ADPグローバル・ビューの動的ファイル名の構成
動的に生成される出力ファイルの名前は次の形式に対応します:
ORC_Pxxzzz_YYYYMMDDHHMMSS_USOGPI_HRMD01_DUT8G2I.XML
このファイル名でADPグローバル給与インタフェース・ファイルを生成するように、参照タイプ、値セットおよびFastFormulaを構成します。
参照タイプ
動的ファイル名に含まれるいくつかのコンポーネントの実装固有の値を保持するように、新しい参照タイプを構成します。 たとえば、クライアント番号は顧客によって異なります。 ファイル名で使用する参照タイプを作成します。
参照タイプを作成する方法を次に示します。
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「ホーム」ページで、「自分のクライアント・グループ」タブの「参照」クイック処理をクリックします。
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「共通参照の管理」ページで、「新規」をクリックします。
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次の値を入力します:
パラメータ
値
参照タイプ
ADP_GPY_OUT_FILE NAME_COMP
内容
ファイル名コンポーネント値
摘要
ADPグローバル給与インタフェース出力ファイル名に含まれるコンポーネントの値を保持します。
モジュール
Oracle Fusion Middleware Extensions for Applications
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「参照コード」セクションで、「新規」をクリックします。
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次の値を入力します:
パラメータ
値1
値2
参照コード
ADP_GPY_SYSTEM_NUMBER
ADP_SAP_CLIENT_NUMBER
使用可能
はい
はい
内容
実績値
実績値
摘要
ADPグローバル・ビュー・システム番号
ADPグローバル・ビュー・クライアント番号
-
「保存」をクリックします。
値セット
値セットを使用して、動的出力ファイル名を形成するために必要な様々な値を抽出します。
次の表に、新しい値セットを定義する方法を示します。
導出対象 |
FROM句 |
ID列名 |
WHERE句 |
---|---|---|---|
国別仕様コード |
PER_LEGISLATIVE_DATA_GROUPS_VL |
LEGISLATION_CODE |
|
ファイル名コンポーネント |
HCM_LOOKUPS |
MEANING |
|
日時 |
dual |
|
NA |
同じ日に複数のファイルを生成するときの連番として機能する乱数 |
dual |
|
NA |
この表に示した名前とコードと同じ値セットを作成する場合は、「Fast Formula」セクションに記載されているサンプル式をそのまま使用できます。 ただし、異なる名前とコードを作成した場合は、FastFormulaを適切に更新します。
FastFormula
FastFormulaは、様々なファイル名コンポーネントを正しい順序で結合し、最終的なファイル名を返します。
次の表は、抽出ルール・タイプのFastFormulaの作成方法を示しています。
FastFormulaの作成中にLDGを指定しないでください。これにより、FormulaがLDG全体で使用可能になります。
Formulaパラメータ |
値 |
---|---|
Formula名 |
ADP_GPY_OUT_FILENAME_FORMULA |
摘要 |
様々なファイル名コンポーネントを統合し、最終出力ファイル名を動的に返すためのFormula。 |
Formulaテキスト |
|
Formulaが変数RULE_VALUEを介して値を返すことを確認します。
このFormulaを保存してコンパイルします。
抽出定義での構成
動的ファイル名の要件に対応するために、「ADPグローバル給与ファイル名」という追加属性が用意されています。 この属性で作成した追加の提供オプションをマップして、ADP_GPY_OUT_FILENAME_FORMULAというFormulaで返されるファイル名でファイルを生成できます。
アプリケーションは、提供オプションの属性を使用して、動的ファイル名でファイルを生成します。
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「ホーム」ページで、「自分のクライアント・グループ」タブの「抽出定義」クイック処理をクリックします。
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「名前」を「ADPグローバル給与の給与インタフェースV2」と指定して抽出定義を検索します。
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必要なすべての追加提供タイプに対応する追加提供オプションを作成します。
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「実行時ファイル名」属性で、「ADPグローバル給与ファイル名」を検索し、提供オプションにマップします。
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変更を送信し、検証が成功していることを確認します。
ADPグローバル給与の給与インタフェースを使用してADPグローバル・ビューと統合している場合:
生成されたファイル名を抽出の属性の1つに保存します。 アプリケーションは、提供オプションの属性を使用して、動的ファイル名でファイルを生成します。
-
「ホーム」ページで、「自分のクライアント・グループ」タブの「抽出定義」クイック処理をクリックします。
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「名前」を「ADPグローバル給与の給与インタフェース」と指定して抽出定義を検索します。
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抽出にレコードを作成します。
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タイプ「ルール」の属性をこのレコードに追加し、前に作成したルールFormulaを関連付けます。
ノート:最適な方法は、給与グループ・データなど、ルート・ブロックの下にレコードを作成することです。
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「タイプ」に「ルール」を、「ルール」にADP_GPY_OUT_FILENAME_FORMULAを指定します。
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作成している提供オプションの「実行時ファイル名」として、ステップ4で作成した属性を選択します。
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変更を送信し、検証が成功していることを確認します。
FTPサーバーの構成
ADPのセキュアなFTPサーバーを自動ファイル提供用に構成するには、BI Publisher用のSFTPサーバーの設定方法(文書ID 1526505.1)の手順に従います。
提供オプションの追加
ADPグローバル給与の給与インタフェースV2を使用している場合は、次のステップを実行して新しい提供オプションを追加します。
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「抽出提供オプション」をクリックし、新しい抽出提供オプションを追加します。
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次の詳細を入力します:
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提供オプション名: 任意の名前
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出力タイプ: XML
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レポート: /Human Capital Management/Payroll Interface/ADP Global Payroll Interface.xdo
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テンプレート名: 上書きテンプレート
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出力名: %de
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提供タイプ: 必要に応じて選択
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「追加詳細」セクションで、次の詳細を入力します:
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「実行時ファイル名」: 「ADPグローバル給与ファイル名」属性を検索して選択します。
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「提供タイプ」がFTPの場合は、FTPサーバーの構成の項の説明に従って、FTPサーバーがすでに構成されていることを確認してください。 次のステップの説明に従って、「追加詳細」セクションにサーバーの詳細を追加します。
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セキュアFTP: True。
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リモート・ディレクトリ: SFTPの宛先フォルダ名。
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サーバー名: BIPに入力したSFTPサーバー名
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実行時ファイル名: 「ADPグローバル給与ファイル名」属性を検索します。
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「送信」をクリックします。
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「抽出提供オプション」をクリックし、新しい抽出提供オプションを追加します。
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次の詳細を入力します:
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提供オプション名: 任意の名前
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出力タイプ: XML
-
レポート: /Human Capital Management/Payroll Interface/ADP Global Payroll Interface.xdo
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テンプレート名: 動的切替え上書きテンプレート
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出力名: %de
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提供タイプ: FTP
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「追加詳細」セクションに、次の詳細を入力します
実行時ファイル名: 抽出構造の更新の項で作成した属性を検索して選択します。
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「提供タイプ」がFTPの場合は、FTPサーバーの構成の項の説明に従って、FTPサーバーがすでに構成されていることを確認してください。 次のステップの説明に従って、「追加詳細」セクションにサーバーの詳細を追加します:
-
セキュアFTP: True
-
リモート・ディレクトリ: SFTPの宛先フォルダ名
-
サーバー名: BIPに入力したSFTPサーバー名
-
実行時ファイル名: 抽出構造の更新の項で作成した属性を検索して選択します。
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「送信」をクリックします
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「保存して閉じる」をクリックします