベント・グループを作成します。イベント・グループには処理タイプが必要です。
イベント処理をイベント・グループに関連付け、どの機能がそのイベント・グループを使用するかを指定します。たとえば、イベント・グループを使用して、遡及タイムカード処理やHCMレートの生成に対する変更をモニターできます。